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改訂版 これからは免疫学

改訂版 これからは免疫学の画像です
●免疫学の基礎から臨床での関わりまで、分かりやすく、読みやすく解説した免疫学入門書。免疫学の急速な展開に対応して内容を改訂、特筆すべき多くの新知見を追加した。
●図版を多用して難解な免疫学的なメカニズムが理解しやすいように編集した。通読することで、免疫機構の概要が把握できる。
●免疫破綻がもたらす不都合が理解でき、免疫現象がもっと身近になる。
●CBT・国家試験対策だけでなく、臨床に出たときにも役に立つ情報を掲載。

第1章 序論 免疫とは?
 第1章 キーワードの整理

第2章 免疫関連器官・免疫担当細胞
 1 免疫関連器官 (immunocompetent organs)
 2 免疫担当細胞(immunocompetent cells)
 3 CD(cluster of differentiation)分類
  1)T 細胞
  2)B 細胞(B cell)
  3)形質細胞(プラスマ細胞 plasma cell)
  4)単球(monocyte)
  5)樹状細胞(dendritic cell)
  6)マクロファージ(macrophage)
  7)ナチュラルキラー細胞(NK 細胞 natural killer cell)
  8)好中球(neutrophil)
  9)好酸球(eosinophil)
  10)好塩基球・肥満細胞(basophil・mast cell)
  11)血小板(platelet)
 第2章 キーワードの整理

第3章 生体にとっての自己・非自己とは?
 1 自然免疫系レセプターによる非自己成分の認識
 2 主要組織適合遺伝子複合体(major histocompatibility complex)が規定する自己・非自己
 3 T 細胞レセプター・B 細胞レセプターによる非自己の認識
 第3章 キーワードの整理

第4章 自然免疫 Innate immunity
 1 体表のバリア
 2 病原微生物が体表のバリアを突破した際に働く自然免疫
  1)好中球による食菌
  2)マクロファージによる処理
  3)樹状細胞による処理
  4)NK 細胞による標的細胞の排除
  5)抗菌因子による抗原排除
 第4章 キーワードの整理

第5章 樹状細胞とマクロファージ -自然免疫と獲得免疫の橋渡し-
 第5章 キーワードの整理

第6章 獲得(適応)免疫(1)-細胞性免疫-
 1 T 細胞の多様性
  1)サイトトキシックT 細胞による感染細胞の排除
  2)マクロファージの活性化による抗原排除
 第6章 キーワードの整理

第7章 獲得免疫(2)-体液性免疫-
 1 体液性免疫の誘導
 2 免疫グロブリン産生によるメリット・デメリット
 第7章 キーワードの整理

第8章 抗体の多様性は如何に作られるか
 1 免疫グロブリンの基本構造
  1)H 鎖
  2)L 鎖
 2 免疫グロブリン各クラスの比較
  1)IgG
  2)IgA
  3)IgM
  4)IgD
  5)IgE
 3 免疫グロブリンの抗原特異性とクラススイッチ
  1)可変領域の遺伝子再編成(rearrangement)
  2)免疫グロブリンクラススイッチ
  3)T 細胞レセプターの多様性
 第8章 キーワードの整理

第9章 サイトカインネットワーク
 1 主なサイトカインの働き
  1)Interleukin 1(IL-1)
  2)Interleukin 2(IL-2)
  3)IL-3、IL-4、IL-5
  4)IL-6
  5)IL-7、IL-9(IL-8 はケモカインとして次章で説明する)
  6)IL-10
  7)IL-12
  8)IL-11、IL-13 ~IL-27
  9)Interferon(IFN)
  10)腫瘍壊死因子(tumor necrosis factor:TNF)
  11)Transforming growth factor β(TGFβ)
  12)Granulocyte colony-stimulating factor(G-CSF)、monocyte colony-stimulating factor(M-CSF)、granulocyte-macrophage colony-stimulating factor(GM-CSF)
  13)エリスロポエチン(EPO)、トロンボポエチン(TPO)、造血幹細胞因子(SCF)
  14)破骨細胞分化因子(osteoclast differentiation factor:ODF/receptor activator of NFκB ligand:RANKL)
  15)サイトカインネットワーク

第10章 ケモカインとケモカインレセプター、細胞接着因子 -リンパ球ホーミングの仕組み-
 1 末梢リンパ節へのリンパ球ホーミング
 2 腸管関連リンパ組織GALT へのリンパ球ホーミング
 3 炎症時の好中球の血管外滲出
 第10章 キーワードの整理

第11章 免疫寛容・自己免疫
 1 自己寛容(self tolerance)
  1)T 細胞の中枢性寛容
  2)T 細胞の末梢性寛容
  3)B 細胞の中枢性寛容
  4)B 細胞の末梢性寛容
 2 自己免疫(autoimmunity)
 3 抗原特異的寛容

第12章 アレルギー(allergy)
 1 I 型アレルギー
 2 II 型アレルギー
 3 III 型アレルギー
 4 IV 型アレルギー

第13章 自己免疫疾患
 1 自己免疫疾患の分類
 2 内分泌系の臓器特異的自己免疫疾患
  1)橋本病 Hashimoto thyroiditis
  2)甲状腺機能亢進症( グレーブス病またはバセドウ病)
  3)原発性粘液水腫 idiopathic myxedema
  4)インスリン依存性糖尿病 type I diabetes mellitus
  5)インスリン抵抗性糖尿病 type II diabetes mellitus
  6)その他の内分泌臓器の自己免疫疾患
 3 消化器系の臓器特異的自己免疫疾患
  1)悪性貧血 pernicious anemia
  2)潰瘍性大腸炎 ulcerative colitis
 4 泌尿器系の臓器特異的自己免疫疾患
  1)グッドパスチャー症候群
  2)抗尿細管上皮病
 5 口腔粘膜・皮膚の臓器特異的自己免疫疾患
  1) 尋常性天疱瘡 pemphigus vulgaris
  2) 水疱性類天疱瘡 bullous pemphigoid
 6  神経・筋の臓器特異的自己免疫疾患
  1)重症筋無力症 myasthenia gravis
  2)多発性硬化症 multiple sclerosis
 7 血球成分の臓器特異的自己免疫疾患
  1)自己免疫性溶血性貧血 autoimmune hemolytic anemia
  2)寒冷凝集素性溶血性貧血 cold agglutinin disease
  3)特発性血小板減少性紫斑病 idiopathic thrombocytopenic purpura
 8 全身的自己免疫疾患
  1)シェ-グレン症候群 Sj?gren's syndrome
  2)全身性エリテマトーデス systemic lupus erythematosus (SLE)
  3)慢性関節リウマチ rheumatoid arthritis
 第13章 キーワードの整理

第14章 粘膜免疫機構
 1 外界に開かれた粘膜免疫誘導組織
  1)ワルダイエル輪
  2)消化管関連リンパ組織 GALT
 2 誘導組織と実効組織間での循環帰巣(ホーミング)経路
 3 腸管上皮細胞間リンパ球の重要性
 4 粘膜免疫を利用したワクチン開発

改訂版 これからは免疫学

  • 著者

    山中 武志

  • 出版社

    永末書店

  • ページ

    164ページ

  • サイズ

    B5判

  • ISBN

    978-4816012600

  • 価格

    7,700円(税込)

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