B.O.P.T.は、『歯周外科処置なく歯頚ラインを整えることができる』『退縮している歯肉について歯肉の厚みも含めて顕著な改善が望める』『予後の長期安定』など既にその結果が長期に確認されている多くのメリットがあり、歯科医師としても患者としても満足度の高いやりがいのある治療法です。
既に、WHITE CROSSにて計5回、日本歯科審美学会、東京SJCDテクニシャンミーティング、その他講演会での発表、また、日本歯科評論、デンタルダイヤモンド他、雑誌への掲載等を通じて、そのコンセプト、またプロビジョナルの重要性についてお話しして参りました。
毎回反響も大きく、公式B.O.P.T.の勉強会であるB.O.P.T.JAPANの会員も年々数を増やしつつありますが、最近は患者さんからの直接の問い合わせなども増えてきており、患者さん側も勉強している方が多くなってきている印象がございます。
今回は『コンセプトの原点は治療予後の長期安定である』という視点から、ブラッシング、メンテナンス、技工、インプラントへの応用などのポイントについて、具体的にお話ししたいと考えております。
また、UP-DATEとして当院における実際の臨床例から「最近の患者さんからの問い合わせ内容」「患者さんから頂いている主なるご要望」「B.O.P.T.を行なう為に医院で必要とされる条件とは何か？」についてもお伝えしていきたいと思います。
それらのことが、一時的な歯肉の変化ではなく数年後の予後に差がつく点であり、患者さんからの真の評価に繋がるポイントであるように感じております。