「いつも口が開いている」「食べ方が気になる」など、子どもの口腔機能の問題について、最近は保護者から相談されることも少なくないと思います。これらの問題は、日常生活に大きな不自由がないため、つい見過ごされやすいものですが、長期間にわたって継続すると、歯列・咬合の不正に結びついたり、また全身の健康にも影響を及ぼすことが考えられます。幼児期から学童期の歯・口の発育と口腔機能の発達を理解したうえで、子どもの口腔機能の問題をどう診て、どのようなアドバイスや対処が必要なのかを考えてみましょう。また、保護者からよくある質問についても、「様子をみましょう」というだけではなく、適切に対応するヒントをお伝えできればと思います。
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