この1年以上続くコロナ禍において会議や講義の在り方もWebカメラ搭載PCと通信技術の革新により急速に様変わりしたことをみなさんも実体験してきたところである。これはいわゆるDigitalizationなくしては成し得ない事象であったことは周知の通りである。そして現在、歯科治療においてもDigitalizationを避けては通れないと言っても過言ではない時代となってきている。
特に今後、IOS口腔内スキャナーが健康保険制度に導入されれば、益々その需要は増すことは明白ではあるがそれ以上にこの時代にいち早く乗ることにより、より理解度を高め治療精度を増すことが患者の信頼度を増し、またさらに新規の患者獲得に繋がるであろう。また、時代は益々メタルフリーの治療へ移行することを考えるとIOSはなくてはならないアイテムのひとつとなっている。
今回は私が導入している株式会社ヨシダから販売されているコエックスi500についてその特徴と当院での活用事例を中心にお話していきたい。
また、当院では院内技工にジルコニア技工も取り入れている。IOSとCAD/CAMをMedit LInkを介して繋ぐことによりいわゆる1Dayジルコニアも可能な環境も整えている。それについても今回の話のなかに触れたいと思う。