アライナー矯正専門医院として4,000症例以上の実績を有し、世界41か国で講演依頼を受けるほどの支持率の高い著者の経験から生み出されたアライナーテクニックと分析哲学を解説するとともに、叢生や空隙歯列、開咬、過蓋咬合など症例別に厳選した55症例を供覧。またYouTube、Instagram総フォロワー数5万人を誇る著者ならではのわかりやすい解説動画28本付き。さらに、いま注目の「形状記憶アライナー」についてもふれる。
Contents

＊目次に限り、Aligner TechniqueをAT、Analysis pointをAPと略す
＊解説動画あり

Prologue　　　2
Recommendation　　　4
List of Authors　　　14
Introduction　　　15

Part　1 Diagnosis　診断　　　　16
Chapter　1 Analysis　分析　　　17
Analysis　Point［AP１］矯正治療診断パート　　　19
Analysis　Point［AP２］顔貌・口腔内写真の状態　　　20
Analysis　Point［AP３］CMDの機能検査1：顔面の対称性　　　21
Analysis　Point［AP４］機能検査シート　　　21
Analysis　Point［AP５］CMDの機能検査2：CMDの筋組織の検査①　　　22
Analysis　Point［AP６］CMDの機能検査3：CMDの筋組織の検査②　　　22
Analysis　Point［AP７］CMDの機能検査4：顎関節の検査-触診①　　　23
Analysis　Point［AP８］CMDの機能検査5：顎関節の検査-触診②　　　23
Analysis　Point［AP９］CMDの機能検査6：顎関節の検査-触診③　　　24
Analysis　Point［AP10］顎関節の解剖と構造　　　24
Analysis　Point［AP11］画像処理：コーンビームコンピュータ断層撮影（CBCT）　　　25
Analysis　Point［AP12］画像処理：磁気共鳴断層撮影（MRI）　　　25
Analysis　Point［AP13］顎関節の解剖　　　26
Analysis　Point［AP14］顎関節内触診　　　26
Analysis　Point［AP15］顎関節と開閉口運動のメカニズム　　　27
Analysis　Point［AP16］MRI画像診断による開閉口時の下顎頭と関節円板　　　27
Analysis　Point［AP17］下顎頭と関節円板の関係による顎関節クリックの種類　　　28

Chapter　2　Planning and Treatment with Aligner　　　
アライナー矯正のプランニング・治療　　　29
Analysis　Point［AP18］矯正移動シミュレーションのチェックリスト　　　31
Analysis　Point［AP19］顔面正中線と水平線、笑顔/バッカルコリドー/　　　
スマイルラインによる分析　　　32
Analysis　Point［AP20］上顎口唇のリラックス時に見える上顎前歯の長さ　　　33
Analysis　Point［AP21］笑顔 / ガミースマイルの分析　　　33
Analysis　Point［AP22］矯正移動シミュレーションのチェックリスト　　　34

Chapter　3 Digital Simulation　デジタルシミュレーション　　　37
Analysis　Technique［AT１］デジタルデータの連動による分析　　　39
Analysis　Technique［AT２］アライナー矯正治療における資料採得　　　40

Chapter　4 6 Steps Planning　６ステッププランニング　　　41
Analysis　Technique［AT３］矯正治療計画6ステップ　　　42
Analysis　Technique［AT４］Step1： 顎位の決定　　　44
Analysis　Technique［AT５］顎位の決定の重要性　　　46
Analysis　Point［AP23］Step2： セファロ分析　　　47
Analysis　Point［AP24］フェイシャルパターン　　　47
Analysis　Point［AP25］Step3： 前歯部の位置決め　　　48
Analysis　Point［AP26］Step4： デジタルセットアップ（歯の配列）　　　50
Analysis　Point［AP27］デジタルセットアップの移動前と移動後　　　51
Analysis　Technique［AT６］Step5： 歯根のポジション　　　52
Analysis　Technique［AT７］前歯の圧下量と方向の歯根位置分析　　　52
Analysis　Technique［AT８］大臼歯遠心移動のCBCT分析　　　53
Analysis　Technique［AT９］側方拡大の移動限界を解剖から理解し分析する　　　53
Analysis　Technique［AT10］小臼歯の側方拡大時の歯冠と歯根と歯槽骨の分析　　　54
Analysis　Technique［AT11］抜歯症例の前歯リトラクション時の歯根位置分析　　　56
Analysis　Technique［AT12］Step6：ステージングの考えと戦略　　　57
Analysis　Technique［AT13］アライナー矯正治療における歯の移動ステージング　　　58

