ペーパーレスで美しい診療環境を実現 北四番丁神田歯科・矯正歯科の画像です。
インタビュー 2025/10/14

ペーパーレスで美しい診療環境を実現 北四番丁神田歯科・矯正歯科

WHITE CROSS編集部
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・歯科技工指示書だけがデジタル化できないという状況からリリース当初より「技工くん」を導入した神田歯科・矯正歯科にインタビュー!

・「技工くん」に対して、今後さらに改善してほしい点や新しく追加してほしい機能とは?

 

はじめに

WHITE CROSSが提供するデジタル歯科技工指示書の決定版である「技工くん」。適切に導入すれば、院内業務・教育の効率化、紙の歯科技工指示書の管理からの解放、歯科技工物から見る経営データ分析などもできるため普及が進んでいる。

今回インタビューを受けてくださったのは、仙台の北四番丁神田歯科・矯正歯科の神田佳明先生、事務長の高山さん、スタッフの鈴木さん。神田歯科は、「技工くん」を最初期からご導入いただいており、その成長を見守っていただいてきた。(以下、神田、高山、鈴木)

インタビューに答えてくださった神田先生、高山さん、鈴木さん

 

ペーパーレスで美しい診療環境を実現

ーー「技工くん」を導入する前に、技工物の発注ややり取りにおいてどのような課題や不便さを感じていましたか?

神田:「技工くん」を導入する前は、とにかく歯科技工指示書が紙であること自体が課題でした。Dental eNoteを使っており口腔内の記録はデジタル化できていたのですが、院内で唯一歯科技工指示書だけが紙で残ってしまっていました

鈴木:患者さんごとに紙の歯科技工指示書を書き、それを歯科技工所に渡す。その際に、控えも必要なので、どうしても紙の束が増えていって、保管場所の確保が大変でした。必要な時に過去の歯科技工指示書を探すのも一苦労でした。

iPadでデジタル歯科技工指示書を作成する鈴木さん


神田:歯科技工所によって歯科技工指示書のフォーマットが違うのも、地味にストレスでしたね。それぞれに合わせる必要があって、作成に時間がかかったり、記入漏れがあったりすることもありました。ペーパーレス化を進めたいという思いが強く、歯科技工指示書だけがデジタル化できないという状況をどうにかしたいとずっと思っていました。

 

 

ーー「技工くん」の導入の決め手についてお聞かせください

神田:最初に「技工くん」の話を聞いたときに、まさに私が求めていたペーパーレス化の解決策だと感じました。紙の歯科技工指示書をなくしたいという要望があったので、これは試す価値があるなと。正直、導入当初は歯科技工所との連携に少し不安もありましたが、完全にシステムを移行する形で導入を進めることにしました。

「技工くん」はさまざまなフォーマットの技工指示書に対応・印刷できるため、歯科技工所を問わず使用できるように作られている


高山:「技工くん」も出たばかりのタイミングでしたので、今とは違いWHITE CROSS側にもノウハウが溜まっていなかった時期だと思います。当院としても事前に特別な準備はせず、使いながら慣れていくというスタンスでしたね。Dental eNoteとの併用で、さらに業務を効率化できたら良いなと期待してのスタートでした。

 

 

ーー導入後に感じた具体的なメリットや改善された業務はありましたか?

鈴木:導入当初は、紙の歯科技工指示書が残っていたり、出し漏れがあったりして混乱しました。そのため、定着までは3ヶ月程度の時間がかかりましたが、今では、「技工くん」なしでは考えられないほど、メリットを感じています。

まず、いちばんはデータの検索性の高さですね。過去の歯科技工指示書をすぐに探し出せるので、患者さんの治療履歴をスムーズに確認できるようになりました。どのデバイスからでも確認できる利便性も大きいです。iPad一台で完結するので、診療室のどこからでもアクセスできて、作業効率が格段に上がりました

徹底したペーパーレス化が推進された紙の少ない美しい診療空間


高山:やはりペーパーレス化が実現できたことが大きいです。紙の歯科技工指示書がなくなり、保管場所も不要になりました。これは本当に快適ですね。歯科技工所ごとの歯科技工指示書フォーマットの統一も、大きな改善点です。テンプレート機能が追加されてからは、新人スタッフの教育も楽になりました。

