2020年1月から続く新型コロナウイルス感染症の影響が未だ色濃く残ったまま、2022年がスタートしました。この2年間、日本だけでなく世界中が以前とは異なる生活習慣を身につけ、歯科医院においてもその変化を避けることはできません。感染対策に重きが置かれている世の中ですが、歯科医院はHIV感染以来多くの感染症に対応してきていますので、クラスターを起こさない医療機関として、逆に注目を浴びております。一方、経営環境としては、国からの多くの補助が受けられたこの2年間(いわゆるバブル)から抜け出し、地に足をつけた運営が求められています。奇しくも、この4月には保険改正も行われます。2025年(団塊の世代が後期高齢者に突入)まで今回を入れて保険改正はあと2回しかありません。おそらく将来的な示唆が含まれたものになるであろうと予測しています。(次回は医療・介護の同時改正)中医協の資料の中に『専門分野に応じた歯科診療所間の役割分担、複数の歯科診療所のグループ化、歯科診療所の規模の確保等を検討し、機能分化を図る』という文言が入りました。これまで康本塾で繰り返し伝えていた「穏やかなグループ化」や「1.5次医療機関(要は我々のような大型)」が、ようやく取り入れてもらえる時代がやってきたようです。2022年の康本塾は、保険改正はもちろんのこと、2025年からの10年を見越した動きを模索していただきたいと考えております。ぜひ、多くの方々のご参加をお待ちしております。
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