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増補版 複製義歯

増補版 複製義歯の画像です
高齢化が進展し、義歯を新しくしたくても、順応能力の低下や要介護、認知症など、義歯製作に必ずしも協力的と限らない状況下で重要になる「慣れた」義歯。
これを基準に作成する複製義歯は、まさに患者目線に立った手法といえる。
従来の複製義歯の考え方や方法に、今後は主流になると思われる訪問診療の現場や、デジタル化の部分を新たに書き加えた「複製義歯」のことがまるごとわかる1冊。
Ⅰ 患者の希望する義歯
1. 患者の希望する義歯とは
Ⅱ 患者の不満と現義歯の診査
1. 現義歯をたたき台に
 1 義歯の維持、安定の不足、不満
 2 当たりがあって痛い(義歯性線維腫、褥瘡性潰瘍など)
 3 かめない
 4 話しにくい
 5 感覚的な不満
 6 審美性
 7 その他
Ⅲ 口腔内外の診査
1. 床下粘膜
2. 筋と動き
3. 骨組織
4. 顎位
5. 顔貌
Ⅳ 現義歯の利用
1. 床の更新(リベース)
2. 床の一部更新(リライン)
3. 人工歯の更新
4. 咬合面再形成
5. 治療用義歯
6. 現義歯を印象用トレーとして使う
7. 現義歯の改造
 1 現義歯をそのまま部分的に使用
 2 形状の部分的活用
8. 複製するか否か
Ⅴ 複製義歯の意義
Ⅵ 複製義歯の変遷
1. 歴史的変遷 その1(~ 1986 年)
2. 歴史的変遷 その2(1987 年~)
Ⅶ 義歯の複製法
1. フラスクを用いる方法
 1 現義歯をそのまま複製する場合
 2 現義歯を新義歯作製のガイドとする場合
2. デジタル技術を用いる方法
 1 複製義歯製作のためのデジタル技術とは
 2 複製義歯製作のための印象をとるには
 3 複製義歯の製作方法
 4 デジタル技術で義歯を複製する長所と短所
 5 デジタル技術での複製義歯の材料
 6 製作時の精度
 7 審美性
 8 形態修正をするには
Ⅷ 複製義歯を用いた義歯治療の実際
1. 複製義歯の多様性
2. スペアー義歯としての活用
3. 暫間義歯としての活用
4. 治療用義歯から最終義歯への活用
 1 治療用義歯をそのまま引き続き使えない理由
 2 治療用義歯をそのまま新義歯に置換しなくてはならないか
5. 義歯製作のためのトレー、バイトリム、ガイドなど
 1 義歯製作の実際例
6. 部分床義歯としての応用
7. 顎補綴における応用
8. 義歯をもたない無歯顎患者
 1 教科書的に平均値を参考に作製
 2 追加補綴、補修による仮義歯
 3 即日、仮義歯を製作
 4 義歯作製のメリットとデメリット
Ⅸ 訪問歯科診療における複製義歯の活用
1. 訪問歯科診療の重要性
2. 訪問歯科診療の実際
3. 訪問歯科診療における義歯治療
4. 複製義歯による製作法の活用
Ⅹ 複製義歯のメインテナンス
1. 用途に応じたメインテナンス

増補版 複製義歯

慣れた義歯こそ高齢者の求める義歯
  • 著者

    濱田 泰三
    市川 哲雄

  • 出版社

    永末書店

  • ページ

    128ページ

  • サイズ

    B5判

  • ISBN

    978-4816013300

  • 価格

    6,600円(税込)

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