あなたは歯科・医療関係者ですか?

WHITE CROSSは、歯科・医療現場で働く方を対象に、良質な歯科医療情報の提供を目的とした会員制サイトです。

ブラキシズムの臨床

ブラキシズムの臨床の画像です
ブラキシズムは現在においては、異常機能としてのブラキシズムから、正常な機能としてのブラキシズムについての考察がなされるようになって来た。それは、ブラキシズムとは人間のストレス発散には必要欠くべからざるものとの認識がたかまっているからである。しかし一方においては、日常の歯科臨床においては、ブラキシズムの破壊的な力の問題があげられる。
歯科医が人間を治療の対象とする医療であるかぎり、この破壊から歯を守る咬合理論と原理が必要となる。
第1章 ブラキシズムに関連する口腔疾患
1 はじめに   
2 ブラキシズムによる口腔疾患(障害)   
3 ブラキシズムによる歯・歯質の障害   
4 ブラキシズムによる歯周組織の障害   
5 ブラキシズムによる咀嚼筋の障害   
6 ブラキシズムによる顎関節障害   
7 ブラキシズムとその他の口腔疾患   
8 ブラキシズムと口腔疾患のまとめ   

第2章 ブラキシズムの生理的意義
1 はじめに─咀嚼器官の進化的背景と睡眠ブラキシズム─   
2 睡眠ブラキシズム   
3 睡眠ブラキシズムの発現機序   
4 ブラキシズムによるストレス・マネージメントの概念   
5 生体のストレス性変化と咀嚼器官による攻撃性発現(ブラキシズム)の効果   
6 ブラキシズムと咬合学   

第3章 ブラキシズムと咬合学
1 はじめに   
2 ブラキシズムを理解するための咬合の基礎   
3 咬合治療における睡眠ブラキシズムの意義   
4 ブラキシズムに対応した咬合学   
5 咬合学におけるブラキシズムの重要性   
6 ブラキシズム・グラインディング運動   
7 ブラキシズムと犬歯誘導咬合   
8 ブラキシズムから歯や口腔を守るための咬合のルール   
9 顎関節の滑走運動と咬合   
10 オクルーザル・ガイダンスの順次性   

第4章 ブラキシズムの診断
1 咬合診査および診断の目的   
2 咬合診断のための下顎位   
3 咬合診査のための咬合採得   
4 咬合誘導路の診査   
5 ブラックスチェッカーによる睡眠ブラキシズム時の咬合接触診査   
6 コンディログラフを用いた生理的下顎位診査   
7 コンディログラフによるブラキシズム運動の診査   
8 セファログラムを用いた顎顔面骨格の形態分析と総合診断   
9 まとめ   

第5章 ブラキシズムを考慮した咬合構築(ワックスアップ)
1 順次誘導咬合   
2 生理的な下顎位   
3 咬合平面とアクティブ・セントリックの構築   
4 咬合構築の青写真   
5 ワックスアップの実際   
6 まとめ   

第6章 ブラキシズムに対応した咬合治療の実際
1 はじめに   
2 順次誘導咬合の概念   
3 順次誘導咬合の構築手順   
4 ブラキシズムへの対応の確認   
5 まとめ   


索引

ブラキシズムの臨床

その発生要因と臨床的対応
  • 著者

    玉置 勝司
    佐藤 貞雄

  • 出版社

    クインテッセンス出版

  • ページ

    88ページ

  • サイズ

    A4判変型

  • ISBN

    978-4781200590

  • 価格

    9,350円(税込)

買い物かごに入れる