矯正治療は新しい咬合を付与するという意味で、全顎補綴や総義歯と同じフルマウスリコンストラクションである。
しかし矯正治療と全顎補綴治療における咬合論との差異に違和感を覚える。
2次元的な骨格の平均化に重きをおいた1級正常咬合を目指す従来の矯正治療に対し、顎位の考え方や神経筋機構との調和を優先し、可能な限り低侵襲での治療介入で最大限の効果を得ることのできるアライナー矯正の可能性について我々の知見をもとに解説する。

藤岡直也先生（30分）
・歯を失う原因
・治療咬合の考え方
・失活歯の捉え方・・・（7抜きケースなど）

越智信行先生（50分）
・小臼歯4本抜きへの違和感、セファロへの違和感
・治療咬合の考え方を加味したクリンチェック作製方法
・40代と20代の矯正治療結果の相違

小川雄右先生（10分）
・10代の矯正治療の価値