「セット作成」「カスタムメニュー作成」の機能を使えば、医院内で使われている呼称で歯科技工物のテンプレートを作成することが可能になる


以前は、歯科技工所ごとの歯科技工指示書の書き方を一から教える必要がありましたが、テンプレートを使えばすぐに慣れてもらえますし、記入漏れも減りました。スタッフの負担も軽減され、その分、患者さんへの対応に余裕が生まれたのも嬉しい効果ですね。

神田:発注の効率化はもちろんですが、写真などの添付が容易になったのも便利です。患者さんの口腔内写真をデジタル歯科技工指示書に添付して技工所に送れるので、より正確な情報を伝えることができます。これにより、技工所とのコミュニケーションも円滑になり、トラブルの削減にもつながっていると感じています。正直、それ以前には相当な数のUSBを紛失しておりましたので。

 

 

ーー先生ご自身やスタッフの方々の使い勝手や評価はいかがでしょうか?特に日常業務への影響について教えてください。

神田:私自身は、「技工くん」の導入によって、歯科技工物発注に関するストレスが減りました。紙の歯科技工指示書がなくなって、本当にすっきりしました。必要な情報がすぐに手に入るので、診療中の判断もスムーズになりました。

高山:スタッフも最初は戸惑いがあったようですが、徐々に慣れてくれました。特に、テンプレート機能は「すごく楽になった」と好評です。歯科技工指示書を作成する時間も短縮され、他の業務に時間を割けるようになったと聞いています。以前は、歯科技工指示書を書き間違えたり、紛失したりするリスクも少なからずありましたが、データ化されたことでそういった心配もなくなりました。

鈴木:院内全体としては、「技工くん」の導入によって、業務のデジタル化がさらに加速したと感じています。日常業務がよりスムーズになったと実感しています。

 

 

ーー「技工くん」に対して、今後さらに改善してほしい点や新しく追加してほしい機能はありますか?

神田:「サービスインから2年間で徐々にブラッシュアップされ、現時点で十分に使えるため満足しています。その上で、ここからさらに進化していくことに期待しています。特に、当院で使用しているアポイントソフトとの連携には期待しています。

 

アポイントソフトから患者情報を自動入力できるようになると、入力の手間が省け、入力ミスも減らせるはずです。さらに、アポイントソフトから直接「技工くん」へアクセスできる機能があれば、患者さんのアポイントを確認しながら、その場で歯科技工指示書の作成や確認ができるようになるので、業務フローがよりシームレスになるでしょう。これは、本当に実現してほしい機能の一つです。

日々の診療に向き合われる神田先生


インプラントやナイトガードなど、多様な技工物のカスタム指示書を柔軟に作成できるようになったのはすばらしい進化だと感じています。今後も、ユーザーのニーズに合わせた機能拡充に期待しています。

「技工くん」がさらに進化することで、歯科医療の現場がより効率的になり、患者さんへのより質の高い医療提供に繋がることを願っています。「技工くん」は広がっていくと思います。

 

まとめ

歯科技工所ごとに異なる歯科技工指示書のフォーマット統一やテンプレート機能の追加は、新人スタッフの教育負担を軽減し、業務効率を向上させる具体的な成果を生み出した。さらに、デジタル歯科技工指示書への写真添付の容易さやUSBなどの紛失がなくなることで、技工所とのコミュニケーションを円滑にし、トラブルの削減にも貢献している。

現在、「技工くん」では他社のさまざまなシステムとの連携を進めている。いただいたご要望とご期待に応えられるように、「技工くん」は進化し続けていく。

 

執筆者

WHITE CROSS編集部

WHITE CROSS編集部

臨床経験のある歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士・歯科関連企業出身者などの歯科医療従事者を中心に構成されており、 専門家の目線で多数の記事を執筆している。数多くの取材経験を通して得たネットワークをもとに、 歯科医療界の役に立つ情報を発信中。

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