近年様々な分野でアナログからデジタルへと移行していますが歯科の分野でも例外ではありません。しかしデジタル化が進んでも総義歯においても変わらないことがあります。それは患者さんに喜んでいただける総義歯の形態には正常な形があると言う事です。私はこれまで概形印象(一次印象)、咬合採得等拙文を出筆してきましたが、この度総義歯を病理学的(マクロ形態学的)側面から『正常な総義歯とは』と言う観点で私の臨床経験より得た知見に基づき、基本的床外形、解剖学的指標を取り入れた規格作業模型の形、模型から求める咬合採得(生理的下顎位)、特に新たな知見として生理的下顎位における歯列弓の形、この歯列弓に沿った連結人工歯を用いた咬合採得など、日常臨床でこれは使えると思った文献データをもとに私の総義歯製作手順に沿って『総義歯の病理』としてまとめ出版させて頂きました。
今回、ホワイトクロスにおいて総義歯製作の各ステップに沿ってポイントとなる点をお話しさせて頂きたいと思っております。おそらく先生方の総義歯製作手順とは異なるとは思いますが参考になる点があれば幸いです。
今回、ホワイトクロスにおいて総義歯製作の各ステップに沿ってポイントとなる点をお話しさせて頂きたいと思っております。おそらく先生方の総義歯製作手順とは異なるとは思いますが参考になる点があれば幸いです。