[4月9日時点]歯科関連感染症対策情報 / WHITE CROSS編集部

厚生労働省医政局歯科保健課は4月6日、日本歯科医師会や各衛生主管部に対し、「歯科医療機関における新型コロナウイルスの感染拡大防止のための院内感染対策について」事務連絡を発出した。

 

各医院が徹底した感染対策を行う中、実施中の歯科医師統計「新型コロナウイルスの来院患者数への影響」では、7割以上の歯科医師が患者数の減少を感じている。

今回は現時点で公表されている文章やリンクについてまとめたい。

 

 

日本歯科医師会 新型コロナウイルス感染症について

日本歯科医師会は、そのホームページ上に特設ページを設けて、歯科医療機関用掲示物や、都道府県歯科医師会宛て通知等を順次掲載している。 https://www.jda.or.jp/dentist/coronavirus/

 

歯科関連発表概要

◼️歯科医療機関における新型コロナウイルスの感染拡大防止のための院内感染対策について

厚生労働省医政局歯科保健課 https://www.jda.or.jp/dentist/coronavirus/doc/20200407-01.pdf

唾液等の体液に触れる機会が多く、切削等の飛散がある歯科医院における対策について。診療前の健康状態の確認、診療室の定期的な換気、歯科医師判断での治療の延期など。

 

 

◼️歯科診療における新型コロナウイルス感染症に対する留意点について(第3報)

日本歯科医学会連合 http://www.nsigr.or.jp/coronavirus_dentists.html

潜伏期間が長く、無症状者が感染源となる新型コロナウイルスに対する院内感染対策の徹底について。飛沫・接触感染の予防は、ユニット、レセコンなどの周辺機器やドアノブの清拭、遊具などの撤去、吸引装置とラバーダムの活用。その他事前の問診や電話連絡の徹底、目の保護、診療スケジュールの確認など。

 

 

◼️歯科診療における新型コロナウイルス感染症に対する留意点について(第2報)

日本歯科医学会連合 http://www.nsigr.or.jp/coronavirus_dentists.html

エアロゾル感染と、感染症が疑われる患者さんが受診した際の注意点として、パノラマエックス線などの口外法の検討や観血的治療の延期の考慮について。

 

 

◼️歯科診療における新型コロナウイルス感染症に対する留意点について(第1報)

日本歯科医学会連合 http://www.nsigr.or.jp/coronavirus_dentists.html

患者症状の確認の徹底、感染回避のために電話相談の実施に加え、窓口での院内外掲示用ポスターの例など。

 

 

◼️一般歯科診療時の院内感染対策に係る指針(第2版)

歯科診療における院内感染対策に関する検証等事業実行委員会 https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000510349.pdf

診療ガイドラインのクリニカルクエスチョンに相当し、疑問を質問文形式でまとめたもの。グローブの取り扱いや、手洗い等について。

 

その他公式サイト

◼️内閣官房 https://corona.go.jp/

緊急事態宣言を受け、新設。概要や方針について。

 

◼️厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html#houshin

国内外での発生状況や、政府の対策について。

 

◼️経済産業省 https://www.meti.go.jp/covid-19/

各種支援策について。

 

◼️NHK(3月22日放送「NHKスペシャル“パンデミック”との闘い~感染拡大は封じ込められるか~」から)

咳エチケットやこまめな換気の重要性について。

 

 

執筆者

WHITE CROSS編集部

WHITE CROSS編集部

臨床経験のある歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士・歯科関連企業出身者などの歯科医療従事者を中心に構成されており、 専門家の目線で多数の記事を執筆している。数多くの取材経験を通して得たネットワークをもとに、 歯科医療界の役に立つ情報を発信中。

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