
徳島大学は9月19日、南海トラフ大地震などの大規模災害に備え、口腔内画像解析とエックス線診断 AI を用いた身元確認の迅速化に関する研究を行うと発表した。
この研究は、同大学病院口腔管理センターの高野栄之副センター長と同大学工学部知能情報工学科の寺田賢治教授、同大学大学院医歯薬学研究部・口腔内科学分野の桃田幸弘講師らの研究グループと、メディホーム株式会社が共同で行う。
東日本大震災で明るみになった法歯学の重要性
2011年の東日本大震災は、死者15,897人、行方不明者2,533人と、非常に甚大な被害をもたらした。
災害時における犠牲者の身元確認は、発災初期には顔貌や着衣などによって行われる。しかしながら、時間が経過しそれが難しくなってくると、次には歯科所見による確認が行われる。
歯科所見による身元確認はデンタルチャートを用いて行われる。
まず、ご遺体の口腔内の状態を記録してデ…
この研究は、同大学病院口腔管理センターの高野栄之副センター長と同大学工学部知能情報工学科の寺田賢治教授、同大学大学院医歯薬学研究部・口腔内科学分野の桃田幸弘講師らの研究グループと、メディホーム株式会社が共同で行う。
東日本大震災で明るみになった法歯学の重要性
2011年の東日本大震災は、死者15,897人、行方不明者2,533人と、非常に甚大な被害をもたらした。
災害時における犠牲者の身元確認は、発災初期には顔貌や着衣などによって行われる。しかしながら、時間が経過しそれが難しくなってくると、次には歯科所見による確認が行われる。
歯科所見による身元確認はデンタルチャートを用いて行われる。
まず、ご遺体の口腔内の状態を記録してデ…
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執筆者

WHITE CROSS編集部
臨床経験のある歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士・歯科関連企業出身者などの歯科医療従事者を中心に構成されており、 専門家の目線で多数の記事を執筆している。数多くの取材経験を通して得たネットワークをもとに、 歯科医療界の役に立つ情報を発信中。
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