“お口からカラダのことを考える”ヨーグルト登場!医と食の専門家が語るそのコンセプトとは?
ニュース 2017.08.04

“お口からカラダのことを考える”ヨーグルト登場!医と食の専門家が語るそのコンセプトとは?

WHITE CROSS編集部

8月3日、ホテルニューオータニ(東京都千代田区)の鳳凰の間にて、日本カバヤ・オハヨーホールディングス株式会社がロイテリ菌を使用した新商品の発売記念講演会を行った。

 

同社グループは「医と食のバランスを変える事業」を経営計画に掲げており、今回発表された新商品「ロイテリヨーグルト」はその具現化第一弾として同社の戦略上重要な役割を持つ。

 

一方、医療界においても従来の治療に付加する形でのバクテリアセラピーが欧米を中心に注目を集めている。社会的にもヘルスケアは今や最大の関心事のひとつだ。

 

そのような背景の中開催された本講演会は、報道関係者だけでなく医療関係者、流通業界から注目を集め、多数の出席者とともに盛大にとり行われた。

 

本稿では、講演会のレポートをサマリー形式でいち早くお届けする。

 

Svante Twetman博士(UNIVERSITY OF COPENHAGEN)

 

コペンハーゲン大学(デンマーク)の歯学部でカリオロジー科の教授を務めるツェットマン博士は、最新の細菌学的知見を解説。

人体における微生物の構成は年齢や環境によって変化することに触れ、微生物の多様性と安定性が健康に大きく関わると話す。

 

有益な細菌を含んだバイオフィルムへのストレスをコントロールすることを目的とした「バクテリアセラピー」は、従来の予防・治療に付加すべき有効な治療法であると強調された。近年ではビフィズス菌などで知られる腸内フローラの改善効果に加えて、口腔への局所作用も研究されている。

 

プロバイオティクスによる宿主への効果は菌株特異的であり、ロイテリ菌(L.reuteri)の摂取が乳幼児う蝕、根面カリエス、歯肉炎・歯周炎、カンジダ症などに有効であることを支持するエビデンスを多数提示された。

 

 

西田亙先生(医学博士,糖尿病専門医)

 

日本一歯科に造詣が深い医師と自他ともに認めるのは、糖尿病専門医の西田亙先生。

歯周炎などの口腔の慢性微小炎症が人体に与える悪影響を医師の見地から解説された。

 

スメルハラスメントとして徐々に社会問題化される口臭。歯科医院へ通う重要性が日本国民に伝わっていないことが根本的な原因であるとし、いかに口腔ケアの重要性を一般市民に訴求しやすい形で啓発していくかが重要であると、報道関係者・医療関係者に提言された。

 

また、ロイテリ菌に関する学術文献の件数は他のプロバイオティクスと比較しトップクラスであると説明。CRPを低下させ、体重の増大、インスリン抵抗性の増大、脂肪肝、高血糖などの症状を軽減させる効果があると語られた。

 

 

ロイテリヨーグルト開発秘話(オハヨー乳業株式会社)

 

同社代表取締役社長の野津基弘氏をはじめとした経営陣により、食品メーカーとして健康な社会づくりに貢献するという思いを語られた。

 

「おいしさ」と「機能性」を兼ね備えたロイテリヨーグルトは、シンプルな原材料で作られている。

しかし、ロイテリ菌の発酵制御は困難を極め、消費者の日常に寄り添う「おいしさ」との共存には幾多の研究が重ねられたそうだ。

 

公式サイトはこちら

 

今回発表されたロイテリヨーグルトは以下のような特長を持つ。

 

<商品特長>

①生きたロイテリ菌(L.reuteri DSM17938株)含有

②ロイテリ菌はヒト由来で身体に定着しやすい

③生きて腸まで届き、腸内フローラを改善する「プロバイオティクス」ヨーグルト

④生乳を使用し、香料・安定剤を使わず、ミルクのおいしさを引き出した味わい

⑤砂糖は使用せず、キシリトールを使用し、お口からカラダのことを考えた配合

 

ロイテリ菌が口腔内に定着しやすい善玉菌であること、歯科疾患の改善に効果があること、キシリトールを使用していることなどから、特に歯科医療関係者の注目を集めており、消費者と歯科を繋ぐ商品であるとして、同社取締役副社長の堀井秀則氏も意気込みを示した。

 

ロイテリヨーグルトは、2017年9月19日(火)より希望小売価格150円(税別)にて関東エリアで先行発売される。来春をめどに全国展開の予定。

 

 

また、エビデンスに支持されたロイテリ菌を日本国民の日常に届けることを目的とした一連の事業を「ロイテリプロジェクト」とし、今後10に及ぶプロダクトをリリースすることを発表した。

パーティーの様子

新製品の試食を受け取る出席者

 

同時にリリースされたロイテリサプリメント

 

出席した日本歯周病学会理事の若林健史先生(右)

 

日本歯周病学会理事・若林健司先生のコメント

「とてもなめらかな舌触り。スクロースのような強い甘さはなく、キシリトールの優しい甘さがある。歯周病のコンベンショナルな治療はもちろん重要だが、患者さんの日常に根ざした口腔関連食品としておすすめできると思います。」

 

本講演会に携わったアンチエイジング歯科学会会長の松尾通先生とメンバーの皆様 

 

 

***

 

医療従事者からみると、患者さんの行動変容には多くのエネルギーを要します。

しかし、従来の治療に付加する形で、患者さんの立場から考えた際に受け入れられやすい「食品」というアイテムからチェアサイドでのコミュニケーションをスタートしてみてはいかがでしょうか。

 

WHITE CROSS編集部
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