日常臨床において「もっと天然歯を保存したい!」「補綴修復歯の予後を高めたい!」「メインテナンスしやすい環境を整えたい!」と思うシチュエーションは多々あることと思います。
「MTM」は、そんな歯科医師のニーズに合致する、部分的な矯正治療です。
本書は、日常臨床で応用する機会の多いMTMの5つの手法(挺出、大臼歯のアップライト、圧下、歯体移動、回転)について、規格化された口腔内写真とエックス線写真による豊富な臨床例を用いて解説しています。
特に、はじめて臨床応用する際の参考になる「適応症判定」や、目的やシチュエーションに応じた「器具・機材の使い方」、「力の方向・かけ方」といった「どうする?」に対する具体的なヒントを多数盛り込んでいます。
今日から実践できるテクニックとアイディアが満載の一冊です。
推薦の辞(上田秀朗)
はじめに
Prologue MTMの種類と難易度
1.MTMとは
2.MTMの種類と難易度
<たけちゃんコラム>はじめてのMTM症例
PART 1 挺出
1.挺出の目的
2.挺出の適応症
【MTM臨床に必ず役立つOne Point Advice】
歯冠歯根比が1:1を割っても、「連結」すれば大丈夫!
3.挺出に必要な器具
4.アンカーの設置方法
5.CASEから学ぶ挺出の手順とポイント
CASE 1 歯肉縁下に及ぶう蝕歯を保存した症例①(クワガタアンカー)
CASE 2 歯肉縁下に及ぶう蝕歯を保存した症例②(両隣在歯も修復)
CASE 3 補綴修復に際しフェルールを確保したい症例(遊離端1歯)
CASE 4 歯肉縁下に及ぶう蝕歯を保存した症例③(遊離端2歯)
CASE 5 破折歯の保存を試みた症例
【MTM臨床に必ず役立つOne Point Advice】
単冠?連結?に迷ったらシミュレーションしてみよう
CASE 6 インプラントの術前処置として挺出により骨を造成した症例
【MTM臨床に必ず役立つOne Point Advice】
直伝 クワガタアンカーの製作法 148
PART 2 大臼歯のアップライト
1.アップライトの目的
2.アップライトの適応症
3.MTMの革命児 アンカースクリューの選択と取り扱い方法
【MTM臨床に必ず役立つOne Point Advice】
接触に注意!上顎臼歯部:歯根/下顎臼歯部:舌神経
4.CASEから学ぶアップライトの手順とポイント
CASE 1 【補綴前処置】モジュールによるアップライトを行った症例
CASE 2 【補綴前処置】アンカースクリューによるアップライトを行った症例①
CASE 3 【補綴前処置・歯質保存】アンカースクリューによるアップライトを行った症例②
【MTM臨床に必ず役立つOne Point Advice】
リンガルボタンの設置場所に「決まり」はありません
CASE 4 【応用】移植歯のアップライトを行った症例
【MTM臨床に必ず役立つOne Point Advice】
移植歯のアップライトが可能な期間は「移植後4〜8週」と考えられます
移植後に歯髄が復活する確率
田中憲一先生(福岡県開業)の実験:ゴムの長さの違いによる矯正力の違い
GianellyとGoldmanによる報告:歯の移動方法の違いによる最適な矯正力
PART 3 圧下
1.圧下の目的
2.圧下の適応症
3.圧下に用いる器具
【MTM臨床に必ず役立つOne Point Advice】
上顎歯におけるアンカー埋入位置のイメージ
4.CASEから学ぶ圧下の手順とポイント
CASE 1 ワイヤーのみで圧下を行った症例
CASE 2 アンカースクリューを用いて圧下を行った症例
CASE 3 アンカースクリュー+モジュールを用いて圧下を行った症例
<たけちゃんコラム 筆者が愛してやまないスタディグループ 『上田塾』>
PART 4 歯体移動
1.歯体移動の目的
2.歯体移動の適応症
3.歯体移動の方法
4.歯体移動に用いる器具
5.CASEから学ぶ歯体移動の手順とポイント
CASE 1 欠損に対しMTMによる歯体移動でを補填した症例
CASE 2 欠損部に対し、後方のを歯体移動させ、空隙の閉鎖を行った症例
PART 5 回転
1.回転の目的
2.回転の適応症
3.回転に用いる器具
4.CASEから学ぶ回転の手順とポイント
CASE 1 捻転したをMTMによる回転にて改善した症例
PART 6 組み合わせて応用しよう!MTM複合症例
CASE 1 挺出とアップライト(モジュールゴム)により生物学的幅径および適正な歯冠幅径の獲得を図った症例
CASE 2 挺出とアップライト(アンカースクリュー)により生物学的幅径および適正な歯冠幅径の獲得を図った症例
参考文献
著者紹介
「MTM」は、そんな歯科医師のニーズに合致する、部分的な矯正治療です。
本書は、日常臨床で応用する機会の多いMTMの5つの手法(挺出、大臼歯のアップライト、圧下、歯体移動、回転)について、規格化された口腔内写真とエックス線写真による豊富な臨床例を用いて解説しています。
特に、はじめて臨床応用する際の参考になる「適応症判定」や、目的やシチュエーションに応じた「器具・機材の使い方」、「力の方向・かけ方」といった「どうする?」に対する具体的なヒントを多数盛り込んでいます。
今日から実践できるテクニックとアイディアが満載の一冊です。
推薦の辞(上田秀朗)
はじめに
Prologue MTMの種類と難易度
1.MTMとは
2.MTMの種類と難易度
<たけちゃんコラム>はじめてのMTM症例
PART 1 挺出
1.挺出の目的
2.挺出の適応症
【MTM臨床に必ず役立つOne Point Advice】
歯冠歯根比が1:1を割っても、「連結」すれば大丈夫!
