私の専門は歯科補綴学であり、元々、義歯の汚れ、つまり義歯表面に形成される微生物バイオフィルムの研究を行ってきました。その形成には、①口腔内の微生物同士の相互作用、②修復物などの成分や表面の性質、③生体の反応や浸出液などの生体成分の3者の相互作用がかかわっています。
歯科補綴学教室でこのような微生物の研究をする一方、臨床では、出張先の障害者施設や精神病院で治療に携わっていました。そのような施設では、先天的な障害のある患者さんや精神病の患者さんなどは治療しても歯はどんどん悪くなっていき、セルフコントロールの出来ない患者さんのために何かできないだろうかということばかり考えていました。そのとき、ふと、バイオフィルムの形成に関わる因子を利用して、逆にバイオフィルムの抑制行うことが出来ないだろうかと考えたことが、現在のL8020乳酸菌の研究につながっています。
本セミナーでは、そのL8020乳酸菌についてお話しします。
歯科補綴学教室でこのような微生物の研究をする一方、臨床では、出張先の障害者施設や精神病院で治療に携わっていました。そのような施設では、先天的な障害のある患者さんや精神病の患者さんなどは治療しても歯はどんどん悪くなっていき、セルフコントロールの出来ない患者さんのために何かできないだろうかということばかり考えていました。そのとき、ふと、バイオフィルムの形成に関わる因子を利用して、逆にバイオフィルムの抑制行うことが出来ないだろうかと考えたことが、現在のL8020乳酸菌の研究につながっています。
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