Part　2 Aligner Case Report　アライナー症例集　　　60
Chapter　1 Crowding　叢生　　　61

Analysis　Technique［AT14］デジタル矯正における拡大量の決定はCBCTによる　　　
分析から移動量を算出　　　62
Analysis　Technique［AT15］作用・反作用の法則　　　63
Analysis　Technique［AT16］ラウンドトリップ拡大は行わない　　　63
【Case1】 ClassI軽度叢生#１　　　64
Analysis　Technique［AT17］アライナーならではの側方拡大のタイプ別アプローチ　　　67
Analysis　Technique［AT18］フォーメーション側方拡大　　　67
Analysis　Technique［AT19］順次側方拡大　　　68
Analysis　Technique［AT20］ブロック側方拡大　　　69
【Case2】 ClassI軽度叢生、 側切歯舌側転位#２　　　70
Analysis　Technique［AT21］アライナー矯正治療によるスペースの作り方　　　73
Analysis　Technique［AT22］MBSとアライナー矯正の拡大の違い　　　74
Chapter　2 Space Arch　空隙歯列　　　75
【Case3】 前歯部空隙歯列／混合歯列期　　　78
【Case4】 ClassII上下前歯部空隙歯列 #３　　　79
Analysis　Technique［AT23］空隙歯列の移動タイミング　　　82
【Case5】 ClassII前歯部空隙歯列　　　83
Analysis　Technique［AT24］空隙歯列はアライナー矯正装置で効果的に歯の移動を行える　　　86

Chapter　3 ClassⅡ クラスⅡ　　　87
Analysis　Technique［AT25］非抜歯大臼歯遠心移動のポイント　　　89
【Case6】 第二大臼歯（5mm： アライナー単独）遠心移動　　　90
Analysis　Technique［AT26］アライナー矯正治療における上顎大臼歯遠心移動のステージング　　　
＜基本となる３つのパターン＞　　　91
Analysis　Technique［AT27］アライナー矯正治療における大臼歯順次遠心移動　　　92
【Case7】 ClassII 大臼歯遠心移動 #４　　　95
【Case8】 過蓋咬合をともなうClassII 大臼歯遠心移動 #５　　　98
Analysis　Technique［AT28］加強固定用のエラスティックを牽引する準備　　　101
【Case9】 中等度叢生をともなうClassII 大臼歯遠心移動 #６　　　102
Analysis　Technique［AT29］順次遠心移動のオプション：上顎大臼歯遠心移動　　　105
【Case10】 第二大臼歯抜歯、第三大臼歯近心移動　　　106
【Case11】 第一大臼歯抜歯、第二・三大臼歯近心移動　　　107
Analysis　Technique［AT30］アライナー矯正治療におけるClassII div2 の戦略　　　108
Analysis　Point［AP28］ClassII div2 における解剖学的状態の分析　　　109
Analysis　Technique［AT31］Class II div 2の下顎歯列のアプローチ　　　109
【Case12】 ClassII div2、大臼歯遠心移動 #７　　　110
Analysis　Technique［AT32］Class II div 2におけるPhase１とPhase２の考え方　　　112
Analysis　Technique［AT33］ミニスクリューを加強固定として牽引する場合　　　114

