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サイナスフロアエレベーション

サイナスフロアエレベーションの画像です
これまで、サイナスフロアエレベーションを行う際のガイドライン的なものは存在しえず、術者どうしで共通認識を持つことが難しかった。本書は、サイナスを形態別に分類し、難易度を判定するコミュニケーションツールとして世界に先駆けて発刊された。術者は、今回考案された15の診査項目に沿って難易度を判定し、その結果ごとの注意事項に配慮した手術を行うことで、より安全で、より予知性の高い治療結果を生むことができるだろう。
1章 術式の概念
1章1 サイナスフロアエレベーションの歴史的返遷
1 サイナスフロアエレベーションの歴史
2 サンドウィッチサイナスフロアエレベーションの確立

1章2 サイナスフロアエレベーションの現在の位置づけ
1 最新文献における成功率
2 サンドウィッチサイナスフロアエレベーションの概念
3 上顎洞へのアプローチ法の選択基準
4 オステオトームテクニックによる上顎洞粘膜の挙上範囲
5 側方開窓法による分類

1章3 サイナスフロアエレベーションのための解剖
1 上顎洞の形態、大きさ
1)上顎洞の形態
2)上顎洞の大きさ
2 上顎洞内の隔壁
3 上顎洞粘膜
4 血管(上歯槽動脈)

2章 鑑別診断
2章1 CT画像による上顎洞形態の分類およびアプローチ法
1 CT画像による上顎洞形態の分類
2 アプローチ法

2章2 症例の難易度別分類
1 適応および非適応症例の分類
2 診査項目
a 歯槽頂線
b 上顎洞底線
c 上顎洞底‐歯槽頂間距離
d 頬舌的歯槽頂部骨幅
e 上顎洞内壁の近遠心的距離
f 上顎洞幅径
g 上顎洞内隔壁の高さ
h 側方開窓部骨壁の厚さ
i 歯槽骨内病変
j 隣在歯根尖病変
k 隣在歯根尖位置
l CT値
m 上顎洞粘膜の肥厚
n 上顎洞内病変
o 側方開窓部骨壁の血管

3章 難易度別症例
3章1 難易度 I ・上顎洞形態1-E型症例
1)診査
2)上顎洞形態の分類
3)診査結果と難易度の判定

3章2 難易度 II ・上顎洞形態5-C型症例
1)診査
2)上顎洞形態の分類
3)診査結果と難易度の判定

3章3 難易度 III ・上顎洞形態6-C型症例
1)診査
2)上顎洞形態の分類
3)診査結果と難易度の判定

4章 トラブルシューティング
4章1 術中の偶発症
1 上顎洞粘膜の裂開
1)側方開窓部の骨溝形成時の裂開
2)上顎洞粘膜の剥離時の裂開
3)骨移植材料填入および同時法でのインプラント埋入時の裂開
4)上顎洞粘膜の穿刺時の裂開
2 血管の損傷
5)側方開窓部の骨溝形成時の血管の損傷
6)側方開窓部骨壁の剥離時の血管の損傷
7)上顎洞粘膜の剥離時の損傷

4章2 術後の合併症
1 鼻出血
1)手術直後の鼻出血
2)手術翌日の鼻出血
2 感染
3)上顎洞炎
4)頬側骨壁の腐骨

5章 術式のための器具および材料
5章1 サイナスフロアエレベーションで使用する手術器具とその流れ
1 診査・診断機器
2 手術器具と治療の流れ

5章2 サイナスフロアエレベーションで使用する材料の種類と特徴
1 骨移植材料の種類と特徴
2 骨移植材料の使用量

索引
あとがき

サイナスフロアエレベーション

―形態からみる難易度別アプローチ―
  • 著者

    山道 信之
    糸瀬 正通

  • 出版社

    クインテッセンス出版

  • ページ

    112ページ

  • サイズ

    A4判変型

  • ISBN

    978-4781200200

  • 価格

    15,400円(税込)

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