【講師プロフィール】
石川 基 先生

■略歴
2001年　新潟大学歯学部 卒業
2001年～2006年　東京医科歯科大学顎口腔外科分野 所属
2006年～2011年　神奈川県横浜市 石川歯科医院 勤務
2011年～2014年　スウェーデン イエテボリ大学矯正歯科専門医育成コース 留学
2014年　スウェーデン矯正歯科専門医ライセンス 取得
2015年　東京都中央区 スウェーデン矯正歯科 開院

■所属
World Federation of Orthodontics 正会員
European Orthodontic Society
American Association of Orthodontics
日本顎関節学会 専門医
日本歯周病学会 認定医
日本矯正歯科学会

【講師メッセージ】
皆さんは、小児矯正、すなわち混合歯列期に行う矯正と聞くと『前歯部の叢生を直すための歯列拡大』をイメージされる方が多いと思います。では、その治療の成功率、つまり混合歯列期に歯列拡大を行い前歯部の叢生を改善した後、大人になっても前歯が綺麗に並んでいる確率は何パーセント位だと思いますか？その確率は約10％という驚くべき研究があります。そんなことなら小児矯正はやる意味がないと皆さんはお感じになるでしょう。しかし、私は、成功率が10％であっても、混合歯列期に前歯部の叢生を改善することがあります。なぜなら、その歯列拡大は、叢生を直すことを目的にしていないからです。では、何を目的にしているのでしょうか？その答えは、本セミナーの中にあります。　本セミナーでは『小児矯正の目的を明らかにする』と同時に、どのタイミングで子どもの歯並びやかみ合わせを直すべきか『介入するベストタイミング』をお伝えしたいと思います。小児矯正へのイメージが180度変わります！

【WHITE CROSS編集部より】
小児矯正に取り組む先生の中には、「前歯が並ばないから拡大を」と考える方も多いかもしれません。
本セミナーでは石川 基 先生に叢生改善の成功率が10％という研究をもとに、そもそも「歯列拡大は何のために行うのか」「いつ介入すべきなのか」を、将来の顔貌・機能発達を見据えた科学的な視点から解き明かしていただきます。
単なる“歯並びを整える治療”ではなく、子どもの成長全体を見据えた真の小児矯正の目的を理解できるセミナーです。

■こんな方におすすめのセミナーです
1. 小児矯正の介入タイミングに確信を持ちたい
2. 「歯列拡大＝叢生改善」と考えている
3. 拡大治療の長期的な安定性に疑問を感じている

■対象
開業医・勤務医

■想定レベル
★★★☆☆（一般レベル）