2月7日の20時より、山中隆平先生のライブ講演会が開催された。

 

講師を務める山中隆平先生は、UCLAにてインプラントや骨再生治療の分野で世界的に著名なDr.サーシャ・ジョバノビックに師事。インプラント治療を中心に多くの臨床経験を重ねた。帰国後はフライングドクターとして数々の難症例を執刀。開業した現在も、全国のインプラント認定医の元へ出張オペを続けている。

 

今回は『インプラント治療のゴールデンルールを学ぶ』と題したコースの後編。前回の基礎編に続き、臨床症例やアドバンス編の内容となる。

 

3月1日(金)までの期間限定で前後両編のオンデマンド配信が行われているため、いまからの参加も可能。

また、今回はスペシャル企画として、ハンズオンを用意している。追加申し込みも可能なので、希望される先生は下記画像をご確認いただきたい。

 

webコース+ハンズオンの申し込み詳細ページは画像をクリック

 

本レポートでは、後編のサマリーやライブ配信の様子を報告する。

 

後編 インプラント治療において必要な硬組織、軟組織マネジメント

前編では、インプラント治療の基礎となる解剖学や、必要な患者資料、揃えるべき器具の選択方法などを中心に紹介した。

今回は基礎編で登場した症例を中心に掘り下げ、それぞれの問題点や注意すべきポイントなどを、症例に合わせて丁寧に解説していく。

 

 

軟組織マネジメント

 

まずは骨と角化歯肉ともに不足しているケースを供覧。早速、今回のキーポイントとなる軟組織に話が及ぶ。

吸収性のメンブレンを使用し骨はできたものの、清掃性の高い周囲環境ではない。山中先生はFGGを実施し、その治癒の経過を紹介した。自身の昔の症例だというところが親しみやすく、初心者でもよく理解できる。

 

 

 

様々な制約条件のある中、GBRと軟組織移植、ブリッジで対応した症例。山中先生はインプラント治療に特化しているが、決してインプラントばかりを選択することはないという。その理由を聞くと、術前検査、患者背景の把握、そして何よりも確実で適切な診断力によるものだと感じる。山中先生は「インプラント治療には一貫したルールがある」と語り、どれだけ経験を重ねても基本を忠実に守り、多くの情報を得ることの大切さを強調した。

 

 

硬組織マネジメント

続いて、他院で行なった左下6番の抜歯後感染による治癒不全の症例を紹介。

 

 

スライドからも分かる通り、骨が大きく欠損している。山中先生はCTなどの情報から、抜歯時の状況と歯科医院の対応を推測。抜歯をする際の注意点を交えながら、抜歯後治癒形態の判断が必要になると話す。この症例ではGBRと吸収性のメンブレンで対応。ファイナルまでの経過を解説した。

さらに別症例では、オトガイ孔と間違いやすいフィステルの骨欠損の紹介や、上部構造の固定法なども紹介した。

 

 

落とし穴のある難症例

 

口腔内写真や二次元のX線のみでは単純なケースと判断されがちな上記の症例。しかしCT画像をみると骨が薄くGBRが必要で、さらに前歯部の審美性も考慮する必要がある。

 

 

 

山中先生は患者背景と審美性を考慮し、1歯欠損症例ではあるが、大きくフラップを開けることを選択。今回のように骨が薄い部位は硬く、血流の確保が難しい。そのため対処法として、あえて骨に窩洞を形成するという。

メンブレンの選択や位置づけも重要であり、ピンで固定する術式を紹介した(ハンズオンではスーチャー(縫合)で固定する術式も実習する予定)。

 

 

GBRのマテリアル

講義は中盤に差しかかり、GBRにおいて重要な自家骨(細胞)、骨造成因子、メンブレンについての内容に移る。

 

 

山中先生は、GBRを行う際に自家骨とバイオスを混ぜて使用することが多いという。

その自家骨の採取部位、注意点や採取するための方法やツールまでを余すことなく紹介。解説は人工骨、骨造成因子、メンブレンへと続き、明確なプロトコールを提示。アドバンスな内容ながら、明日からの臨床に活かせる情報が目白押しだ。

 

 

症例の供覧

 

盛りだくさんの内容を踏まえて、最後に3つの症例を紹介。こちらはぜひ動画でご確認いただきたい。 

ブレードタイプのインプラントを除去する症例や、骨にまったく幅のない症例など、最後まで飽きることない内容だった。

 

質疑応答

本セミナーは生放送のため、全国から多数の質問が寄せられた。

 

・上部構造マテリアルの選択基準を教えてください

・スクレイパーでの自家骨採取はフィクスチャー埋入前でしょうか?後でしょうか?

・GBRした骨の厚みはどれくらいの期間維持するとお考えですか?

・FGGやCTGを受け入れてくれる患者さんが少ないです。どのようなコンサルテーションが患者さんの了承を得やすいでしょうか?等 12問

 

振り返り視聴・ハンズオンのお知らせ

全2回の配信は終了していますが、見逃した方のために振り返り視聴(録画配信)を設けています。振り返り視聴は2019年3月1日(金)24:00までの期間限定サービスです。期間内であれば何度でもご視聴いただけます。(ハンズオン付きコースをお申し込みの方の振り返り視聴期間は、2019年4月21日(日)24:00まで)

 

これから視聴希望の場合

3月1日(金)まではお申し込みが可能です。振り返り視聴でご参加ください。

期限を過ぎるとお申し込み・視聴ができなくなりますのでご注意ください。下記画像クリックでお申し込みページへ移動します。

 

新規お申し込みページはこちら

 

 

ハンズオンご希望の場合

ハンズオン参加の先生の振り返り視聴期間は、2019年4月21日(日)24:00までです。

webコース+ハンズオンの申し込み詳細ページは画像をクリック

 

すでにwebコース視聴済みの方で、追加でハンズオンを申し込む場合はこちら

https://www.whitecross.co.jp/events/view/908(ハンズオン追加申し込みページ)

 

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執筆者

WHITE CROSS編集部

WHITE CROSS編集部

臨床経験のある歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士・歯科関連企業出身者などの歯科医療従事者を中心に構成されており、 専門家の目線で多数の記事を執筆している。数多くの取材経験を通して得たネットワークをもとに、 歯科医療界の役に立つ情報を発信中。

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*本セミナーはイベント終了後、1ヶ月間の録画視聴期間を予定しています
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