【すでに1,000名超が無料視聴済】4S-Conceptから学ぶ正しい抜歯即時埋入即時荷重 / WHITE CROSS編集部

今回は、4月12日からはじまる全18回の年間コース 「4s-conceptに基づいたインプラント治療 〜ビギナーからエキスパートまで〜」の序章として開催されたセミナーをレポートする。講師は林揚春先生、有賀正治先生、中山隆司先生、川添祐亮先生、新井達哉先生の5名。

 

序章とはいえ、単独歯からフルマウスまで数多くの症例が供覧されおり、ボリューム満点の内容となっている。無料で振り返り視聴が可能な、今のうちに4S-Conceptの魅力を感じてほしい。

 

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患者目線の4S-Concept

4S-Conceptは患者目線のやさしいインプラント治療を実現するためのコンセプトで、以下の4つの「S」の頭文字をとったものである。

Small(低侵襲)

Short(短期間治療)

Simple(簡便)

Safe(安全)

 

4S-Conceptにおける4つの「S」

 

インプラント治療は1980年代の外科主導型インプラント治療に始まり、現在定着している補綴主導型へと変化してきた。そしてこれからのインプラント治療は、患者主導型へと変わっていかなければならないとのこと。

 

従来の補綴主導型インプラント治療では、骨造成やCTGなどの外科的侵襲が大きく、治療期間が長期化するケースも多かった。一方で、患者主導型インプラント治療では、既存骨を最大限に利用した低侵襲かつ短期間の治療が求められるという。

 

抜歯即時埋入即時荷重のメリット

4S-Conceptでは、可能な限り「抜歯即時埋入、即時荷重」を第一選択としている。

 

抜歯即時埋入とは、抜歯と同日にインプラント埋入を行う術式で、低侵襲かつ短期間のインプラント治療が可能なことで知られている。

また、即時荷重とは、インプラントを埋入した同日にプロビジョナルレストレーション(PVR)を装着することである。即時荷重によりインプラント治療中の審美・咀嚼障害を回避することができ、患者のQOLの低下を最小限にすることができると述べられた。

 

4S-Conceptでは即時荷重の基準として、埋入時トルクが40N・cm以上、ISQ値は70以上を採用しているようだ。

 

 下顎右側第一大臼歯に抜歯即時埋入即時荷重をしたケース

 

4S-Conceptで用いられるテクニック

セミナーでは、4S-Conceptのインプラント治療で用いられるテクニックがいくつも紹介された。

 

 

Osseodensification

Osseodensificationとは、骨密度の低い部位に対して逆回転のドリリングを行い、形成窩周囲の骨密度を高めるものである。

 

Versah社のDensah® Burにより、Osseodensificationが可能になる。Densah® Burによる逆回転のドリリングで、切削片が形成窩の骨壁に沿って圧縮され、高い密度が実現される。

 

症例に応じた使用ドリルは、時間的な都合で一部だけ紹介されているが、年間コースでは詳細を学ぶことができる。

 

Osseodensificationによる形成窩周囲骨の高密度化

 

 

Root Membrane Technique(RMT)

前歯部のインプラント治療では、唇側の骨量を維持することが長期的なインプラントの安定に大切だと解説された。

 

RMTは健全な歯根の一部を歯槽骨内に保存することで、骨吸収を抑制するテクニックである。大きな骨造成を行わないことで、低侵襲かつ短期間での治療を可能にする。4S-Conceptに適したテクニックだ。

 

上顎左側中切歯にRMTを適用した症例で、唇側近心に歯根片を認める

 

正しい歯肉縁下形態の重要性

インプラント周囲組織の安定には、正しいインプラントポジションと補綴形態が必要である。

 

インプラント補綴の歯肉縁下形態はCritical contourとSubcritical contourに分けられるが、それぞれの役割は異なる。

 

インプラント補綴のエマージェンスプロファイル

 

Critical contourは歯肉縁から1.0〜1.5mm根尖側の領域を指し、歯肉縁の形状や輪郭を決定する。

 

Subcritical contourはCritical contourとインプラントプラットフォームの間の領域である。適切なSubcritical contourは辺縁歯肉の厚みを作りだし、インプラントの長期安定に寄与する。

 

本セミナーでは、最終補綴の前のPVRの重要性についても言及されている。PVRの細かい調整方法について知りたい先生には、年間コースが用意されている。

 

見どころはダイジェストでも! 

 

 

***

 

 

最後は林先生の「どうすれば患者のQOLを下げずに、短期間で治療を終わらせられるか考えてほしい」という言葉で締めくくられた。

 

これからの患者主導型インプラント治療で求められる4S-Concept。年間コースは、インプラントに長けた歯科医師はもちろん、インプラントをこれから始めるビギナーもしっかり学べる内容が用意されている。

3月31日までの申し込みで受講料が割引になる特典も用意されているので要チェックだ。

 

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レポート:遠藤 眞次(医療法人社団MEDIQOL デンタルクリニック神楽坂)

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