⻭科衛生士に大人気!新しくなったジェルコートFを患者さんにおすすめしたい理由2つ! / WHITE CROSS編集部

・フッ化物濃度が1,450ppmFにリニューアルしたConCoolシリーズの『ジェルコートF』、多くの歯科医療従事者が選ぶ理由とは?

・ジェルコートFを患者さんに推奨したい2つの理由について、徹底深掘り!

 

この記事は、小児>フッ化物・う蝕予防

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はじめに

予防歯科にまつわる製品を長きにわたって展開するConCoolシリーズ。歯科医療従事者なら一度は何らかの製品を使ったことがあるのではないだろうか。

 

そんなConCoolシリーズを販売するウエルテック株式会社(以下、ウエルテック社)は2023年12月、多くの歯科医療従事者から人気を集める歯磨剤『ジェルコートF』のリニューアルを行った。

 

今回はリニューアルした内容をもとに、改めてジェルコートFの魅力に迫りたい。

 

リニューアルしたジェルコートF。患者さんに推奨したい理由2つとは?

今回のリニューアルによってジェルコートFが大きく変わった点は、フッ化物濃度が950ppmFから1,450ppmFになったこと

 

フッ化物濃度1,000~1,500ppmFのフッ化物配合歯磨剤が、日本で初めて医薬部外品として承認されたのが2017年3月である。他社の歯磨剤と同様、ジェルコートFにおいても当時から多くの歯科医療従事者からリニューアルの要望が相次いだ。それから約7年が経過し、満を持して、歯科医療従事者待望のリニューアルとなった。

 

今回は、ジェルコートを患者さんに推奨したい理由を以下の2つに絞り、お伝えしていきたい。

① イオン化効率が最大化されているから

他社製品に比べてジェルの粘度が高く、停滞性が良いから

 

ジェルコートFを患者さんにおすすしたい理由

 

 

① イオン化効率が最大化されているから

ジェルコートFはその名前の通り、ジェルタイプの歯磨剤であり、成分として研磨剤や発泡剤が配合されていない。そのため、う蝕を予防したい患者さんだけでなく、研磨剤による歯の摩耗が心配な方や、象牙質知覚過敏症を認める方など、幅広い患者さんに応用できると考えられる。

 

ただし、薬用成分の一つに塩酸クロルヘキシジンが配合されているため、クロルヘキシジンアレルギーをもつ患者さんや、着色しやすい嗜好品を頻繁に摂取する患者さんには注意が必要である。

 

ジェルコートFのコンセプトは「薬用効果を最大限に引き出すこと」。とりわけ「フッ化ナトリウムの歯質強化」と「塩酸クロルヘキシジンの殺菌効果」を引き出すことにこだわって設計されている。そのため、フッ化物中のイオン化を阻害する研磨剤等の成分や、殺菌効果を阻害する発泡剤等の成分を排除するなど、成分設計へのこだわりが見られる。

 

このことから、ジェルコートFは「フッ化物と殺菌剤のみが入ったジェル」と考える方がわかりやすいかもしれない。フッ化物と殺菌剤のみが入っているだけで、他は何もない。潔い。

 

また、ウエルテック社が行った研究では、フッ化物配合歯磨剤を使用した後、口中に留まるフッ化物イオン濃度に着目。

 

ジェルコートFと一般的に販売されているフッ化物濃度1,450ppmFの歯磨剤2種を用い、スクラビング法で2分間ブラッシングした後、15mLの水で5秒間洗口を行った。洗口5分後の唾液を採取し、イオン電極法にて睡液中のフッ化物イオン濃度を測定した。(n=7、各3回測定)

 

フッ化物配合歯磨剤が口中に留まるフッ化物イオン濃度に着目

 

 

1,450ppmF歯磨剤の違いによる唾液中のフッ化物イオンの確認(グラフはウエルテック社より提供)

 

研究結果によると、同じ1,450ppmFのフッ化物配合歯磨剤であっても、口中でイオン化したフッ化物濃度には差異が生じることが判明。この研究結果を踏まえてリニューアルしたジェルコートFは、口中に留まるフッ化物イオン濃度が有意に高いと示された。フッ化物の恩恵を受けてほしい患者さんには、ぜひおすすめしたい製品だ。

 

 

② 他社製品に比べてジェルの粘度が高く、停滞性が良いから

ジェルタイプの歯磨剤は、市販品ではほとんど見かけられず、歯科専売品の中でもペーストタイプに比べると圧倒的に種類が少ない。

 

また、ジェルタイプはペーストタイプに比べ歯磨剤の粘度が低く、歯ブラシ全体に乗せようと思うと、歯ブラシから歯磨剤が落ちてしまうこともしばしば。一方ジェルコートFは、ジェルの粘度を高くするよう開発されており、他社製品に比べ歯ブラシに乗せやすく、口腔内での停滞性も良い

 

そのためチェアサイドでTBIを行う際の操作性が良く、歯磨剤が透明であることから、口腔内のどこに歯ブラシがあたっているかも確認しやすい。

 

他社製品に比べてジェルの粘度が高いため、⻭ブラシに乗せやすく停滞性が良いから

 

 

先ほど、ジェルコートFのコンセプトは「薬用効果を最大限に引き出すこと」と述べた。

 

フッ化物や殺菌成分は、歯や粘膜にできるだけ長時間留まる方が、その薬用効果は得られやすい。この条件を満たすために、ジェルコートFは「高い粘度のジェルの物性」となっている。ジェルが歯や粘膜に長く留まることで、より高い薬用効果を期待できる

 

薬用効果を最大限引き出すことに注力すべく、成分設計だけでなく、ジェルの物性にもこだわり抜いて開発されている。ロングセラー商品になる理由が垣間見えた。

 

 

***

 

 

昨年末、WHITE CROSSでは会員に向けて、「ユーザーが選ぶ歯科製品調査」と題した大規模調査を実施。

 

379名の歯科医療従事者から回答を集めた結果、「歯磨剤・洗口液」の分野において、ConCoolシリーズが「臨床実感」「デザイン性」「サポートの手厚さ」で1位を取得した。

 

歯磨剤・洗口液部門

 

 

そんなConCoolシリーズの中でも、セルフケア用品において揺るがない人気を集める「ジェルコートF」。今回のリニューアルによって、より多くの歯科医療従事者からの支持が得られることが予想される。

 

フッ化物濃度が1,450ppmFになった点だけでなく、さまざまな魅力をもつ製品であることを改めて感じることができるのではないだろうか。

 

「ジェルコートFがなかなか1,450ppmFにならないから使用をやめた」という方は、ぜひ一度この機会にお試しいただきたい。

 

ジェルコートFの詳細はこちら

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