日本の歯学部って面白い!「世界志向で未来志向」大阪歯科大学 / WHITE CROSS編集部

2023年8月更新

 

日本全国に29ある歯学部。国が指定する日本の歯科医学教育におけるカリキュラムは、6年間の教育のうち約6割で、残りの4割は各大学の個性に任されているようです。

 

これから歯学部受験を考えている学生さんはご自身の個性にぴったり合う大学選びの参考に。卒業生は母校の魅力の再確認に。各大学が個性を発揮するその4割の魅力を特集しました。

 

今回は大阪歯科大学歯学部の魅力をたくさんご紹介していきます。

 

楠葉キャンパスのシンボル「時計台」

 

キャンパス紹介

アクセス

大阪歯科大学には楠葉キャンパス、牧野キャンパス、天満橋キャンパスという3つのキャンパスがあります。歯学部があるのは枚方市にある楠葉キャンパスと、大阪城が見える大阪市中央区にある天満橋キャンパスの2つで、運動場や体育館は牧野キャンパスにあります。

 

学生は1年次から4年次の教育は楠葉キャンパス、5年次の臨床実習は天満橋キャンパスにある附属病院、6年次の授業は天満橋の創立100周年記念館で受けています。

 

 

3キャンパスはいずれも京阪沿線にあります。楠葉キャンパスへは大阪からも京都からも30分、ショッピングモールが目の前に広がる最寄りの樟葉駅から楠葉キャンパスまでは徒歩5分の道のりです。好アクセスでありながら閑静な住宅街の中にあり、ロケーションもベストな環境です。

 

緑豊かな楠葉キャンパスの中庭(噴水の向こうに見えるのは円形の学生食堂)

 

天満橋キャンパスは京阪電車・大阪メトロ谷町線の天満橋駅を下車し徒歩5分の所に立地しています。こちらは楠葉キャンパスとは対照的に、梅田や心斎橋、難波などからほど近く、官庁街が広がる大都会大阪のど真ん中にあります。また、天満橋キャンパスは日本三大祭のひとつ天神祭の船渡御が行き交う大川沿いに位置しています。周囲にはお洒落なカフェや公園、大阪城などもあり、都会での大学生活を満喫できます。

 

ベッドタウンの楠葉キャンパスと大都会の天満橋キャンパス。カラーの異なる2つのキャンパスで、バランスの良い大学生活を過ごすことができます。

 

 

キャンパス

楠葉キャンパスは木々が豊富で春には桜、夏には若葉、秋には紅葉と、四季を通じて美しい景観が広がる、勉学にも恵まれた環境です。京阪電車の車窓からもよく見える場所に位置し、実際に訪れてみると、その緑豊かなキャンパスの美しさにここで過ごす大学時代に思いが膨らみます。

 

楠葉キャンパス(左)と天満橋キャンパス(右)

 

一方、天満橋キャンパスは大阪市内の大手前にあり、近くには府庁舎や大阪城があります。大阪市内では東西の道路には「通り」、南北の道路には「筋」がつきますが、天満橋キャンパスが面している上町筋はメディカルストリートと呼ばれるように大阪歯科大学附属病院、国家公務員共済組合連合会大手前病院、大阪国際がんセンター、国立病院機構大阪医療センター、大阪赤十字病院、大阪警察病院が北から南にかけて並んでいます。

 

実際に訪れてみると、歯科大学附属病院としての壮麗さがあり、歯科医師という医療プロフェッショナルになるための研鑽を積む "医療の場" であることを感じさせられました。

 

 

天満橋キャンパスは附属病院と創立100周年記念館を構えています。同キャンパスには6年生が自由に勉強をできるよう、自習室も学生一人ひとりの席が設けられ、特に国家試験問題として多く出題される臨床問題について臨床系教員に質問できる十分な体制を整えています。

また、基礎系教員も楠葉キャンパスから天満橋キャンパスへ来て講義を行っているので、歯科全般に対してのきめ細かい指導が受けられる環境です。

 

 

ほかにも春には新入生歓迎スポーツ大会、秋には体育祭が歯学部の学生だけでなく、医療保健学部の学生も参加して牧野キャンパスで開催されています。また、地域住民も訪れる大学祭は楠葉キャンパスにおいて2日間にわたって開催し、毎年タレントを呼ぶなど盛況です(2020-22年度は新型コロナウイルス感染症の影響で中止または規模縮小で実施)。

 

 

 

学生数/学科数

大阪歯科大学は歯学部と医療保健学部を擁する2学部で編成され、歯学部の学生数は788名(2023年5月1日現在)です。

歯科衛生士専門学校(2018年度末で閉校)および歯科技工士専門学校(2017年度末で閉校)を発展させ、2017年4月に四年制の歯科衛生士および歯科技工士の養成機関として医療保健学部を開設、2021年3月に1期生が卒業しました。さらに2024年4月には看護学部(仮称)の開設を予定しており(設置構想中)、医療系総合大学への進化を遂げようとしています。

 

  

 

クラブ活動など

大阪歯科大学では体育系クラブ26、文化系クラブ19の計45のクラブがあります。体育系クラブは運動場や体育館がある牧野キャンパスで活動をしています。

特に人気のある部は、体育会系なら野球、サッカー、ゴルフ、バレーボールなど。学芸会系なら軽音楽、地歴探訪などです。アーチェリー(洋弓)部は全日本歯学体で常に優勝し、歯学体において27連覇しています。ほかにも空手道、漕艇、ボウリング、ゴルフ、ヨット部なども優勝経験があり、部活動が盛んな大学です。

 

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歯学部紹介

 

 

特色1 国際交流で「世界志向」を!

