年商1億円で利益6,000万円!?「デンタルフィットネス」のはじめかた / 高橋 翔太

3ヶ月先まで、予防の患者さんで予約がいっぱい。

何もしなくても、自ら予防目的で来院してくれる患者さん。

デンタルフィットネスは、一般的な保険診療の範囲で行う予防歯科の仕組みです。ちょっとした仕組み上の「工夫」により、リピート率が95%を超える満足度の高い歯科医院をつくることができます。


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次世代ストック型予防歯科経営法「デンタルフィットネス」とは?

今回は、デンタルフィットネスを始めた歯科医院がなぜ成功するのか?

 

具体的な売上の試算と、確実に歯科医院の落とし込めるようになる、導入コンサルティングについてお伝えいたします。

 

 

年商1億円で利益6,000万円が継続

よくある経営改善手法とは違い、デンタルフィットネスには再現性と継続性があります。ストック型ビジネスのため、外的な環境要因に左右されず安定した収益が得られます。だから、事業計画が立てやすく、将来近くに競合医院ができたとしても影響は受けにくいのです。

仮に、予防歯科専用のチェアを1台設け、定期健診に1名1時間、1日で8人診療するとします。

 

すると、単純計算で1年に2,300万円の売上が確保できることに。歯科衛生士の雇用コストを、かなり高めの年間500万円と見積もったとして、毎年1,800万円の利益が医院に残り続けることになります。仮にチェアの稼働率が60%だったとしても、チェア1台で年間880万円の利益が得られるのです。



さらに、通常の治療も含めた医院全体の利益を試算すると、1年で6,000万円以上になります。年商1億円で最大の利益を生む医院構成は、予防歯科専用のチェアが高利益体質であることを理解し、治療で使うチェアとのバランス、最適化にコツがあります。

 

仮に1億円以上の売上を狙いたい!となっても大丈夫。チェア何台を予防用にするかで将来予測と収益を試算できるのが、デンタルフィットネスの特長です。

 

シンプルに試算できて将来の経営ビジョンが立てやすい


デンタルフィットネスには、将来予測が可能な独自の将来予測計算式があります。これによって「いつまでに、いくらの収益が得られ、その際に必要なチェアの台数と歯科衛生士の人数」をほぼ正確に予測できます。

 

それにより、将来の経営ビジョンの解像度が上がることも、デンタルフィットネスの大きな利点であると言えるでしょう。

 

リピート率UPのためにまず行うべきこと

デンタルフィットネスでは「リピート率」を、次回予約をして帰られた患者さんが、実際に来院いただける割合を指します。

では、リピート率を上げるには具体的に何をすればいいのでしょうか?

 

「来院前日に電話やメールで催促」「キャンセル者への連絡」など…実は、よかれと思って行っている施策の中には、効果を上げないばかりか、かえって逆効果になるものも。位相差顕微鏡を使った口腔検査、唾液検査による問題点の指摘、一方的なTBI…も同様。こちらは問題点を見つけて指摘する=脅しとも捉えられるため、一切行いません。

 

リピート率UPのためにまず行うべきことは、無駄な施策をやめることです。デンタルフィットネスでは、予防歯科自体をシンプル化することで、患者さんにとっても、スタッフにとっても気軽にずっと続けられる内容にします。

 

施術自体をシンプル化すると、「患者さんの口腔内の健康が保てなくなるのでは…」と心配されるでしょうが、問題ありません。

なぜならば、予防は本来、患者さんが自ら行うもの。セルフケアの習慣化を促すことで、患者さんが自ら健康で居続けられるようにサポートします。これをデンタルフィットネスでは「患者さんの自律」といっています。

 



患者さんが自律すると、歯科医院の使われ方が変わってきます。

 

「歯科医院に行って綺麗にしてもらおう…」という感覚から、「自らの健康状態をプロにチェックしてもらいたい!」という意識になり、定期的に来院するのが当たり前になってきます。

 

これがリピート率UPの最適解です!

