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歯周病学

歯周病学の画像です
本書は、既刊「歯科衛生士教育マニュアル」シリーズを全面的に改編し、よりビジュアルに最新の情報、使用器具器材を盛り込みながら、歯周病にまつわる基礎的な知識を網羅し、併せて歯周治療の流れに沿った実践的な解説を行った。イラストや臨床写真による術式の紹介、セルフケア、プロフェッショナルケアの実際、メインテナンスの方法など、歯科衛生士の役割を明確にしながら、知識と手技を習得できるよう構成した最新テキストである。
chapter1歯周病とは
1‐1 歯周病とは
1‐2 歯周治療の目的と意義
1‐3 歯周治療における歯科衛生士の役割

chapter2歯周組織の構造と機能
2‐1 歯周組織の構造と組成
 1)歯肉,歯肉上皮および歯肉結合組織
 2)歯槽骨
 3)歯根膜
 4)セメント質
2‐2 歯と歯周組織の付着
 1)上皮性付着
 2)結合組織性付着
2‐3 歯周組織と咬合
 1)咬合 
 2)安静位と安静空隙
 3)咬頭嵌合位と中心咬合位
 4)中心位
 5)歯周組織に影響する咬合力
2‐4 歯周組織の防御機構
 1)自然免疫 
 2)獲得免疫 
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chapter3歯周病の疫学
3‐1 歯周病の疫学
3‐2 歯周病の実態
 1)歯周病の有病状況
 2)歯周病治療の受診状況
3‐3 歯周病の疫学に用いる指数
 1)口腔清掃状態を表す指数
 2)歯肉炎を表す指数
 3)歯周炎を表す指数
 4)歯周病治療の指針となる指数
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chapter4歯周病の予防
4‐1 歯周病予防の基礎
 1)歯周病予防の意義
 2)予防の分類
 3)プラークコントロールと健康教育
 4)早期発見と早期治療(早期予防)
4‐2 予防の方法
 1)ホームケアによるプラークコントロール
 2)健康管理 
 3)定期的な歯周組織の検査と予防処置(プロフェッショナルケア)
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chapter5歯周病の原因
5‐1 局所的要因
 1)発炎因子
   歯周病原細菌と歯周病の病態
   1.プラーク中細菌の役割
   2.細菌と関連する疾患とそれに関わる細菌
   3.細菌の病原因子
   4.歯周組織における感染防御機構と免疫機構
   5.プラーク 
   6.プラーク保持因子
 2)機械的因子 
 3)形態的因子
5‐2 全身的病因(因子)
 1)内分泌腺機能異常
 2)喫煙 
 3)栄養不足 
 4)血液疾患 
 5)遺伝性疾患
 6)皮膚疾患 
 7)免疫疾患 
 8)薬物による疾患
5‐3 歯周病のリスクファクター(危険因子)
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chapter6歯周病の病態と分類
6‐1 歯周組織の病的変化
 1)歯肉溝
 2)ポケットの形成
 3)歯肉の病的変化 
 4)歯槽骨の吸収と形態変化
 5)歯の動揺・病的移動と咬合
 6)根分岐部病変
 7)歯周‐歯内病変
 8)口臭
6‐2 歯周病の分類
 1)歯周病の分類(2006年日本歯周病学会の分類)
 2)歯肉炎
 3)歯周炎
 4)潰瘍性歯周疾患
 5)咬合性外傷
 6)全身疾患と歯周病とのかかわり(歯周医学)
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chapter7歯周病の検査
7‐1 初診と医療面接
 1)主訴 
 2)現病歴 
 3)既往歴
 4)家族歴
 5)服用薬物の情報
 6)アレルギー
 7)生活習慣
7‐2 歯周組織の検査
 1)歯肉の炎症 
 2)プロービング
 3)アタッチメントレベルと付着歯肉の幅
 4)歯の動揺度
 5)口腔清掃状態の評価(プラークの付着状態)
 6)根分岐部病変の検査
 7)エックス線写真検査 
 8)咬合検査
 9)接触点(食片圧入)の検査
 10)スタディモデル(研究用模型)
 11)口腔内写真
 12)先進的検査
7‐3 医療面接,歯周組織検査時の歯科衛生士の役割
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chapter8歯周病の診断と治療の進め方
8‐1 診断と予後
 1)歯周病の診断
 2)予後の判定
8‐2 治療計画の立案
 1)歯周基本治療
 2)歯周基本治療後の再評価
 3)歯周外科治療
 4)歯周外科治療後の再評価
 5)口腔機能回復治療 
 6)口腔機能回復治療後の再評価
 7)サポーティブペリオドンタルセラピー(SPT)とメインテナンス
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chapter9歯周病の治療の実際
9‐1 応急処置
 1)疼痛に対する処置
 2)症状の緩和を目的とした処置
9‐2 歯周基本治療
 1)歯周基本治療の目的と意義
 2)歯周基本治療の内容
   1.動機づけ(モチベーション)
   2.プラークコントロール
   3.セルフケア