Chapter　4 ClassⅢ　クラスⅢ　　　115
Analysis　Point［AP29］下顎大臼歯遠心部位の解剖を理解する　　　116
Analysis　Technique［AT34］第二大臼歯遠心部の骨の状態をCBCTにて分析し　　　
移動可能な遠心移動量と方向の計画をする　　　117
【Case13】 ClassⅢ軽度叢生 #８　　　118
Analysis　Technique［AT35］ClassIIIエラスティックの考え方　　　121
【Case14】 ClassⅢ中等度叢生 #９　　　122
【Case15】 ClassⅢ叢生/TADs　　　126
Analysis　Technique［AT36］アンカープレートによる下顎大臼歯遠心移動　　　129
【Case16】 ClassⅢ/前歯部クロスバイト/CO≠CR　　　130
【Case17】 骨格性ClassIII /TADs　　　134

Chapter　5 Open Bite　開咬　　　137
Analysis　Technique［AT37］アライナー矯正治療による開咬レベル別分類　　　139
Analysis　Technique［AT38］開咬症例の戦略　　　140
Analysis　Technique［AT39］前歯部挺出：相対的挺出と絶対的挺出　　　140
Analysis　Technique［AT40］臼歯部圧下のコントロール　　　141
【Case18】 ClassI開咬　　　142
Analysis　Technique［AT41］開咬症例のLEVEL1 の戦略　　　143
【Case19】 大臼歯の圧下が必要な開咬 #10　　　146
Analysis　Technique［AT42］垂直時移動のコントロール　　　149
【Case20】 ClassⅢ大臼歯の圧下と遠心移動が必要な開咬 #11　　　150
Analysis　Technique［AT43］ブラケットとの違い：アライナーはいかなる歯冠形態でも　　　
コントロールが行いやすい　　　152
Analysis　Technique［AT44］開咬改善のための垂直的コントロール　　　152
【Case21】 重度叢生をともなう開咬/抜歯矯正治療 #12　　　154
Analysis　Technique［AT45］歯肉のリセッションを回避する犬歯のコントロール　　　156
Analysis　Technique［AT46］下顎大臼歯の遠心移動の際のミニスクリューを埋入する　　　
頬棚（バッカルシェルフ）部位　　　157
Analysis　Technique［AT47］　　　エラスティックによるTADsからの牽引：　　　
プレジションカットとボタンカットの違い　　　157
【Case22】 骨格性ClassⅢ /開咬 /TADs #13　　　158

Chapter　6 Deep Bite　過蓋咬合　　　161
Analysis　Technique［AT48］アライナー矯正治療による過蓋咬合レベル別分類　　　163
Analysis　Technique［AT49］過蓋咬合症例の戦略　　　164
Analysis　Technique［AT50］歯冠・歯根・歯槽骨のデータが連動して初めて　　　
アライナーの正確な移動が可能　　　164
Analysis　Technique［AT51］前歯部圧下～トルクコントロールから圧下へ　　　165
【Case23】 過蓋咬合/大臼歯挺出　　　166
Analysis　Technique［AT52］前歯部の圧下量は顔貌写真からの分析で決定する　　　169
【Case24】 過蓋咬合/狭窄歯列　　　170
【Case25】 強い狭窄歯列とSpeeの湾曲をともなう過蓋咬合 #14　　　172
Analysis　Technique［AT53］臼歯部開咬はなぜ起こるのか？　　　175
【Case26】 ClassⅡ過蓋咬合/非抜歯遠心移動 #15　　　176
Analysis　Technique［AT54］Speeの湾曲の改善とアタッチメントの設置　　　178
Analysis　Technique［AT55］Speeの湾曲の改善の考え方　　　179
【Case27】 ClassⅡ過蓋咬合/抜歯矯正治療 #16　　　180




Chapter　7 CMD　顎顔面頭頚部の不調をともなう患者への治療　　　185
Analysis　Point［AP30］顎関節の解剖：下顎頭・関節円板　　　187
Analysis　Technique［AT56］CMD患者におけるCOPAを使用したアプローチ　　　188
【Case28】 CMDをともなう過蓋咬合/ COPA #17　　　190
【Case29】 CMDをともなう正中偏位/ COPA　　　194
【Case30】 CMDをともなう正中偏位/インターディシプリナリー　　　200

