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生活習慣病(NCDs)の発症予防・重症化予防・(特定)保健指導ができる歯科診療所に

管理栄養士の運用セミナー

健康寿命の延伸のためには、NCDs(Non-communicable diseases:非伝染性疾患群=生活習慣病)対策が 欠かせません。従来の歯科医療は「歯と口腔」の健康維持にとどまり、臨床歯科医学と栄養学との関係は密接なのに、相補的ではありませんでした。
本講演では、歯科疾患と生活習慣病(糖尿病・フレイルなど)の関係を提示し、歯科的介入と保健指導がNCDs の発症予防と重症化予防に効果的な理由と歯科診療所での管理栄養士の業務内容とを詳しく述べます。

〜歯科と生活習慣病の関係〜
(1) 歯周炎(慢性持続性炎症と歯原性菌血症)制御が血管・循環器疾患・代謝疾患の発症予防になる
(2) 咀嚼機能回復が、糖質代謝(糖尿病・メタボリック症候群)・体組成(フレイル)の改善になる
(3) う蝕予防に保健指導を加えると糖尿病・メタボリック症候群の発症・重症化予防になる

歯を残すための歯周病対策から “慢性炎症と菌血症”を予防する歯周病治療へ
歯を残す目的では、重症の人しか受診しません。慢性炎症や 菌血症を防止して代謝性疾患・循環器疾患などを予防する、これが歯周病治療の新たな大義です。

補綴治療は栄養・代謝・体組成改善のために
「なんでも噛める」口腔環境を整えることで糖質偏重食とタンパク質低栄養が回避でき、代謝・体組成が改善することが可能で す。骨格筋量を増やせばサルコペニアやフレイルへの移行防止になります。これが、インプラント補綴・有床義歯補綴治療を行う際の目標と大義です。

オーラルフレイル(口腔虚弱)とフレイル
フレイルの予防に重要とされる「栄養」「運動」「社会参加」のう ち、特に「栄養」において、管理栄養士に歯科診療所での活躍 の場があります。オーラルフレイルから低栄養を経由してフレイルになります。フレイルの予防・改善のために、いかにオーラル フレイルの予防が重大かをお話しします。

NCDs予防の多職種連携の現状と理想、歯科の役割
補綴治療は食事改善を可能にし、グリセミックロード(ブドウ糖負荷)を下げることで、血糖値を下げています。歯周病治療は、 菌血症と慢性炎症を解決することでインシュリン抵抗性を解除し ます。保健指導は、歯科治療の効果を生活習慣病の発症予防や重症化予防に拡大・上昇させます。また、地域包括ケアシステムのお話も予定しております。

生活習慣病(NCDs)の発症予防・重症化予防・(特定)保健指導ができる歯科診療所に

ー補綴治療・インプラント治療と管理栄養士のチーム医療で行うフレイル予防ー
ー咀嚼機能回復と食育・保健指導の組み合わせが体組成・代謝を改善するー

  • 日時

    3月8日(日)10:00〜16:30

  • 会場

    神奈川産業振興センター(神奈川中小企業センタービル)14Fホール
    横浜市中区尾上町5-80

  • 費用

    歯科医師 35,000円(テキスト・昼食・税込)
    歯科衛生士・スタッフ 20,000円(テキスト・昼食・税込)

  • 定員

    55名

  • 対象

    歯科医師、歯科衛生士、歯科助手

  • 内容

    予防歯科、高齢者歯科・訪問歯科

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