 

デンタルフィットネスの導入コンサルティングでは、当院の30年以上に渡る予防歯科経営の実績と、20年以上にわたるコンサルティングで培ったリピート率UPのための方法を、一つひとつ具体的にお伝えします。

 

 

全国に仲間ができる、導入コンサルティング

 

 

デンタルフィットネスは、予防歯科で成長し続ける、しん治歯科医院が30年以上にわたって培ったノウハウを、そのままトレースできるパッケージです。実践内容は予防歯科の仕組みを整理し、シンプル化するのが目的。スタッフに無駄に負荷を与えるものではありません。

このパッケージを、1年間のコンサルティング期間をかけて導入していきます。全国のご契約医院の皆さまと一緒にセミナーを受講し、励まし合いながら前進できるのもデンタルフィットネスならではです。

また、かならず経営改善に成功していただくために、きめ細かいフォロー体制を整えています。単なるセミナー受講や実技指導に留まらず、デンタルフィットネスが仕組みとして定着化するまで、導入コンサルティング終了後もフォローアップしています。

 

技術面と経営面ともに手厚いフォローアップにより、1年での定着を実現

 

導入医院の声

ここで、デンタルフィットネスを導入して3年〜17年が経過した歯科医院の声をご紹介します。ぜひご参考にしてください。

 

 

香川県 シンタニ歯科医院院長 新谷哲夫先生(デンタルフィットネス2005年導入)

16年前にデンタルフィットネスを知り、それまで25〜30%だったリピート率が途端に90%になりました。デンタルフィットネスは勉強した人とか技術が上手い人ができるんじゃなくて、誰でもできる。以前は1日の患者数や自費の件数とかが気になっていましたが、導入後は私自身診療が楽しくなりましたし、気分的に楽になりました。

 

 

 

鹿児島県 しげなが歯科医院事務長 重永応樹氏(デンタルフィットネス2019年導入)

まずは経営的な数字が安定しますね。導入時期がコロナ禍と重なっていましたが、リピート率を見ることで将来予測が非常に容易になりました。また、デンタルフィットネスは歯科衛生士主体のシステムですから、歯科衛生士という部署がかなり強固にブランディングされたと感じます。導入後は歯科衛生士の離職はありませんし、逆にリクルーティングの非常に強力な武器になっています。

 

 

徳島県 八幡歯科医院院長 八幡浩史先生(デンタルフィットネス2005年導入)

コンサル受講後すぐに患者さんにお声がけして、3ヶ月で700人にデンタルフィットネスを始めていただきました。ちなみに現在は5,800人ほど。保健治療1億、予防1億、自費1億円。リピート率も目標の95%に近付いています。もっとも重要なのは、早く始めることです。予防の本質は実践してサポー トを受けながら掴んでいけばいい。デンタルフィットネスでは行うことすべてに意味があるので、自分で変えようとせず、愚直に完全トレースするのが成功へのいちばんの近道です。

 

無料セミナー実施中!医院の皆さんでご参加ください

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

ただいま、デンタルフィットネス導入についての特別オンラインセミナー&説明会を開催しています。院長以外のスタッフ様にご参加いただいても楽しめる内容となっています。ぜひ皆様でご参加ください!

 

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関連書籍

サンライズパブリッシング『デンタルフィットネスの教科書 患者のリピート率を高めて利益を最大化させる「次世代ストック型歯科経営」のすすめ』(2022年6月29日発売)

 

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執筆者

高橋 翔太の画像です

高橋 翔太

コンサルタント

医療法人社団しん治歯科医院 COO 兼 事務長

医療法人社団しん治歯科医院 COO。日本で唯一のストック型歯科医院専門コンサルタント兼歯科医院の経営者。IT企業、証券会社の勤務を経て、東京で広告代理店など複数社企業を起業。その後、震災の影響による倒産や出資詐欺被害、ビジネスパートナーの夜逃げなどの経験を元に、歯科業界専門のビジネスコンサルタントを開始する。同時に父親が開業した、しん治歯科医院の経営に事務長として参画し、次々と経営を改革。結果、2年間で売上を2億から5億に成長させ、2022年度は6億を超える計画で進行中。現在は、自医院で結果が出た手法を「次世代ストック型歯科医院経営法」としてまとめ、他の歯科医院経営者に提供している。プライベートでは車、カメラ、マンガおたく。

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