日本の歯学部って面白い!「美しい箱庭都市に活きる医療系総合大学」岩手医科大学歯学部の画像です
ニュース 2024/01/05

日本の歯学部って面白い!「美しい箱庭都市に活きる医療系総合大学」岩手医科大学歯学部

WHITE CROSS編集部

日本全国に29ある歯学部。取材に伺うと、人間のように大学にもそれぞれの個性があるということがわかりました。

 

これから歯学部受験を考えている学生さんやご両親は自身の個性にぴったり合う大学選びの参考に。

卒業生は母校がどのような精神で学びの場を作ってくれていたのかの再確認に。

きっと、これまで以上に母校が好きになるのではないでしょうか。

 

今回は岩手県盛岡市にキャンパスを構える、岩手医科大学歯学部の魅力をたくさんご紹介していきます。

 

学校名が入った校門入り口のお写真

 

キャンパス紹介

アクセス

岩手医科大学は岩手県盛岡駅近くに3つのキャンパスを構えています。

岩手県へのアクセスは、東京から新幹線で2時間半。最寄りの花巻空港は札幌・大阪などの主要都市とも結ばれています。自然も豊かで、海山川緑すべてが揃っている環境です。

 

「岩手・盛岡はこんな街」特集ページへリンク

 

歯学部の学生は、1学年から4学年は約55,100坪の敷地面積を誇る矢巾キャンパス、5-6学年は附属病院歯科医療センターがある内丸キャンパスに就学します。

 

矢巾キャンパスは盛岡駅から電車で15分ほどの矢巾駅から徒歩10分。盛岡市からも通学圏内でありながらながら自然にあふれた環境です。内丸キャンパスは盛岡駅から徒歩15分程度という好立地。忙しい登院実習や勉強漬けの5-6年生の衣食住を満たすという点でも不自由ない環境です。

 

 

実際に、盛岡駅から内丸キャンパスまで歩いてみると、コンパクトにまとまった優しい街並みを楽しむことができます。学生生活を送る上での不便さは全くないことを実感でき、東北の美しい自然に囲まれた箱庭都市での学生生活への期待が高まります。

 

キャンパスのすぐ近くには緑豊かな盛岡城址公園もあり、勉強の合間の息抜きに訪れると癒されます。また、春には盛岡さくらまつりが開催されるなど、花見の名所としても知られています。

 

 

キャンパス

矢巾キャンパス

 

1学年から4学年までを過ごす矢巾キャンパスは、「誠の人間を育成する」という建学の精神に基づき、「全人的地域総合医療」の推進を目指しています。医・歯・薬・看の4学部が集まっていて、学部横断的な講義等も展開されています。医療系総合大学としての立ち位置を活かし、学生時代から医科歯科連携や多職種連携を体感できるのも、岩手医科大学ならではの素晴らしさです。

 

広大なキャンパスでは設備も充実。研究棟、図書館棟、体育館、グラウンドやテニスコート以外に、なんとドクターヘリ基地ヘリポートがあります。ドクターヘリは平成24年に整備され、岩手県内のどこへでも30分以内に到着することができることから、岩手県の救命救急医療の大きな支えになっているそうです。

  

ヘリポート(左)と災害時地域医療支援教育センターの備蓄倉庫(右)

 

東北地方に位置する岩手医科大学は、東日本大震災を震度5の揺れを受け、市内での建物や人的被害は少なかったものの、電気・水道・ガスが止まるなどを経験しました。後方支援病院として附属病院災害対策本部が立ち上げられ、歯科医療センターも参加して対応に当たりました。

 

その時の教訓を後世に残す大学の歯学雑誌

 

それらの経験を踏まえ、大学の歯学雑誌においても3.11の経験を書き残しており、災害時地域医療支援のモデルケースとなるような情報発信が行われています。

 

学生寮の食堂(左)と矢巾キャンパスのラウンジ(右)

 

生活面も充実しています。学校の敷地内に、医学部・薬学部も含めた各学部1年生向け全232室の学生寮があるということ。もちろんセキュリティは万全で、初めての一人暮らしでも歯学部の6年間をどう過ごせるかを塾考できる環境です。

 

学生が寮や食堂などで談話をしているお写真

 

他にも動物研究センターや、国内で導入2例目となる超高磁場先端MRI研究センタなど、大学病院としても充実した施設を持っています。

 

 

 

内丸キャンパス

 

5〜6学年を過ごす内丸キャンパスは、これまでの歯学部の足跡を感じる建物を構え、歯科外来である歯科医療センターがあります。

 

東北の医療の歴史を作ってきた美しい建物に、大学としての歴史を感じさせられます

 

周辺の医院・歯科医院と連携しながら地域のニーズに応えるなど、歯学部においては欠かせない臨床実習・臨床研修の場になっています。地域社会や住民に受け入れられ、見守られながら歯科医師になるために学び、臨床経験を積んでいく。そういう環境に身を置くことになります。

 

 

左:矢巾キャンパスに新設された附属病院、右:内丸メディカルセンター完成イメージ

 

また、2019年9月には、矢巾キャンパスに新附属病院が誕生しました。当面、矢巾の附属病院に歯科外来は置かれず、医科診療科と連携する分野を内丸から派遣するのが中心となる見通しだということ。将来的には内丸メディカルセンターとして病院機能を中心としたキャンパスを展開し、現存の歯学部棟も建て替えになるとの構想があるようです。

 

お伺いした際に拝見させていただいた動画を挿入

URLをご教示いただけますと幸いです

 

新入学生にとって、総合医療大学の伝統を感じられる美しい古さと、最先端の医療施設の両方が学び舎となります。

 

 

