|
・世界中の歯科関係者が集結する『FDIワールドデンタルコングレス』で一際多くの来場者の注目を集めていたリステリン®ブース。 ・特に盛況だった2つの実験コーナーを中心に、リステリン®ブースの全貌をレポート! |
執筆者:WHITE CROSS編集部
はじめに
2025年9月9〜12日の4日間、世界中の歯科関係者が集結する『FDIワールドデンタルコングレス』が上海で開催された。
活気溢れる会場の中でも、一際多くの来場者の注目を集めていたのが、「Re-evaluate Rinse(洗口を再評価する)」をテーマに掲げたリステリン®ブース。単なる製品展示にとどまらず、最先端のエビデンスを五感で学べる独自のコンテンツが充実していた。
今回は、東京科学大学大学院 口腔保健学講座口腔疾患予防学分野講師の安達奈穂子先生とともに、リステリン®ブースの全貌をレポートする。

多くの歯科医療従事者が集まったリステリン®ブース
また、今回はリステリン®を日本で販売するKenvue社より、新製品で歯科医院専売品として開発されたリステリン®1本(500ml)を先着100医院に無料でプレゼント!
まだ使用したことがない歯科医療従事者の方々は、ぜひこの機会にお試しいただきたい。
ブースの目玉は、実験コーナー「Formulate Your LISTERINE Total Care Zero」
ブースの最大の目玉は、来場者自らが白衣を着用し、リステリン®トータルケア ゼロを調合する「Formulate Your LISTERINE Total Care Zero」と題された実験コーナー。
専門のインストラクターの指導のもと、以下2つの実験が行われた。
① Glo Germ(グロジャーム)デモ
② LISTERINE LABS
① では、プラークを模した特殊な液体とブラックライトを使い、ブラッシングだけでは除去しきれないプラークを可視化。リステリン®による洗口を加えることで、いかに多くの細菌が減少するかを視覚的に示し、補助的ケアの重要性を来場者に印象付けた。

Glo Germ(グロジャーム)デモの様子
② では、参加者がビーカーやピペットを手に、有効成分である4種類のエッセンシャルオイル(EO)や塩化亜鉛などを、正確な手順で調合。各成分がもつ役割や、それらが組み合わさることで、どうバイオフィルムに浸透し、殺菌効果を発揮するのかを、身をもって体験することができた。

LISTERINE LABSでは洗口液づくりを体験
普段患者に何気なく推奨している洗口液が、どのような科学的根拠に基づいて作られているのかーーその処方の秘密を実践的に学ぶことで、製品への理解が深まり、明日からの臨床や患者指導への自信に繋がる、非常に価値のある体験となっていた。多くの参加者が、自身で作ったリステリン®を手に、記念撮影をする姿が印象的だった。

安達先生オリジナルの洗口液が完成!
多彩なデモで科学的根拠を可視化
リステリン®ブースの魅力は、実験コーナーだけではない。 「Re-evaluate Rinse」のテーマに基づき、洗口の重要性を科学的に伝えるためのさまざまなデモンストレーションが用意されていた。
VR体験
最新のVR技術を駆使し、口腔内の細菌の世界に没入できるコンテンツには、多くの来場者が驚きの反応を見せた。細菌が高病原化していく様子や、洗口液によって殺菌される様子がリアルに体感できた。

EO(エッセンシャルオイル)ディスプレイ
リステリン®の殺菌効果の鍵となる4つのエッセンシャルオイル(チモール、l-メントール、ユーカリプトール、サリチル酸メチル)が、それぞれどのような植物から着想を得ているかを展示。100年以上も使い続けられている重要な成分について改めてアピールしていた。

お口の汚れを見てみよう
プラークが可視化される特殊なレンズを体験できるコーナーでは、来場者がレンズを片手に鏡をチェックする姿が多く見られた。

他にも、これらの体験を学術的に裏付ける最新エビデンスについての展示が多数行われ、洗口液の魅力がたっぷりと解説された。

洗口液の効果についての最新エビデンスを展示
また、ブースとは別会場にあるシンポジウム会場では、洗口液に関する「ランチョンシンポジウム」も開催。Maurizio Tonetti教授をはじめとする歯周病治療の世界的権威が登壇し、EFP(欧州歯周病連盟)のS3レベル臨床ガイドラインにおける抗菌性洗口液の役割について最新の知見を共有した。
ブースでの「体験」と、シンポジウムでの「学術」が連動することで、参加者はリステリン®が持つ臨床的価値を深く、そして多角的に理解することができた。

シンポジウムで講演するMaurizio Tonetti教授
【特別インタビュー】東京科学大学・安達奈穂子先生に聞く!リステリン®ブースの臨床的価値
実際にブースを体験された東京科学大学の安達奈穂子先生と、製品開発の視点をもつJNTLコンシューマーヘルス株式会社メディカルアフェアーズ部の水野紗耶香氏に独占インタビュー。今回のFDIでの経験から得られた新たな発見や、日本の歯科医療従事者が今後の臨床にどう活かすべきか、それぞれの立場から感じた臨床へのヒントを伺った。