大阪歯科大学は2023年4月1日現在、海外の17の大学と学術交流協定を締結しています。

入学後は米国のコロンビア大学歯学部、中国の上海交通大学口腔医学院、英国のキングス・カレッジ・ロンドン大学歯学部など、世界中の大学との交流を通じて、学生時代から世界の歯科医療に目を向けることになります。

 

大阪歯科大学から海外各校への学生の短期研修に加えて、海外各校からの学生の受け入れも行っており、今までに海外研修(派遣)に参加した学生は延べ317名、海外から海外研修(受入)に参加した学生は延べ220名を数えます。研修終了後もメール等で交流を続けている学生も多く、海外で研修を受けた学生は、その後の学業成績が伸び、優れた歯科医師になるモチベーションが極めて高くなっています。

 

さらに海外の協定校および大阪歯科大学の学生や大学院生が、毎年、夏の楠葉キャンパスにて自分の研究や大学の紹介を英語で発表する場「The Forum for International Students」を設けて、国際交流を深めています。

少しでも早く歯科医師になりたいという思いが高まる中、海外研修者の現役での歯科医師国家試験合格率は97.6%に達しています。

 

また、学生時代から世界志向が磨かれる中で、卒後に海外の歯科大学に長期留学する卒業生もいて、世界レベルで活躍する卒業生を数多く輩出しています。

 

 

 

特色2 医科歯科連携・多職種連携・デジタルデンティストリーで「未来志向」を!

天満橋キャンパスの附属病院では歯科のほかに内科、耳鼻咽喉科、眼科の診療科があります。近年では専門外来として睡眠時無呼吸外来・睡眠歯科センターが開設され医科歯科連携も進んでいます。

 

 

日本中で訪問診療や在宅診療が浸透してきている中、歯科医師にも介護職やソーシャルワーカーなどとの多職種連携能力が求められる時代です。また、近年の歯科技工ではCAD/CAMの進歩によりデジタル技術の普及が著しく、これを活用しないと時代に乗り遅れることになります。

大阪歯科大学に入学すると、こうした多様化する歯科医療へのニーズに合わせ、今の時代をこえて、学生が卒業した先の時代において社会が求める歯科医師になる。そんな未来志向の教育を受けることができます。

 

 

特色3 医療の道は口からはじまる 「博愛」と「公益」

「世界志向」と「未来志向」の根底には、建学の精神である「博愛」と「公益」があります。歯科医療は、日本をこえて、世界中の人々の健康を入り口から支える医療です。学生時代を通じて、自分自身の歯科医師としてのキャリアの未来、日本社会の未来、世界の歯科医療の未来を考えていく力を身につけることが求められます。

 

そして、卒後は歯科医療人として、人々の口腔の病気の治療を通じて、全身の健康を守っていく仕事に携わります。その際に、自らの枠をこえた「博愛」と「公益」の心を持つ優秀な歯科医師となるように、教育を受けていくことになります。

 

 

「昨日より成長している自分かどうかを見つめ続けて欲しい」

「6年間で全員が国家試験で合格できるように、力になりたい」

「学生時代から世界中への留学を通じて、世界の歯科医療に貢献できる人材に育ってほしい」

 

大阪歯科大学の教員は「博愛」と「公益」に繋がるように、学生教育に力を注いでいます。

 

 

卒後研修

画像クリックで卒後研修専用ページへ

 

2022年度の研修歯科医の応募総数は292名で、応募者の割合は自学出身者が約77%、その他、国公私立大学の出身者は約23%になっています。

2022年度の研修歯科医の定員はプログラムS(単独型)20名、プログラムC(複合型)120名の合計140名の定員ですが、マッチ率は自学出身者が約83%、他学出身者が約17%でした。

 

田中昭男歯学部長 兼 副学長からのメッセージ

2019年7月撮影

 

 

入試日程

大阪歯科大学では、学校推薦型選抜、一般選抜、大学入学共通テスト利用選抜などが設けられています。

特にGTEC、TOEIC、TOEFL、英検などの一定以上のスコア保持者には外国語(英語)試験が免除になる英語試験免除方式を取り入れています。一般入試は大阪以外に、東京、名古屋、広島、福岡にも試験会場が設置され、また、学納金が国立大学と同額程度になる入学試験成績優秀者特待生制度もあります。

 

画像クリックで入試詳細ページへ

 

 

パンフレット

大阪歯科大学では、入試向けのパンフレットを用意しています。たくさんの情報と魅力がぎゅっと詰まった内容です。下記画像をクリックすると、資料請求ページへリンクします。

 

モデルさんはすべて大阪歯科大学の学生さんだそうです

 

 

大阪歯科大学 HP

 

  

大阪歯科大学の受験情報はこちらからもご覧いただけます

 

 

執筆者

WHITE CROSS編集部

WHITE CROSS編集部

臨床経験のある歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士・歯科関連企業出身者などの歯科医療従事者を中心に構成されており、 専門家の目線で多数の記事を執筆している。数多くの取材経験を通して得たネットワークをもとに、 歯科医療界の役に立つ情報を発信中。

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