1960年代初頭、イェテボリ大学のBrånemarkらによってオッセオインテグレーションにより骨に支持を求める新たなインプラントの開発が始められた。当時、オッセオインテグレーションの臨床的な利点を示唆していたにも関わらず、その可能性について学会では懐疑的に捉えられていた。それは、方法論が確立されていなかったからであると言われている。
あれから60年余りの歳月が過ぎ、多くの研究による歯科インプラント学に関するエヴィデンスが確立されてきており、歯科インプラントは無歯顎および部分無歯顎患者の欠損歯を補う科学的に認知された治療法となった。そして現在では欠損補綴の方法として最も患者のQOLを高める治療法であるといっても過言ではない位置付けとなった。
ここでは、インプラント治療を行う際に特に重要である事項を基礎から改めて整理し、確認していきたい。これまで多くの素晴らしい歯科医学研究者の功績を論文という形で紹介し、さらに自らの症例も交えながら、より理想的な治療結果を得るためにはどのようなところを考慮すべきかについて再度確認していきたい。
あれから60年余りの歳月が過ぎ、多くの研究による歯科インプラント学に関するエヴィデンスが確立されてきており、歯科インプラントは無歯顎および部分無歯顎患者の欠損歯を補う科学的に認知された治療法となった。そして現在では欠損補綴の方法として最も患者のQOLを高める治療法であるといっても過言ではない位置付けとなった。
ここでは、インプラント治療を行う際に特に重要である事項を基礎から改めて整理し、確認していきたい。これまで多くの素晴らしい歯科医学研究者の功績を論文という形で紹介し、さらに自らの症例も交えながら、より理想的な治療結果を得るためにはどのようなところを考慮すべきかについて再度確認していきたい。


