新たなマテリアルとの臨床応用やトラブル対応のコツを紹介
接着歯学の分野では、日本発信の優れた材料が世界をリードしている。しかし一方で、保存・補綴臨床の多様化により、各社からさまざまな接着材料が販売されており、適応症の見極めが治療の予後を大きく左右することもある。本増刊号では、現時点での接着材料を整理するとともに、それぞれの適応症と臨床応用のポイントや、今後増えゆくCAD/CAM修復等々、日常臨床で頻繁に遭遇する「接着」の最新情報を紹介いただく。
第１章　接着歯学の現状
・いままでといま、そしてこれから･････柵木寿男
・接着材料の種類と用途･････小峰　太

第２章　保存関連の接着
・小児のシーラント処置･････中村光一
・成人のエナメル質の微細亀裂
（エナメルクラック）に対する管理
　──エナメルコーティング
･････吉川一志・古澤一範・山本一世
　　　　　　　　　　　　　　　　　他

第３章　補綴関連の接着
・ラミネートベニア･････北原信也
・金属冠、接着ブリッジ･････南　弘之
・レジンブロックへの接着･････峯　篤史・矢谷博文
　　　　　　　　　　　　　　　　　他

第４章　リペア法 トラブル対応症例
・義歯･････川口智弘
・コンポジットレジン･････須崎　明
・セラミック･････三浦賞子
　　　　　　　　　　　　　　　　　他

第５章　臨床のヒント
・ボンド層の厚みがコンポジットレジン修復に
　及ぼす影響
　 ──厚みをコントロールするには
･････高見澤俊樹
・接着阻害因子･････二瓶智太郎
・余剰セメントを取り残さないために･････松本和久
　　　　　　　　　　　　　　　　　他

巻末企画
・私のオススメ「逸品」紹介
　　　　　　　　　　　　　　　　　他