普通方向の智歯抜歯から、骨性埋伏抜歯まで様々な智歯抜歯が存在します。智歯抜歯は、最後臼歯であり、前歯に比較して、根の数も複数根でありと同時に、退化傾向にある歯なので根も奇形的な形をしていることが多い。
最近は、歯科用CTの普及と保険適応になる事で、診断がより正確になりました。読影が正確に画像診断で術者が手術目線で行えることにより、手術のプランニングを事前にいかに行えるかで手術時間や最小の侵襲で行えるかが勝負になってくるといえます。
今回は、最小の歯肉切開、剥離、骨削除でいかに30分以内の短時間で抜歯を行えるか、また自分の技量で行ってよいかどうかの診断基準等を詳しく説明します。