【講師プロフィール】
外木 徳子 先生
■略歴
1983年 東京歯科大学歯学部 卒業、東京歯科大学小児歯科学講座 助手
1992年 東京歯科大学小児歯科学 歯学博士
1994年 東京歯科大学小児歯科学講座 非常勤講師、医療法人守徳会とのぎ小児歯科 開業
■所属
日本小児歯科学会 認定医/専門医/専門医指導医
千葉県小児歯科医会 役員
【講師メッセージ】
小児歯科学は、保存科、補綴科、矯正歯科、口腔外科、予防歯科 と言った縦割りではなく、0歳から顎発育がほぼ終了する20歳までを対象にすべての科を横断する学問です。
ところで、子どもは大人を縮小コピーしたものではありません。
日々刻々と成長、発達しています。その発育をサポートしながら正常な方向へと導いていくのが小児歯科に携わる者の使命です。
最近、巷では“小児歯科はドル箱!”とか“小児の自費を増やすテクニック!”などのフレーズをよく見かけるようになりました。
果たしてそれは患者さんのためになっていることなのでしょうか?
我々歯科医師は、“医は仁術”の哲学のもとに教育を受けてきた者たちのはずです。
子どもの歯科診療に対してもう一度初心にかえって聞いてください。そこからきっと新しい歯科診療の道が開けてくると思います。
第一回目:
小児歯科において“予防”という概念はとても大切です。 なかでも齲蝕、歯周病、不正咬合、口腔機能発達不全に対する予防が一般的によく挙げられています。小児を扱う歯科医院では、保護者および子ども自身にこれらについて年齢に応じた適切な指導、啓発を行なっていくことが求められます。第1回目の講演では、齲蝕・歯周病の発生を減らすために、子どもの頃からできる予防法について具体的な方法をあげてお話しします。例えば、齲蝕原因菌の口腔内への定着を遅らせる方法は?歯磨きを嫌がる子へのアドバイスはどうしたらよいか?フッ化物応用の選択基準などです。
不正咬合、口腔機能発達不全に対する予防については、まず、その主な原因を示し、日常生活の中で予防できることや低年齢からのアプローチについて述べたいと思います。そしてこれらのことを管理していくための定期健診の間隔、レントゲン診査の必要性についてもお話ししたいと思います。
第二回目:
小児歯科臨床を行う上で成人歯科と大きく違う点は、2点あります。まず、年齢によって対応方法や指導内容が違うという事です。次に違う点は、患者さんと医療従事者との関係の間に保護者という要素が入ってくることです。患児本人を納得させることはもちろんですが、保護者の信頼を勝ち取らなければ、治療はもちろんのこと様々な指導も決してうまくいきません。
最近は、この保護者への対応がとても難しく複雑になってきているのを感じます。いかに保護者をこちら側に引き込んで、トラブルにならないようにするか、そのための話し方、接し方について考えていきます。また、母子分離や抑制治療についても保護者の理解を得なければなりません。どこまで自分がやれるかの見極めも含めて、保護者に信頼される言動とは?などについてお話ししたいと思います。
また、将来につながるための妊産婦への啓発指導も大切です。マイナス1歳から小児歯科は始まっています。これらについてこの回ではお話しします。
第三回目:
口腔育成については形態の育成と機能の育成の2つについて考える必要があります。正常な形態は正常な機能を発揮しやすくします。また、正常な機能の獲得は、正常な形態を作る基礎となります。そこで、今回は低年齢時期からこれらに関与してくるよくある問題として以下の4項目についてお話ししたいと思います。
①卒乳に対する指導
②指しゃぶり、おしゃぶりへの対応
③低年齢からアプローチした方が良い不正咬合
④食育を通して行う口腔育成(母乳・人工乳・離乳食・幼児食の考え方)
これらに関してはいろいろな立場からの意見があるので、それを紹介しながら、歯科としてはどのようなスタンスに立って指導していくべきかを考えていきます。
それと同時に保護者に響く指導の仕方を提案したいと思います。
【WHITE CROSS編集部より】
本セミナーは、小児歯科の本質を見つめ直し、実践的な視点から再構築する全3回のシリーズです。
初回は予防の基礎、2回目は保護者との関係構築、そして最終回は口腔育成という、診療現場で迷いがちな重要テーマに焦点を当てます。
「自費率を上げる」以前に、「信頼される小児歯科医とは何か」を考えたいすべての先生にぜひご参加いただきたいセミナーです。
■こんな方におすすめのセミナーです
1. 小児歯科を単なる診療科の一部ではなく、「成長を支える医療」として真剣に向き合いたいと考えている先生
2. 小児の保護者対応や信頼関係づくりに毎回手探りで、トラブルやクレームに不安を感じている先生
3. 自費提案や予防指導の伝え方に自信が持てず、「本当にこれでいいのか?」とモヤモヤしている先生
■対象
開業医・勤務医・歯科衛生士
■想定レベル
★★★☆☆ 一般レベル
外木 徳子 先生
■略歴
1983年 東京歯科大学歯学部 卒業、東京歯科大学小児歯科学講座 助手
1992年 東京歯科大学小児歯科学 歯学博士
1994年 東京歯科大学小児歯科学講座 非常勤講師、医療法人守徳会とのぎ小児歯科 開業
■所属
日本小児歯科学会 認定医/専門医/専門医指導医
千葉県小児歯科医会 役員
【講師メッセージ】
小児歯科学は、保存科、補綴科、矯正歯科、口腔外科、予防歯科 と言った縦割りではなく、0歳から顎発育がほぼ終了する20歳までを対象にすべての科を横断する学問です。
ところで、子どもは大人を縮小コピーしたものではありません。
日々刻々と成長、発達しています。その発育をサポートしながら正常な方向へと導いていくのが小児歯科に携わる者の使命です。
最近、巷では“小児歯科はドル箱!”とか“小児の自費を増やすテクニック!”などのフレーズをよく見かけるようになりました。
果たしてそれは患者さんのためになっていることなのでしょうか?