Chapter　8 Extraction　抜歯矯正　　　209
Analysis　Technique［AT57］アライナーによる抜歯症例のアプローチ　　　211
Analysis　Technique［AT58］抜歯症例におけるスペースクローズのタイプ別アプローチ　　　212
Analysis　Technique［AT59］小臼歯４本抜歯におけるセグメントトゥースムーブメントと　　　
臼歯のステージング　　　213
Analysis　Technique［AT60］抜歯症例におけるセグメントトゥースムーブメントの　　　
考え方とアプローチ　　　214
Analysis　Technique［AT61］　　　抜歯症例における加強固定で行う　　　
下顎大臼歯のボタンカットは近心か遠心か？　　　216
【Case31】 上下顎前突 / 4┴4　4┬4　抜歯 #18　　　218
Analysis　Technique［AT62］抜歯症例における前歯のリトラクションの戦略：　　　
アライナーの得意とする移動方式　　　220
Analysis　Technique［AT63］抜歯症例における空隙閉鎖のシミュレーション：　　　
STLデータのみとSTLとDICOMデータ連動の違い　　　222
Analysis　Technique［AT64］抜歯症例におけるボーイングエフェクトを回避する戦略　　　224
【Case32】 上下顎前突 / 4┴4　4┬4　抜歯 #19　　　226
Analysis　Technique［AT65］大臼歯の近心移動時のスピードコントロール　　　
スローステージング（ステージング×２）　　　229
【Case33】 重度叢生 / 5┴5　4┬4　抜歯 #20　　　230
Analysis　Technique［AT66］犬歯・前歯のリトラクションの前の固定源強化：　　　
大臼歯の咬合を強くする　　　233
【Case34】 重度叢生 / 4┴4　6┬6　抜歯 #21　　　234
【Case35】 重度叢生 / 4┴3　抜歯 #22　　　238
Analysis　Point［AP31］抜歯部位の選択：犬歯を抜歯する場合　　　240
Analysis　Technique［AT67］傾斜移動と歯体移動　　　241
【Case36】 上下顎前突 / 4┴5　4┬4　抜歯 #23　　　242
Analysis　Technique［AT68］アライナーの適合が良い歯と適合が悪い歯　　　245
【Case37】 乳歯晩期残存 / 5┴5　E┬E　抜歯 #24　　　246
Analysis　Technique［AT69］アライナーを装着してから歯が移動するのは［いつなのか？］　　　249
【Case38】 ガミースマイル / 4┴4　4┬4　抜歯 / TADs　　　250
Analysis　Technique［AT70］前歯部圧下TADs埋入ガイド～サージカルガイドを　　　
3Dプリンターで製作する　　　252
Analysis　Point［AP32］ガミースマイルの治療オプション　　　253
Analysis　Point［AP33］ダブルマージンCrown Lengtheningサージカルガイド　　　253
Analysis　Technique［AT71］下顎犬歯のタイプ別アプローチ　　　254
Analysis　Technique［AT72］　　　アライナー矯正治療の抜歯治療の考え方　　　
→前歯部の状態により戦略が変わる　　　256

Chapter　9 TADs　テンポラリーアンカレッジ　　　259
Analysis　Technique［AT73］アライナーとミニスクリューのコンビネーション　　　261
Analysis　Technique［AT74］アライナーとBenefit System のコンビネーション　　　262
Analysis　Technique［AT75］Hybrid Benefit Systemの応用　　　262
Analysis　Technique［AT76］MSEとアライナーのコンビネーション　　　263
Analysis　Technique［AT77］アライナーとミニスクリューの症例選択　　　264
Analysis　Technique［AT78］SMAPによる加強固定　　　266
Analysis　Technique［AT79］TADsによる固定源：サージカルガイドの活用　　　267
Analysis　Technique［AT80］TADsによる固定源を利用した抜歯症例の治療経過　　　268

