ますだ歯科|信頼できる仲間を増やしながら取り組んでいけば、毎日の診療が嬉しく、楽しくなる / WHITE CROSS編集部

大阪府堺市の北区に位置する中百舌鳥(なかもず)。地下鉄大阪メトロの中でも、もっとも利用者が多い御堂筋線の終点駅にあり、堺市内ではもっとも人口が多いエリアである。

 

そのなかもず駅から、わずか徒歩2分の場所に、多くの地域住民から愛される歯科医院がある。ますだ歯科は、2005年の開業時から地域に密着して、口腔の健康を守り続けている歯科医院だ。

 

本院の他にも自費診療専門のクリニックと予防歯科専門のクリニックが併設されており、医療法人幸夢会としては、同じ堺市北区内でさらに2軒の歯科医院を運営している。

 

WHITE CROSSでは、医療法人幸夢会理事長・桝田康宏先生に、「何世代にもわたって患者さんから愛される歯科医院像」について伺った。


医療法人社団宝樹会 城東歯科クリニック外観

 

年間休日4日で勤務した新卒時代

ーー歯科医師になろうと思ったきっかけは何ですか?

徳島にある実家が老人ホームを運営しており、祖父には小さい頃から“人に喜ばれる仕事につきなさい”と言われていました。兄弟や親戚には医療職者が多く、自分自身が医療職を目指すことも自然な流れでしたね。


医療法人社団宝樹会 理事長 佐藤弘樹先生

ますだ歯科 院長 桝田 康宏先生

 

 

ーー歯科大学卒業後から開業に至るまでの経緯について教えてください

なんばにある年中無休の一般歯科で勤務していました。最初の1年は年間で4日しか休めず、途中から矯正歯科でも週に1回のアルバイトを始めたので、開業するまでほとんど休みのない生活を送っていました。

 

もともと院長からは、就職して4年後には開業しなさいと言われていたため、30歳のときに現在のますだ歯科を開業しました。

はじめは、居抜きの物件でチェアー3台からのスタート。集患に苦労し、院内レセプト100枚超えるのに一年半もかかってしまいました。

 

ますます成長する歯科医院の現場とは

ーー毎日の診療スタイルについて教えてください

開業から3年半後に歯科医院を移転し、現在はチェアーを9台設け、1日約130人の患者さんを診ています。

また、近隣に自費診療専門のクリニックと予防歯科専門のクリニックを併設しています。


JOB offer 佐藤弘樹先生「いい生活を望むなら、自分で勉強するしかない」  

自費診療専門のクリニックでは、マイクロスコープを使用した精密治療を中心に、予防歯科専門のクリニックでは、再治療がないメインテナンスの患者さんを中心に、タービンの音が聞こえない空間でリラックスしながら診療を受けてもらっています。

また、当院には、4世代にわたる幅広い年代の方が来院され、通院できなくなった高齢の患者さんについては訪問診療で対応しています。

 

一般歯科としては小児患者さんの数が比較的多く、15歳未満の患者さんは全体の4分の1を占めます。

勉強や部活動に力を入れ、親の目から離れはじめる中学と高校の6年間は、非常に大切な時期です。どれくらい歯科医院に通い続けるかで、その後の人生が大きく変わってしまいます。そのため、そういった年代の子たちにも続けて来院してもらうということは、私たちの腕の見せ所ではないかと感じています。

  

 

ーー先生の診療理念とは何でしょうか?

日頃から、「私たちの仕事は歯を守ることであり、削ることではない」とスタッフや患者さんに伝えています。

 

佐藤先生が講師を務めるプログラムの研修風景 

 

患者さんには、あくまでもご自身の歯を守ってもらうために当院へ通っていただきたい。

そのためにも、歯科衛生士を中心とした予防歯科を徹底して行い、患者さんにストレスなく来院してもらえる環境を作れるように努めています。

 

 

ーースタッフへの育成はどのように行っていますか?

