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[VOD]ペリオ患者のための矯正治療(Perio-Ortho Therapy)

■ 佐分利 清信 先生:https://www.whitecross.co.jp/events/view/4100
■ 甲斐 智之 先生:https://www.whitecross.co.jp/events/view/4102
■ 吉野 宏幸 先生:https://www.whitecross.co.jp/events/view/4099
昨年(令和4年)行われた厚生省が実施している歯科疾患実態調査では、80達成者は51.6%まで達した。
しかし今日までの経過を振り返ると毎回12%程度向上し続けた達成率は、2016年からは横ばい傾向を示している。また、年齢が増加するにつれて、4mm以上の歯周ポケットを有する割合が増加している傾向を示す。これは、高齢になるにつれ、歯周病管理が全身の健康管理とともに益々重要であることを示している。
これからの歯科医療は超高齢化社会に向け、患者の健康寿命の向上を目的とした包括的歯科診療の実践が益々求められているといえる。
包括歯科治療の目標は炎症のコントロールと歯列の長期にわたる安定であることは言うまでもない。中等度以上に歯周病が進行した患者の多くは、欠損のみならず歯列の変化を認める。また、欠損補綴が必要なケースの多くは欠損部位の問題だけでなく、歯周病の進行により、歯の位置及び歯列の病的な移動(Pathologic Tooth Migration:PTM)がみられ、さらに咬合機能の崩壊が進行している場合が多く、正に一口腔単位で咀嚼器官としての機能回復が求められる。これらの目的を達成させるためには非常に歯周疾患を伴う歯周矯正が重要である。単に叢生などの歯列不正を改善させる矯正治療のみならず、歯周病の進行に伴う病的な歯の移動を改善し、歯列の連続性を整え、さらに歯層骨、歯肉レベルの連続性を整えることにより、清掃性の高い歯周環境を再構築させることが、治療後の永続性につながる。
インプラント治療は欠損修復の選択肢として確立された時代であるが、欠損ありきの診断ではなく、歯周矯正治療を包括的歯科治療の重要なオプションとして位置づけ、残存歯を保存するための歯周治療、矯正治療、補綴治療の延長線上に、インプラント治療を包括的に治療計画の中に組み立てる必要があり、その診断と治療プロトコルの実用的なガイドラインを提供したい。
配信中

[VOD]ペリオ患者のための矯正治療(Perio-Ortho Therapy)

申し込み
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  • 日時

    2024年4月16日(火)~10月31日(木)
    期間内であれば自由に視聴できます

    講演時間:108分

  • 会場

    ご自宅や診療室(インターネット経由)

    ↓ご視聴できない方はこちら
    https://whitecross.jp/faq

  • 費用

    8,800円(税込)

    領収書は、マイページ>申込み済みライブ配信>領収書 よりダウンロードいただけます

  • 対象

    歯科医師

  • 内容

    ペリオ、矯正歯科・小児歯科

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