   4.プロフェッショナルケア(歯肉縁下・縁上のプラークコントロール)
   5.スケーリングとルートプレーニング
   6.歯周ポケット掻爬術
   7.咬合調整と歯冠形態修正
   8.暫間固定
   9.う蝕の処置と歯内治療
   10.抜歯
   11.暫間義歯 
   12.プロビジョナルレストレーション
   13.悪習癖の改善
   14.歯周‐矯正治療
   15.知覚過敏の処置
   16.薬物療法
 3)歯周基本治療後の再評価
 4)歯周基本治療時の歯科衛生士の役割
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chapter10歯周外科治療
10‐1 歯周外科治療の目的
 1)目的
 2)適応と禁忌
10‐2 外科的歯周治療の分類と術式
 1)病的歯周ポケットの減少と除去を目的とした手術法
   1.切除療法
    (1)歯肉切除術
    (2)歯肉弁根尖側移動術
   2.組織付着療法 
    (1)歯周ポケット掻爬術
    (2)新付着術 
    (3)フラップ手術(歯肉剥離掻爬術)
 2)再生療法
    (1)歯周組織再生誘導法(GTR)
    (2)エナメルマトリックスタンパク(エムドゲイン?)を応用した方法
 3)軟組織の解剖学的形態の改善を目的とした手術法(歯肉歯槽粘膜形成術)
    (1)小帯切除術
    (2)歯肉弁側方移動術
    (3)歯肉弁歯冠側移動術
    (4)歯肉弁根尖側移動術
    (5)遊離歯肉移動術
    (6)歯肉結合組織移植術
10‐3 外科的歯周治療の種類と用途(小手術器具の種類,用途と取り扱い)
 1)局所麻酔(カートリッジの取り扱い)
 2)用途別器具
 3)縫合用器材の種類,用途と取り扱い
10‐4 ペリオドンタルパック
 1)目的 
 2)所要性質
 3)種類と取り扱い
10‐5 歯周外科処置後の創傷の治癒
 1)一般的な創傷の治癒形態
 2)歯周外科処置後の創面の治癒
10‐6 根分岐部に対する処置
 1)ファーケーションプラスティあるいはファルカプラスティ(分岐部整形術)
 2)ヘミセクション/トライセクション(根分割切除術)
 3)ルートセパレーション(歯根分離法)
 4)ルートアンプテーション(歯根切除法)
 5)トンネリング(トンネル形成術)
10‐7 歯周‐歯内病変の治療
 1)分類(Weineの分類)
 2)検査項目
 3)治療の進め方
10‐8 歯周外科治療後の再評価
10‐9 歯周外科治療における歯科衛生士の役割
 1)歯周外科治療術前の準備
 2)術後の管理と諸注意
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chapter11口腔(咬合)機能回復治療
11‐1 永久固定
 1)固定式固定
 2)可撤式固定
11‐2 歯冠内修復・歯冠補綴(クラウン)
 1)歯冠内修復 
 2)歯冠補綴(クラウン)
11‐3 ブリッジ
11‐4 可撤式義歯(部分床義歯)
11‐5 インプラントによる口腔機能回復治療(口腔インプラント術)
 1)インプラントの特徴
 2)種類と術式 
 3)インプラント周囲炎 
 4)インプラントのメインテナンス
11‐6 口腔機能回復処置後の再評価
11‐7 口腔機能回復処置時の歯科衛生士の役割
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chapter12メインテナンス
12‐1 歯周治療のメインテナンスの目的と意義
12‐2 リコールの期間 
12‐3 メインテナンス/SPT時の検査項目
 1)問診(医療面接)
 2)視診・触診 
 3)口腔清掃状態と歯肉の炎症の検査
 4)歯周ポケットとプロービング時の出血(BOP)の検査
 5)アタッチメントレベルの測定
 6)咬合状態と歯の動揺度の検査
 7)エックス線写真検査
 8)その他の検査 
12‐4 メインテナンス/SPT時の術式と方法
 1)口腔清掃再指導
 2)プロフェッショナルケア
12‐5 メインテナンス/SPT時の歯科衛生士の役割
復習しよう!

chapter13歯周治療とチーム医療
13‐1 チーム医療の意義と目的
13‐2 患者と歯周医療チームの関係
13‐3 歯科衛生士の役割
復習しよう!

索引 

<執筆分担>
chapter1……渡辺孝章
chapter2……田中昭男/上田雅俊
chapter3……野村慶雄
chapter4……勝谷芳文
chapter5……音琴淳一/平井 要
chapter6……音琴淳一
chapter7……野村慶雄
chapter8……渡辺孝章
chapter9……渡辺孝章/鈴木丈一郎
chapter10……栢 豪洋/金子憲章/力丸哲也
chapter11……田中昌博/柏木宏介
chapter12……鈴木丈一郎
chapter13……音琴淳一

歯周病学

  • 著者

    音琴 淳一
    栢 豪洋
    野村 慶雄
    渡辺 孝章
    上田 雅俊

  • 出版社

    クインテッセンス出版

  • ページ

    184ページ

  • サイズ

    B5判

  • ISBN

    978-4781201887

  • 価格

    3,740円(税込)

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