3.挺出に必要な器具
4.アンカーの設置方法
5.CASEから学ぶ挺出の手順とポイント
CASE 1 歯肉縁下に及ぶう蝕歯を保存した症例①(クワガタアンカー)
CASE 2 歯肉縁下に及ぶう蝕歯を保存した症例②(両隣在歯も修復)
CASE 3 補綴修復に際しフェルールを確保したい症例(遊離端1歯)
CASE 4 歯肉縁下に及ぶう蝕歯を保存した症例③(遊離端2歯)
CASE 5 破折歯の保存を試みた症例
【MTM臨床に必ず役立つOne Point Advice】
単冠?連結?に迷ったらシミュレーションしてみよう
CASE 6 インプラントの術前処置として挺出により骨を造成した症例
【MTM臨床に必ず役立つOne Point Advice】
直伝 クワガタアンカーの製作法 148
PART 2 大臼歯のアップライト
1.アップライトの目的
2.アップライトの適応症
3.MTMの革命児 アンカースクリューの選択と取り扱い方法
【MTM臨床に必ず役立つOne Point Advice】
接触に注意!上顎臼歯部:歯根/下顎臼歯部:舌神経
4.CASEから学ぶアップライトの手順とポイント
CASE 1 【補綴前処置】モジュールによるアップライトを行った症例
CASE 2 【補綴前処置】アンカースクリューによるアップライトを行った症例①
CASE 3 【補綴前処置・歯質保存】アンカースクリューによるアップライトを行った症例②
【MTM臨床に必ず役立つOne Point Advice】
リンガルボタンの設置場所に「決まり」はありません
CASE 4 【応用】移植歯のアップライトを行った症例
【MTM臨床に必ず役立つOne Point Advice】
移植歯のアップライトが可能な期間は「移植後4〜8週」と考えられます
移植後に歯髄が復活する確率
田中憲一先生(福岡県開業)の実験:ゴムの長さの違いによる矯正力の違い
GianellyとGoldmanによる報告:歯の移動方法の違いによる最適な矯正力
PART 3 圧下
1.圧下の目的
2.圧下の適応症
3.圧下に用いる器具
【MTM臨床に必ず役立つOne Point Advice】
上顎歯におけるアンカー埋入位置のイメージ
4.CASEから学ぶ圧下の手順とポイント
CASE 1 ワイヤーのみで圧下を行った症例
CASE 2 アンカースクリューを用いて圧下を行った症例
CASE 3 アンカースクリュー+モジュールを用いて圧下を行った症例
<たけちゃんコラム 筆者が愛してやまないスタディグループ 『上田塾』>
PART 4 歯体移動
1.歯体移動の目的
2.歯体移動の適応症
3.歯体移動の方法
4.歯体移動に用いる器具
5.CASEから学ぶ歯体移動の手順とポイント
CASE 1 欠損に対しMTMによる歯体移動でを補填した症例
CASE 2 欠損部に対し、後方のを歯体移動させ、空隙の閉鎖を行った症例
PART 5 回転
1.回転の目的
2.回転の適応症
3.回転に用いる器具
4.CASEから学ぶ回転の手順とポイント
CASE 1 捻転したをMTMによる回転にて改善した症例
PART 6 組み合わせて応用しよう!MTM複合症例
CASE 1 挺出とアップライト(モジュールゴム)により生物学的幅径および適正な歯冠幅径の獲得を図った症例
CASE 2 挺出とアップライト(アンカースクリュー)により生物学的幅径および適正な歯冠幅径の獲得を図った症例
参考文献
著者紹介
無理なくできる MTM導入マニュアル
-
著者
竹中 崇
-
出版社
インターアクション株式会社
-
ページ
144ページ
-
サイズ
A4判
-
ISBN
978-4909066749
-
価格
9,900円(税込)