
平成26年10月に、厚生労働省は全国の無歯科医地区の実態と医療確保の実態を調査し、へき地歯科保健医療体制の確立を図るための基礎資料を得ることを目的として調査を行った。
無歯科医地区の調査、地域差に課題
無歯科医地区とは、歯科医療機関のない地域で、当該地区の中心的な場所を起点としておおむね半径4kmの区域内に50人以上が居住している地域かつ容易に医療機関を利用することができない地区のことを指す。
医師の地域や診療科の偏在はすでに大きな社会問題となっているが、歯科医師はどうだろうか。
厚生労働省「平成 26 年度無医地区等調査及び 無歯科医地区等調査の結果(速報値)」
全国の無歯科医地区は856地区で、全体の傾向としては減少傾向にあるものの、ここには「地区そのものの減少」と「地区に居住する人口の減少」の2つの要素を考慮する必要がある。そして、現在でも数にしておよそ20万人の方が…
無歯科医地区の調査、地域差に課題
無歯科医地区とは、歯科医療機関のない地域で、当該地区の中心的な場所を起点としておおむね半径4kmの区域内に50人以上が居住している地域かつ容易に医療機関を利用することができない地区のことを指す。
医師の地域や診療科の偏在はすでに大きな社会問題となっているが、歯科医師はどうだろうか。
厚生労働省「平成 26 年度無医地区等調査及び 無歯科医地区等調査の結果(速報値)」
全国の無歯科医地区は856地区で、全体の傾向としては減少傾向にあるものの、ここには「地区そのものの減少」と「地区に居住する人口の減少」の2つの要素を考慮する必要がある。そして、現在でも数にしておよそ20万人の方が…
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執筆者

WHITE CROSS編集部
臨床経験のある歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士・歯科関連企業出身者などの歯科医療従事者を中心に構成されており、 専門家の目線で多数の記事を執筆している。数多くの取材経験を通して得たネットワークをもとに、 歯科医療界の役に立つ情報を発信中。
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