ドクターの場合、全員で毎週水曜日の診療後に勉強会を行っています。勉強会では、当番制にして課題を出し合ったり、症例発表や、外部で受けた勉強会の内容を報告したりしていますね。

 それとは別に、月1回はドクターで集まってそれぞれの診療の進捗状況を報告し、3ヶ月に1回は外部講師を招いてスタッフ全員で勉強会を行っています。

 

また、毎朝診療前の20分はカンファレンスの時間として、ドクターとトリートメントコーディネーター(TC)が一緒になり、それぞれの患者さんの資料を見ながら、治療方針のすり合わせを行っています。

 

歯科衛生士についても、月1回はレッスン日として丸1日診療を切り、新人スタッフの育成や、スタッフ同士の相互実習といった時間を設けています。

新卒であれば卒後3年で全顎のSRPができるように育成し、結婚後や産休後も困らないような技術を身につけてほしいと思っています。

 

JOB offer 佐藤弘樹先生「若手の“学びたい”という意欲をサポートしたい」

 歯科衛生士全員でメーカーからレクチャーを受ける様子

 

スタッフがいつまでも輝きながら働ける環境づくり

ーーますだ歯科での働き方について教えてください

当院は完全担当制で診療を行っています。ドクターと歯科衛生士、歯科助手、受付、TCに加え、クリーンスタッフが在籍しているため、それぞれの職種が集中して自身の業務に取り組めます。

 

ドクターの給与については、基本給に加えて保険と自費診療分の歩合給が入り、分院長になると歩合給のパーセンテージが変わります。パートの方も、時間給と歩合給を合計した額を毎月算出しています。

 

また、幹部制度を設けて、現在はドクター2名、歯科衛生士4名、歯科助手2名、受付1名、TC1名、総務2名の計12名が幹部として歯科医院を一緒に運営してくれています。

幹部にはもちろん幹部手当がつき、やる気のあるスタッフが選定されます。ほかにも産休育休制度や準社員制度を設けて、スタッフが長く勤められるような環境づくりを心がけていますね。

 

入社式や誕生日会だけでなく、いちご狩りや運動会など、定期的にイベントを開催し、スタッフには仕事以外の場でも充実してもらいたいと思っています。

 

治療中にもさまざまなディスカッションが行われる

 

日頃から人間関係を構築しておくことで、診療中に何か仕事を頼む場合や頼まれる場合もスムーズに話が進むと思うんです。

毎日たくさんのスタッフとコミュニケーションをとる必要がある職場では、非常に大切なことだと感じますね。


ーー今後はどういった職場を目指したいですか?

今働いてくれているスタッフが、一生ここで勤務したいと思えるような職場にしたいですね。

当院では、就職を決める前に、最低3回は見学に来てもらっています。求職者ご本人が“ここで働きたい!”と思い、納得した上で話を進めてもらいたいと思っているからです。

 

そうやって入社してくれたスタッフには長く勤めてもらいたいと思いますし、私自身、気心の知れた仲間とずっと一緒に働きたいと思っています。

 

写真はdStyle 医院トピックより 

 

患者さんのことを思いやれる分院長を募集

ーー若手歯科医師へのメッセージをお願いします。

若い頃にしかできない経験というのはたくさんあるので、若い先生方には“自分の道はこれだ!”と、いきなり決めてしまわずに、いろんな分野に興味を持って診療に取り組んでもらいたいと思っています。

 

そのためには、いろんな勉強会や学会に参加して、顔を広げることも必要です。そうやって自分の信頼できる仲間を増やしながら取り組んでいけば、毎日の診療が嬉しく、楽しくなると思います。

 

 

 

――先生が考える、一緒に働きたい歯科医師とは?

とにかく優しく、患者さんを思いやれる人が良いですね。また、一緒に働くスタッフにも気遣いができるような協調性を持っているということも重要だと考えます。

 

現在、当法人では分院長を募集していますが、経験年数が少なくても、自分にとってチャンスと思って意欲的に取り組んでくれる人なら大歓迎です。

いろいろなことにチャレンジしたいと思っている方は、ぜひ一度見学にお越しください!

 

ますだ歯科をもっと知りたい

ますだ歯科は、歯科医師(既卒)を募集しています。
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