学生数/学科数

岩手医科大学は医学部・歯学部・薬学部・看護学部の4学部を持つ総合医療系大学。いくつかの学年で学部横断的に行われるPBL、IPE等を通じて、病者に対する多角的な視点や、他職種に対する尊重の姿勢を学ぶことができます。

 

歯学部の全学生数は333名(平成31年4月1日現在)で、東北地区出身者が約半数を占めています。

矢巾キャンパスまでの通学は距離によって自動車通学が許可されているため1〜4年生の居住地は様々、5〜6年生は内丸キャンパスの徒歩圏内に住む学生が多いようです。

 

 

クラブ活動など

歯学部の部活動は、伝統的に医学部、薬学部などの他学部や専門学校と一緒に行われるのが伝統とのことです。医科歯科連携や多職種連携が求められる時代において、学生時代から医療系同士で学部間を越えたつながりができ、卒業後もつながり続けるのも、医療系総合大学ならではのメリットです。

 

部活動のお写真

 

体育系、文科系と様々な部活動があるのも魅力です。勉強の合間に部活動を楽しみ、友人達と笑いあいながらお互いの専門について話し合う。人としても、医療人としても成長できる。そんな大学生活に思いを馳せるとワクワクします。

 

歯学部紹介

特色① 歯科臨床の流れに沿ったカリキュラム

2011年度から、各学年のカリキュラムを見直し、新たな教育システムを導入。ハーバード大学と同様のカリキュラム構成を日本に合わせたのが特徴で、実際の歯科治療に沿った講義や実習を中心に行っています。

3年次からは歯科医療センターの外来での臨床基礎実習、5年次には学外での特別臨床実習など、最先端の医療現場で、実践に即した知識と技術を身につけます。

 

 

ハーバード大学に習い、歯学部の各学年の学生10名程度でつくられた Society system が設けられており、学生と教員および学生同士が近い距離感で教えあい、学びあいながら歯科医師となるための日々を過ごしています。先輩・後輩での交流が自然に行われ、深い人間関係を築けるのも、この Society system があってのことです。

 

 

特色② 医学・薬学の知見と連携した総合医療教育

学部が連携とって授業を受けている様子や、講義室などのお写真

 

さまざまな口腔疾患は、医学や薬学とも深く関わるため、岩手医科大学では3学部の連携をとっています。臨床歯科医学と医学部各科との関連性を学び、多面的な考え方、深く広い知識を修得。医学・薬学の知見と歯学の融合によって、教育・研究・臨床での成果を高め、歯科の問題に留まらず、“総合的に診る”ことの重要性を基礎から身に付けます。

5年次では年間を通じて「医科学」の系統講義や医師が参加した臨床実習を行います。

 

日本社会において医科歯科連携・多職種連携が注目されるよりはるか昔から、その重要性についての教育が行われてきたとのことです。

 

実際に、岩手医科大学の歴史が詰まった附属病院に訪れてみると、医科と歯科の距離感が非常に近くお互いに行き来できるように設計されていることに驚かされます。新附属病院においてもこの伝統は引き継がれていくことのことです。

 

 

特色③ CBT、OSCEから臨床実習へ

登院実習を行っている風景や、病院内の様子

 

歯内療法学・歯周病学・口腔外科学・小児歯科学ほか、臨床歯科医学に関する多様な専門科目が開講される4年次。その学年末には、臨床実習を行うための知識・ 問題解決能力・臨床推論における到達度を評価する「CBT」、医療面接・身体診察・検査・治療手技等の技術を行評価する「OSCE」が実施されます。臨床へのハードル突破に向け、厚いサポートが行われます。

 

 

卒後研修

附属病院の外観

 http://w3j.iwate-med.ac.jp/dentkensyu/index.html

岩手医科大学歯学部では、単独型と複合型の二方式のプログラムを用意しています。

 

単独型は附属病院歯科医療センターのみで研修を行い、複合型は管理型臨床研修施設での研修に加えて、協力型臨床研修施設において3ヶ月間の学外研修を行います。

協力型臨床研修施設は、盛岡市内の各開業歯科医院を始め、歯科診療科を置く総合病院を含み、管理型施設である本センターの下、北は北海道、南は京都府、奈良県まで全国に82施設を擁しています(平成30年度)。

 

両プログラムとも、2日間の保健所研修、3日間の国保診療所研修を通して、地域に密着した診療のあり方を学び、専門科配属研修や、病棟での全身管理研修など、幅の広い研修を行っています。

また、岩手医科大学では卒後研修修了後大学に残る歯科医師が多いのも特徴です。

 

三浦廣行歯学部長・副学長からのメッセージ

 

 2019年7月10日撮影

 

入試情報

岩手医科大学歯学部では、一般入学試験(前後期)、大学入試センター試験利用入学試験(前後期)、一般推薦入学試験、指定校推薦入学試験などが行われています。

歯学教育・教養教育を通して、優れた資質と深い人間愛を有する医療人、研究者、人格的に成長できる人材の育成を目指し、民族、宗教、国籍、性別および性的指向などを問わず、多様な人材を募集しています。

 

 画像クリックで詳細ページへ

 

 

  

パンフレット

岩手医科大学では、入学者向けのパンフレットを用意しています。たくさんの情報と魅力がギュッと詰まった内容です。

下記画像をクリックすると、閲覧・ダウンロードページへリンクします。

 

 

 

岩手医科大学歯学部HP

 

 

岩手医科大学歯学部の受験情報はこちらからもご覧いただけます

  

執筆者

WHITE CROSS編集部

WHITE CROSS編集部

臨床経験のある歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士・歯科関連企業出身者などの歯科医療従事者を中心に構成されており、 専門家の目線で多数の記事を執筆している。数多くの取材経験を通して得たネットワークをもとに、 歯科医療界の役に立つ情報を発信中。

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