次世代ストック型予防歯科経営法「デンタルフィットネス」とは? / 高橋 翔太

3ヶ月先まで、予防の患者さんで予約がいっぱい。
何もしなくても、自ら予防目的で来院してくれる患者さん。

あなたは、そんな状況を想像できますか ?

これは「デンタルフィットネス」を導入した歯科医院のごく普通のシーンです。

デンタルフィットネスは、一般的な保険診療の範囲で行う予防歯科の仕組みです。ちょっとした仕組み上の「工夫」により、リピート率が95%を超える満足度の高い歯科医院をつくることができます。

これから数回に渡り、その魅力をお伝えいたします。

 

「デンタルフィットネス」とは何か?

デンタルフィットネスは、患者さんの健康づくりをサポートしながら「経営の安定」「収益改善」「医院価値向上」が得られる予防歯科の体系的なシステムです。

このシステムは予防歯科ですので、歯科衛生士が担当する分野ではありますが、スケーリング技術や接遇技術を学ぶ内容ではありません。

 

そもそも予防歯科はすでに皆様の医院でも導入されていると思います。100医院あれば、100通りの予防歯科があると思っています。しかし、予防歯科に力を入れていても、経営が上向かないといったケースもあるのではないでしょうか。

 

これに対して、デンタルフィットネスを導入した歯科医院は例外なく売上が伸びています。しかも、ほとんどの導入クリニックが売上1億円を突破しているのです。

 

デンタルフィットネスの実績

デンタルフィットネス導入で事業拡大した、しん治歯科医院の実績


デンタルフィットネスには、特別な設備や高度な技術が必要ではありません。しかし、一つひとつのほんの「小さな差」が積み重なって、リピート率や売上の大きな差になって表れるのです。

 

それでは、その「小さな差」はどこから生まれるのでしょうか ? その答えは、「考え方」です。

デンタルフィットネスは「患者さんのセルフケアの習慣化」を目的にしています。私たちは、患者さんが習慣化できるまでのサポーターに徹します。習慣化された患者さんは、歯科医院に通うことが当たり前になります。

すると私たちが「さまざまな手を尽くして何とかして来させよう」と気張らなくても、患者さんが勝手に通ってくれるようになります。結果として、経営も安定するという結果に繋がるのです。

 

 

歯科医院における「ストック型ビジネス」のすすめ

私自身、複数の会社を経営する中で思い知らされたことが二つあります。その一つが、「儲かる仕組み」を追い求めると、かならず失敗するということです。儲かる仕組みをつくろうとすると、完成前に頓挫するか、あるいは完成させてもまったく売れないかのどちらかです。私もこれで散々失敗してきました。

 

「予防歯科経営法」というと、どうしても儲かる仕組みが気になると思います。

・どういうツールを使っているのか?
・歯科衛生士向けのどんなマニュアルがあるのか?

 

こうしたことを知りたいと思うかもしれません。しかし、これらは枝葉にすぎません。


誤解を恐れずにいえば、ツールも設備もなんでもいいのです。大切なのは幹、つまり柱となる院長先生の「考え方」です。それがしっかり確立されていれば、収益はあとからかならず付いてきます。

 

デンタルフィットネスは院長のマインドチェンジから始まる

ビジネスを経て実感したことのもう一つは、「安定収入源の優位性」です。新規の顧客を獲得するよりも、既存の顧客との関係によって継続的に収益を生むビジネスモデルの大切さを痛感させられました。

デンタルフィットネスは歯科医院経営にとって「ストック型ビジネス」とも取れます。また患者さんからすると「健康のサブスク」とも取れます。医院側のメリットと、患者さんのメリットの両方が初めて成立して「安定収益源」が確保できます。

これを実現させる上でもっとも近道で、そして簡単な方法が、デンタルフィットネスをはじめることです。

 

 

リピート率を上げる5つの工夫

自院の予防歯科のパフォーマンスをチェックするひとつの指標に「リピート率」があります。これは予約者数に対して実際に来院された人の割合です。皆様の医院のリピート率は何%でしょうか?

リピート率が80%〜90%であれば大満足!と思われた、そこのあなた!デンタルフィットネスを導入すると、もっと上を狙えます。

具体的には、導入した医院のリピート率は95%が基本。デンタルフィットネスの総本山でもある当院では98.7%が直近の数値です。このパフォーマンスになると、来られない人は「転居」か「死亡」くらいになります。

 

リピート率が5%違うだけで、来院する患者さん(アクティブクライアント)は4倍も変化する


ではなぜ、リピート率が例外なく向上するのでしょうか。

その理由は先述の「考え方」のちょっとした違いに加え、CSとESが同時に向上し続ける仕組みに秘密があります。CSとは顧客満足度(患者満足度)、ESとは従業員満足度を指します。

デンタルフィットネスは一般的な保険診療の範囲で行う予防歯科の仕組みですが、次のような「ちょっとした仕組み上の工夫」がたくさんあります。



これらをそのままトレースして皆様の医院に導入していただければ、「院長が頑張らなくても歯科衛生士だけで実現する1億円医院」が可能です。

 

そのために必要な「予防歯科の最適解」が、デンタルフィットネスなのです。

 

次回は、デンタルフィットネスを始めた歯科医院がなぜ成功するのか?具体的な売上の試算と、確実に歯科医院の落とし込めるようになるための導入コンサルティングについてお伝えいたします。

 

無料セミナー実施中!医院の皆さんでご参加ください

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

9月5日(月曜日)20時より、WHITE CROSSにてライブ配信を開催いたします。

 

数年後に開始されるといわれる「国民皆歯科健診」。経営目線で見ても圧倒的なチャンスであることは間違いありません。このチャンスを確実につかむために知っておくべき予防歯科経営の最適解「デンタルフィットネス」についてお伝えします。

 

3ヶ月先まで予防の患者さんで予約がいっぱい、さらにリコールをしなくても患者さん自ら予防目的で来院してくれる仕組みを皆さんも作りましょう!

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関連書籍

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執筆者

高橋 翔太の画像です

高橋 翔太

コンサルタント

医療法人社団しん治歯科医院 COO 兼 事務長

医療法人社団しん治歯科医院 COO。日本で唯一のストック型歯科医院専門コンサルタント兼歯科医院の経営者。IT企業、証券会社の勤務を経て、東京で広告代理店など複数社企業を起業。その後、震災の影響による倒産や出資詐欺被害、ビジネスパートナーの夜逃げなどの経験を元に、歯科業界専門のビジネスコンサルタントを開始する。同時に父親が開業した、しん治歯科医院の経営に事務長として参画し、次々と経営を改革。結果、2年間で売上を2億から5億に成長させ、2022年度は6億を超える計画で進行中。現在は、自医院で結果が出た手法を「次世代ストック型歯科医院経営法」としてまとめ、他の歯科医院経営者に提供している。プライベートでは車、カメラ、マンガおたく。

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