我々歯科医師は、“医は仁術”の哲学のもとに教育を受けてきた者たちのはずです。
子どもの歯科診療に対してもう一度初心にかえって聞いてください。そこからきっと新しい歯科診療の道が開けてくると思います。
第一回目:
小児歯科において“予防”という概念はとても大切です。 なかでも齲蝕、歯周病、不正咬合、口腔機能発達不全に対する予防が一般的によく挙げられています。小児を扱う歯科医院では、保護者および子ども自身にこれらについて年齢に応じた適切な指導、啓発を行なっていくことが求められます。第1回目の講演では、齲蝕・歯周病の発生を減らすために、子どもの頃からできる予防法について具体的な方法をあげてお話しします。例えば、齲蝕原因菌の口腔内への定着を遅らせる方法は?歯磨きを嫌がる子へのアドバイスはどうしたらよいか?フッ化物応用の選択基準などです。
不正咬合、口腔機能発達不全に対する予防については、まず、その主な原因を示し、日常生活の中で予防できることや低年齢からのアプローチについて述べたいと思います。そしてこれらのことを管理していくための定期健診の間隔、レントゲン診査の必要性についてもお話ししたいと思います。
第二回目:
小児歯科臨床を行う上で成人歯科と大きく違う点は、2点あります。まず、年齢によって対応方法や指導内容が違うという事です。次に違う点は、患者さんと医療従事者との関係の間に保護者という要素が入ってくることです。患児本人を納得させることはもちろんですが、保護者の信頼を勝ち取らなければ、治療はもちろんのこと様々な指導も決してうまくいきません。
最近は、この保護者への対応がとても難しく複雑になってきているのを感じます。いかに保護者をこちら側に引き込んで、トラブルにならないようにするか、そのための話し方、接し方について考えていきます。また、母子分離や抑制治療についても保護者の理解を得なければなりません。どこまで自分がやれるかの見極めも含めて、保護者に信頼される言動とは?などについてお話ししたいと思います。
また、将来につながるための妊産婦への啓発指導も大切です。マイナス1歳から小児歯科は始まっています。これらについてこの回ではお話しします。
第三回目:
口腔育成については形態の育成と機能の育成の2つについて考える必要があります。正常な形態は正常な機能を発揮しやすくします。また、正常な機能の獲得は、正常な形態を作る基礎となります。そこで、今回は低年齢時期からこれらに関与してくるよくある問題として以下の4項目についてお話ししたいと思います。
①卒乳に対する指導
②指しゃぶり、おしゃぶりへの対応
③低年齢からアプローチした方が良い不正咬合
④食育を通して行う口腔育成(母乳・人工乳・離乳食・幼児食の考え方)
これらに関してはいろいろな立場からの意見があるので、それを紹介しながら、歯科としてはどのようなスタンスに立って指導していくべきかを考えていきます。
それと同時に保護者に響く指導の仕方を提案したいと思います。
【WHITE CROSS編集部より】
本セミナーは、小児歯科の本質を見つめ直し、実践的な視点から再構築する全3回のシリーズです。
初回は予防の基礎、2回目は保護者との関係構築、そして最終回は口腔育成という、診療現場で迷いがちな重要テーマに焦点を当てます。
「自費率を上げる」以前に、「信頼される小児歯科医とは何か」を考えたいすべての先生にぜひご参加いただきたいセミナーです。
■こんな方におすすめのセミナーです
1. 小児歯科を単なる診療科の一部ではなく、「成長を支える医療」として真剣に向き合いたいと考えている先生
2. 小児の保護者対応や信頼関係づくりに毎回手探りで、トラブルやクレームに不安を感じている先生
3. 自費提案や予防指導の伝え方に自信が持てず、「本当にこれでいいのか?」とモヤモヤしている先生
■対象
開業医・勤務医・歯科衛生士
■想定レベル
★★★☆☆ 一般レベル