高齢期歯科口腔保健活動として8020運動は国民運動として広がりを見せた。さらに、口の機能に注目した「オーラルフレイル」が日本発の概念として2014年に考案された。日本歯科医師会からは歯科医療機関むけのマニュアル(2019年)、通いの場での展開を目的としたマニュアル(2020年)が出された。また経時的には前後するが、口腔機能健診に軸足を置いた「後期高齢者歯科健診」が整備(2014年)され、その歯科医療の受け皿として「口腔機能低下症」が歯科保険病名(2018年)として創設された。
このような、地域における高齢期の口腔機能を支える様々な「新たな仕掛け」が整備された。以上を受け、オーラルフレイルの概念の見直しが行われ、令和6年4月1日にオーラルフレイルに関する3学会・合同ステートメントに関する記者会見が厚生労働省で行われた。本セミナーでは、本ステートメント内容を踏まえ、高齢期の口腔機能を支える視点を参加者の皆様と考えていきたい。
このような、地域における高齢期の口腔機能を支える様々な「新たな仕掛け」が整備された。以上を受け、オーラルフレイルの概念の見直しが行われ、令和6年4月1日にオーラルフレイルに関する3学会・合同ステートメントに関する記者会見が厚生労働省で行われた。本セミナーでは、本ステートメント内容を踏まえ、高齢期の口腔機能を支える視点を参加者の皆様と考えていきたい。