現在のインプラント治療では、機能的・審美的にも天然歯と遜色のない上部構造が要求されている。そのためには、充分な歯槽骨の幅や高さ、歯肉の厚みが必要であり、結果として骨移植やGBR法、結合組織移植に代表されるインプラント周囲のハード、ソフトティッシュマネジメントなどを駆使して再構築する「外科主導型インプラント治療」といわれる方法が主流を占めている。
この手法の問題点として、外科的治療回数の増加、長期の治療期間など患者負担へとつながるリスク要素が多い。また、患者にとっても、これらの付随する外科的侵襲がインプラント治療を躊躇する原因になっている事実を認識すべきであろう。もし、多大な侵襲を与えたり、治療期間が長期に渡った場合、その患者が他の部位を欠損した時、はたして、ふたたび同じような外科的侵襲の多いインプラント治療を望むのであろうか?
私が提唱する患者目線のやさしいインプラント治療とは、4つの「S」からなる短期治療(Short)・シンプル(Simple)・最小限(Small)・安全(Safe)を基本とした「4Sコンセプト」である。さらに治療期中のQOL低下を防ぐことにまで配慮した、抜歯即時埋入即時プロビジョナリゼーションが第一目標になってくる。これらの目標を達成するためには、骨移植やGBR・CTGなどを念頭に置いた従来の治療プロトコルでは対処ができないのである。あくまで欠損部補綴におけるインプラント処置は手段であり、決して目的ではないことを忘れてはならない。そのような観点から、4Sコンセプトに基づいたインプラント治療について多くの症例を通して解説し、患者のための新たな治療プロトコルを提案したい。
この手法の問題点として、外科的治療回数の増加、長期の治療期間など患者負担へとつながるリスク要素が多い。また、患者にとっても、これらの付随する外科的侵襲がインプラント治療を躊躇する原因になっている事実を認識すべきであろう。もし、多大な侵襲を与えたり、治療期間が長期に渡った場合、その患者が他の部位を欠損した時、はたして、ふたたび同じような外科的侵襲の多いインプラント治療を望むのであろうか?
私が提唱する患者目線のやさしいインプラント治療とは、4つの「S」からなる短期治療(Short)・シンプル(Simple)・最小限(Small)・安全(Safe)を基本とした「4Sコンセプト」である。さらに治療期中のQOL低下を防ぐことにまで配慮した、抜歯即時埋入即時プロビジョナリゼーションが第一目標になってくる。これらの目標を達成するためには、骨移植やGBR・CTGなどを念頭に置いた従来の治療プロトコルでは対処ができないのである。あくまで欠損部補綴におけるインプラント処置は手段であり、決して目的ではないことを忘れてはならない。そのような観点から、4Sコンセプトに基づいたインプラント治療について多くの症例を通して解説し、患者のための新たな治療プロトコルを提案したい。
[録画配信]全3回 4Sコンセプトに基づいたインプラント治療
-
日時
第1回 録画配信中
第2回 録画配信中
第3回 録画配信中
※すでにLive配信は終了しておりますが、録画配信でご視聴いただくことが可能です
※本セミナーの録画視聴期間は、2022年8月15日(月)23:59までです -
会場
ご自宅や診療室(インターネット経由)
-
費用
29,700円(税込)
領収書は、マイページ>申込み済みライブ配信>領収書 よりダウンロードいただけます -
対象
歯科医師
-
内容
口腔外科・インプラント・歯科麻酔
レビュー (0)