
困った患者さんへの対応を精神科医と考える
歯科治療は、う蝕、歯周病など急性の器質的疾患への対応が主であり、慢性痛や機能性疾患への対応に慣れていない。機能性疾患には、「慢性の顎関節症、舌痛症、筋筋膜痛性の非歯原性歯痛、咬合違和感症候群など」があるが、その背景に心理社会的要因が関係していることが多く、治療を行うにあたっては、ラポールを築きながら心理社会的要因をみつけ、症状との関連に気づかせることが必要となる。
また、通常の器質的疾患と思っても、実際に診療してみると対応が困難な「困った患者さん」であったことに気づくこともあるが、その一方で、「困った患者さん」と思っても時間の経過とともに器質的問題が明らかになる場合もある。
ここで、「困った患者さん」とは、歯科医にとって治療で難渋する方達であるが、その中には様々な病態や歯科医自身の問題も含まれている。統合失調症やうつ病などの精神疾患は、当然、精神科医が対応すべきであろう。しかし、精神疾患や複雑な心理社会的問題が根底にあっても、口腔内の問題を抱えている患者は、歯科を訪れる。
歯科医は、技術的な手技について研鑽する場は多いが、心理社会的問題との関わりについては学ぶ場がないため、このようなケースに対して、個々のセンスで対応し、嵐が通り過ぎるのを待つというのが現状ではないであろうか。
コンサルテーション・リエゾン精神医学は他の診療科と協力して患者の診療にあたる精神科の領域であり、いくつかの歯科大学でも行われている。
今回、開業医に訪れた、さまざまな「困った患者さん」について、初診時の状況、経過、結末について提示し、これまで歯科におけるリエゾン外来に関わってきた歯科医の和気裕之先生、精神科医の宮地英雄先生とともにディスカッションしていくなかで、歯科医が、どのように「困った患者さん」に関わるかについて明らかにしたい。
※本セミナーは、2024年9月2日~9月30日にWHITE CROSS LIVEセミナーにて配信されたものです。
また、通常の器質的疾患と思っても、実際に診療してみると対応が困難な「困った患者さん」であったことに気づくこともあるが、その一方で、「困った患者さん」と思っても時間の経過とともに器質的問題が明らかになる場合もある。
ここで、「困った患者さん」とは、歯科医にとって治療で難渋する方達であるが、その中には様々な病態や歯科医自身の問題も含まれている。統合失調症やうつ病などの精神疾患は、当然、精神科医が対応すべきであろう。しかし、精神疾患や複雑な心理社会的問題が根底にあっても、口腔内の問題を抱えている患者は、歯科を訪れる。
歯科医は、技術的な手技について研鑽する場は多いが、心理社会的問題との関わりについては学ぶ場がないため、このようなケースに対して、個々のセンスで対応し、嵐が通り過ぎるのを待つというのが現状ではないであろうか。
コンサルテーション・リエゾン精神医学は他の診療科と協力して患者の診療にあたる精神科の領域であり、いくつかの歯科大学でも行われている。
今回、開業医に訪れた、さまざまな「困った患者さん」について、初診時の状況、経過、結末について提示し、これまで歯科におけるリエゾン外来に関わってきた歯科医の和気裕之先生、精神科医の宮地英雄先生とともにディスカッションしていくなかで、歯科医が、どのように「困った患者さん」に関わるかについて明らかにしたい。
※本セミナーは、2024年9月2日~9月30日にWHITE CROSS LIVEセミナーにて配信されたものです。
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困った患者さんへの対応を精神科医と考える
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ジャンル
歯科全般・その他
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視聴時間
144分
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視聴方法
WEB
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有効期間
購入から90日間有効
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