［医科はなぜ、口腔ケアに熱い期待を寄せるのか？］
糖尿病と歯周病については、古くから密接な関連性が指摘されている。日本糖尿病学会は歯周治療の有効性を認め、2019年の診療ガイドラインにおいて、2型糖尿病患者に対する歯科受診を強く推奨した。日本糖尿病学会をはじめ、医科は口腔ケアが全身に与える好影響について学術的根拠に基づき、歯科以上に高く評価している。本講演では、医科から歯科に向けた熱きエールをこ稽紹介する。

［糖尿病は本当にインプラント治療のリスクなのか？］
糖尿病がコントロールされずに高血糖の状態が続くと、感染しやすくなるだけでなく、血管や骨が硬く脆くなって行きます。骨の力学的性質の変化は、インプラント手術の予後にも影響します。しかし、我々が本当にリスクとして認識していかなければならないのは、治療対象となる患者の糖尿病という診断病名ではありません。このセミナーでは、「インプラント治療にとって本当のリスクとは何か？」「歯科インプラント治療を行う歯科医師は、糖尿病専門医や管理栄養土との多（他）職種連携が何故重要なのか？」について、分かりやすくお話し致します。