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久保庭 雅恵

久保庭 雅恵

歯科医師・博士(歯学)
1988年 京都大学農学部農学科 卒業
1995年 大阪大学歯学部歯学科 卒業
1998年 同大学同学部予防歯科学講座 助手
2001年 博士号取得             
2003年 Department of Oral Biology, University of Florida Postdoctoral Fellow
2007年 大阪大学大学院歯学研究科口腔分子免疫制御学講座予防歯科学 助教
2012年 同大学歯学部附属病院歯質制御科予防歯科 講師
2016年 同大学大学院同研究科同講座同学 准教授
2017年 九州歯科大学大学院 非常勤講、徳島大学 非常勤講師

日本口腔衛生学会 代議員/学術委員/指導医/専門医/認定医
近畿・中国・四国口腔衛生学会 幹事
日本バイオフイルム学会 評議員
大阪大学歯学会 評議員
歯科基礎医学会
日本細菌学会
日本生物工学会
Member, American Society for Microbiology(ASM)
Member, Japanese Association for Dental Research(JADR)
Member, International Association for Dental Research(IADR)
Associate Editor, Frontiers in Cellular and Infection Microbiology
Editorial Board, Molecular Oral Microbiology
京都大学農学部を卒業後、一般企業に2年間勤務。その後、大阪大学歯学部に3年次編入学し、卒業後は予防歯科学教室に入局。研修医時代より研究を開始し、主に歯周病菌を対象としたin vitro研究に従事する。2001年に博士号を取得後、フロリダ大学に留学。帰国後は、疾患の病因論に裏付けられた予防歯科臨床を実践すべく、臨床、教育、研究の3足のわらじを履いて奮闘する。教育においては、約1年と短い病院実習期間で、どのように歯科医師の卵たちに「疾患リスクを見抜く目」を習得させ、「ライフステージごとに変化する疾患リスクに先手を打つメインテナンス」の重要性を理解させるかに重きを置く。
研究においては、大阪大学工学研究科メタボロミクス研究室および大阪大学医学系研究科代謝内科との共同研究により、メタボロミクスの手法をいち早く取り入れた医歯工連携臨床研究を展開。唾液メタボローム解析により歯周病や糖尿病、動脈硬化の重症度が予測できるモデルを構築することに成功する。これら一連の研究で明らかにしたバイオマーカー候補物質を、公衆衛生の現場での疾患スクリーニングや自宅での疾患モニタリングに応用するためのキット開発を目指している。全国でも数少ない歯学部臨床系予防歯科を担当する教員としての重責をひしひしと感じつつ、さまざまな情報を書籍や講演を通じて発信している。