安達奈穂子先生(左)と水野紗耶香氏(右)
Q.今回のFDIではどのような発見がありましたか?
安達奈穂子先生(以下、安達):そうですね、今回初めてFDIに参加したのですが、まずその規模の大きさと世界中から集まった参加者の熱気に圧倒されました。日本の学会と比べると、企業ブースがとても大きくて!
参加者が自分で体験しながら、最新の技術やエビデンスを学べるコンテンツがすごく充実しているのが印象的でしたね。だからこそ、国籍を問わず誰もが積極的に、そして楽しく学べる場になっているんだなと実感しました。
水野紗耶香氏(以下、水野):安達先生、ご参加いただきありがとうございました。そうなんです、今回の大会はFDIの歴史の中でもっとも大規模な展示会の一つとなっているそうです。全体で約60,000平方メートルの会場スペースとなり、展示会には世界中から700社以上の出展企業が参加しているといいます。そんな大きな大会にお越しいただけて、私たちも大変嬉しく思っています。
Q.FDIワールドデンタルコングレスへの参加を通して感じた、日本の臨床現場で働く歯科医療従事者に伝えたいことは何ですか?
安達:はい。特にシンポジウムで、歯周病治療の大家である先生方が「予防こそがベストバイ(もっとも費用対効果が高い)」だと強調されていたのが非常に印象的でした。専門的な治療を行う先生方だからこそ、その言葉の重みを感じ、私たち歯科衛生士の仕事の重要性を改めて認識させられましたね。
専門分野に関わらず、患者さん一人の健康を守るという広い視野をもつこと、そして最新の情報を積極的に臨床に繋げていく姿勢が大切だと感じます。

Q.日本の歯科衛生士の役割について、改めてどう感じましたか?
安達:今回さまざまな国の歯科医師と話す中で、「まだ自国には歯科衛生士制度がない」という話を多く聞きました。そう考えると、日本は一歩先を進んでいるんですよね。日本はアジアのお手本になれる国だと思うので、ぜひ日本の皆さんには、もっと自信を持って仕事に取り組んでほしいです。
私たち歯科衛生士は、医療面接からリスクアセスメント、治療前後の口腔健康管理、メインテナンスまで、患者さんの生涯にわたって長く関われるポテンシャルのある仕事です。そのためにも、常に情報をアップデートし続け、患者さんが利用しやすい市販品の情報なども含めて、その時々の状態に合わせた最適なケアを提案できる専門家でありたいと思います。
水野:先生のお話、大変感銘を受けました。まさに私たちが製品を通じて歯科医療従事者の皆様をサポートしたいと考えている点そのものです。
先生方が臨床で自信をもって患者さんに提案できるよう、私たちはこれからも科学的エビデンスに基づいた情報提供と、それを実感していただけるような体験の場を創出していきたいと考えています。今回のような機会が、日本のオーラルケア全体の向上に繋がれば何よりです。

***
今回のFDI上海におけるリステリン®ブースは、製品の有効性を科学的かつ体験的に伝えるという、新しい形の展示ブースの可能性を示した。
参加した歯科医療者一人ひとりが、自身の知識と感覚で「洗口を再評価」する貴重な機会となったに違いない。
エッセンシャルオイル(EO)の効果をまだ試したことがない歯科医師や歯科衛生士の方は、ぜひ一度新しく発売された歯科専売品のリステリン®を試していただきたい。
安達奈穂子先生も登壇!「洗口を再評価する」をテーマにした無料セミナーが開催決定!
来る10月28日(火)、今回FDIワールドデンタルコングレスに参加した安達奈穂子先生と、感染管理のスペシャリストである佐野喬祐先生が登壇する『洗口液を活用した科学的アプローチによる臨床のアップデート』の配信が開始される。
本セミナーでは、「洗口液を活用した科学的アプローチ」をテーマに、患者さん・スタッフ双方に安全で、かつ質の高い診療を実現するためのヒントをお届けする。
パート1では、安達奈穂子先生が「患者さんへのオーラルケア指導」を最新情報にアップデート。科学的根拠に基づいた効率的かつ効果的な指導法を解説し、患者さんの予防意識を高めるためのノウハウを提供する。続くパート2では、佐野喬祐先生が「感染対策と臨床効率」にフォーカス。エビデンスに基づく洗口液の活用法を学ぶことで、日々の診療におけるリスクを低減し、よりスムーズな診療ワークフローを構築する方法を習得することが可能となる。最後のパート3では、臨床家 × 研究者 × 製品開発担当者の3名により、明日から臨床で活かせる内容をそれぞれの目線からお伝えする。
日頃の疑問解消やセルフケアとプロケア両面での患者さんアプローチについて深掘りする本セミナーを、この機会にぜひご視聴いただきたい。