Chapter　10 Pediatric　成長期　　　269
Analysis　Point［AP34］　　　顎骨の成長ピーク　　　271
Analysis　Point［AP35］小児期おける歯列矯正治療の戦略的目的　　　271
【Case39】 成長期混合歯列期の不正咬合　　　272
Analysis　Technique［AT81］アライナー矯正治療におけるローテーション　　　274
Analysis　Technique［AT82］混合歯列期における└1捻転歯の改善　　　275
【Case40】 成長期混合歯列期の重度不正咬合　　　276
【Case41】 成長期の重度叢生/唇側低位犬歯/非抜歯 #25　　　278
【Case42】 成長期ClassII div2 過蓋咬合 #26　　　280
【Case43】 成長期混合歯列期10年経過症例 #27　　　282
【Case44】 成長期10年経過症例/　　　
成長期によるリカバリー #28　　　284

Chapter　11 Senior　60歳～　　　289
Analysis　Technique［AT83］シニア世代患者のアライナー矯正治療のアドバンテージ　　　290
【Case45】 シニア世代の不正咬合　　　291
【Case46】 シニア世代の臼歯咬合崩壊（欠損補綴を含む）/　　　
インターディシプリナリー　　　294





Chapter　12 Surgery First　外科的矯正治療 サージェリーファースト　　　297
Analysis　Point［AP36］１Jawか 2Jaw Surgery Firstの決定　　　300
Analysis　Point［AP37］９つの顔面形態によるフェイシャルパターンから考える　　　
外科的矯正治療のアプローチ　　　300
Analysis　Point［AP38］サージェリーファーストによる　　　
顎矯正手術をともなう治療計画の考え方　　　301
Analysis　Point［AP39］CDS分析　　　303
Analysis　Point［AP40］SMAP(Super Mini Anchor Plate)　　　303
【Case47】 骨格性非対称 / Surgery First＋Aligner　　　304
【Case48】 骨格性ClassIII / Surgery First＋Aligner　　　310
【Case49】 睡眠時無呼吸症候群/Surgery Firstによる　　　
MMA＋Aligner＋インターディシプリナリー　　　317
Analysis　Point［AP41］睡眠時無呼吸症候群の診査診断　　　320
Analysis　Point［AP42］顎矯正手術：上下顎アドバンスメントによる気道拡張　　　321

Part　3 Shape Memory Aligner　形状記憶アライナー　　　328
Chapter　1 Introduction　概論　　　329
Analysis　Technique［AT84］熱可塑性アライナーとダイレクトプリントアライナー　　　
素材の適合の違い　　　333
Analysis　Technique［AT85］外注型アライナー矯正治療の考え方　　　338
Analysis　Technique［AT86］内製型アライナー矯正治療の考え方　　　339
Analysis　Technique［AT87］内製型アライナーのアタッチメント　　　340

Chapter　2 Shape Memory Aligner Case Report　　　
形状記憶アライナー症例集　　　341
【Case50】 形状記憶アライナーによる軽度不正咬合　　　342
Analysis　Technique［AT88］形状記憶アライナーにおける側方拡大のメカニクス　　　345
【Case51】 形状記憶アライナーによる前歯叢生　　　346
Analysis　Technique［AT89］第５世代ダイレクトプリントによる　　　
インハウスアライナー製作の流れ　　　349
【Case52】 CMDをともなう叢生/COPAスプリントと　　　
形状記憶アライナーの併用　　　350
【Case53】 過蓋咬合とガミースマイル2┬2欠損/　　　
COPAスプリントと形状記憶アライナーの併用　　　353
【Case54】 前歯叢生/MSEと形状記憶アライナーの併用　　　356
【Case55】 叢生と上下顎前突/形状記憶アライナー/抜歯　　　360

Index　　　364
Epilogue　　　367


【動画について】
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