科学の発展と共に医療技術が進歩する中にあって、生体機能の回復を担う補綴の要件が変わることはありません。生物学的、機能的、力学的、審美的、材料学的要件を満たす補綴歯科治療を実践するためには、最新のスタンダードとして位置づけられる技術能力が求められます。 本セミナーでは、①自然観のあるCAD/CAMクラウンによる回復を的確に行うためのポイント、②象牙質の弾性係数に類似したファイバーポストを用いた支台築造、③残存歯数が増加している超高齢社会にあって口腔機能の維持に向けた高齢者のパーシャルデンチャーの設計、をテーマに先生方の補綴歯科治療技術の確立をサポートいたします。

CAD/CAMクラウン支台歯形成 岩手医科大学名誉教授 石橋 寛二
CAD/CAMクラウンはスキャナーによる形状計測、CADソフトウェアによるクラウン構造体の設計、そしてCAMソフトウェアに よる機械加工で完成します。
CAD/CAMクラウンを合理的に設計、製作するための出発点が支台歯形成で、支台形態は術者の治療技術で決まります。CAD/CAMクラウンの保持・適合・強度・審美性を具現するための支台形態の原則を再認識し、最新の技術を身につけることに よって的確で効率的な治療が可能となります。

ファイバーポスト支台築造 愛知学院大学歯学部有床義歯学講座 武部 純
平成28年1月からファイバーポストを用いた支台築造法が保険収載となりました。これにより、歯質欠損症例における残存歯質の保護や治療の適応範囲拡大に繋がったと言えます。しかし、ファイバーポストを用いた支台築造法は、従来の既製金属ポストとは術式が異なることから、適切な術式が求められます。今回のハンズオンセミナーでは、直接法による支台築造をハンズオンで習得していただくプログラムを企画しました。安心、安全で確実な接着操作による支台築造に必要な知識を実習で学び、明日か らの臨床に直結できることを目指します。

CAD/CAMクラウン製作 明海大学歯学部機能保存回復学講座歯科補綴学分野 藤澤 政紀
平成26年度から保険に導入されたCAD/CAMクラウンは、小臼歯への適応で始まり、今では、第一大臼歯まで保険導入されま した。今回は実際のチェアーサイド、ラボサイドで行うCAD/CAMクラウン製作の手順をハンズオンで習得していただくプログラ ムを企画しました。歯科医師-歯科技工士の連携をとるうえで必要な知識を実習で学び、さらには口腔内スキャナーによる光学 印象採得をマスターできることを目指します。

パーシャルデンチャー設計 奥羽大学歯学部歯科補綴学講座 山森 徹雄
現在、我が国においては高齢者数が増加していること、また国民1人あたりの欠損歯数が減少していることが知られています。 その結果、高齢のパーシャルデンチャー装着者が増加し、欠損歯数の減少にもかかわらずパーシャルデンチャーの需要は減少し ていません。したがって、残存歯の支持能力低下や高度な顎堤萎縮を伴う難症例が増加していることになります。今回のハンズオ ンセミナーでは、難症例に対応する上で最も重要となるパーシャルデンチャー設計の基本的事項を実技によって修得します。また 症例を供覧し、種々の状況に対応するためのポイントを解説します。

ベーシック補綴臨床2019

ハンズオンセミナー2回コース

  • 日時

    11月3日(日)10:30〜17:00
    11月4日(月祝)9:30〜16:00

  • 会場

    株式会社ヨシダ 盛岡営業所
    岩手県盛岡市肴町8-6

  • 費用

    60,000円(税・昼食・実習器具込)

  • 定員

    12名

  • 対象

    歯科医師

  • 内容

    咬合・補綴

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