歯科麻酔専門医の岸本直隆と申します。
 
私は、歯科医療従事者を対象とした歯科麻酔に関するスタディーグループ「AneStem(アネステム)」を立ち上げ、歯科治療時の全身的偶発症に対するシミュレーションセミナーを開催しております。
 
歯科医師、歯科衛生士は歯科治療中の予期せぬ全身的偶発症に対し、適切に対応することが求められます。
しかしながら、卒後は歯科麻酔学を中心とした患者全身管理や救急対応に関して学ぶ機会が少なく、患者急変時の対応についてスキルアップを図ることは難しいのが現状です。
 
本連載では、歯科治療中の偶発症シナリオを提示し、診断のポイントと初期対応について述べていきたいと思います。
 
(ケーススタディ)浸潤麻酔後の気分不良
患者は23歳の女性。右下の歯の冷水痛を主訴に来院した。下顎右側第一小臼歯に齲蝕が認められたため、レジン充填処置を行うこととした。
患者に特記すべ…
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岸本 直隆

歯科医師

新潟大学 歯科麻酔学分野 准教授
AneStem 代表

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