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歯科漢方医学

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2017年4月から、歯学教育のコアカリキュラムに「和漢薬」が明記された。昔から漢方薬は使用されていたが、近年、8割以上もの医師が漢方薬を処方しているといわれており、漢方薬を服用している患者の歯科受診はこの先さらに増えてくると考えられる。

そこで本書では、歯科医師を目指す学生や初学者が漢方医学を体系的に学ぶことができるように、「そもそも漢方医学とは何か」という基本的事項から、臨床応用にも役立つ「歯科の観点からみた西洋薬との相互作用と有害作用」まで簡潔にまとめた。西洋医学と漢方医学の両方の薬を併用することが日常茶飯事になる時代がきており、一般歯科開業医にもぜひ読んでいただきたい入門書である。
第1章  漢方医学と西洋医学の違い
1.自然医学としての漢方
2.漢方医学の誕生
3.漢方医学の変遷(中国、日本)
4.漢方病態理論
5.生薬と漢方の薬理学
6.漢方の診断
7.四診(望、聞、問、切)
8.舌診
9.統合医療としての漢方医学
 
第2章 口腔疾患に有効な漢方薬
1.口腔内の疼痛
2.歯周病
3.粘膜疾患
4.口腔乾燥症
5.顎関節症
6.三叉神経痛、顔面神経麻痺
7.その他
 
第3章 医科で処方される主な漢方薬
1.漢方の投与禁忌例
2.相互作用
3.医科で処方される漢方薬
 
第4章 漢方薬と西洋薬の相互作用と有害作用
1.漢方薬処方の作用と有害作用
2.注意すべき生薬
3.西洋薬との相互作用
 
第5章 漢方薬の選択方法
1.弁証論治
2.方証相対
3.随証治療の必要性(病名漢方療法の功罪)
4.「漢方薬薬効分類」と「効能または効果」
 
第6章 付録
1.主な漢方薬と適応症
2.生薬別の作用
3.効能別にみた漢方薬
4.漢方を因数分解する
5.医療保険と歯科疾患
6.練習問題

歯科漢方医学

  • 著者

    歯科漢方医学教育協議会
    柿木 保明
    王 宝禮
    山口 孝二郎

  • 出版社

    永末書店

  • ページ

    72ページ

  • サイズ

    B5判

  • ISBN

    978-4816013430

  • 価格

    3,080円(税込)

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