
中国の広州中医薬大学の研究チームが、欧州心臓学会のHFA Discoveriesにおいて発表した研究成果によると、舌表面の細菌叢により心不全の診断ができるようになる可能性があるという。
当研究においては、健全者28名と慢性心不全の患者42名の舌表面の細菌叢の比較が行われた。両群ともに、舌疾患や歯科疾患がなく、過去1週間において上気道感染症(かぜ症候群)に罹患しておらず、妊娠中および授乳中ではない者が参加した。朝、参加者が食事をしたり口腔清掃を行う前に、舌表面の細菌叢が採取され、16S rRNAというシークエンス技術により各検体における細菌の組成が分析された。
その結果、慢性心不全の患者群においては共通した特定の細菌叢が見られ、健全者群においても別の共通した細菌叢が見られ、両者に重複は見られなかったという。また、心不全の進行に伴い、ユーバクテリウムやソロバクテリウムの減少が見られたという。
研…
当研究においては、健全者28名と慢性心不全の患者42名の舌表面の細菌叢の比較が行われた。両群ともに、舌疾患や歯科疾患がなく、過去1週間において上気道感染症(かぜ症候群)に罹患しておらず、妊娠中および授乳中ではない者が参加した。朝、参加者が食事をしたり口腔清掃を行う前に、舌表面の細菌叢が採取され、16S rRNAというシークエンス技術により各検体における細菌の組成が分析された。
その結果、慢性心不全の患者群においては共通した特定の細菌叢が見られ、健全者群においても別の共通した細菌叢が見られ、両者に重複は見られなかったという。また、心不全の進行に伴い、ユーバクテリウムやソロバクテリウムの減少が見られたという。
研…
新規登録・ログインして全文を読む
続きを読むには会員登録(無料)が必要です
登録によりWHITE CROSSの他サービスもご利用いただけます
執筆者

WHITE CROSS編集部
臨床経験のある歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士・歯科関連企業出身者などの歯科医療従事者を中心に構成されており、 専門家の目線で多数の記事を執筆している。数多くの取材経験を通して得たネットワークをもとに、 歯科医療界の役に立つ情報を発信中。
記事へのコメント(0)