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・軽度口腔乾燥の患者マネジメントにおすすめする、液体タイプの口腔保湿剤の活用方法とは? ・軽度口腔乾燥患者は意外と多い?唾液類似成分が魅力的な製品をご紹介! |
はじめに
歯科医院のメインテナンスに定期的に通院する口腔衛生に対する意識の高い患者。
歯周ポケットは全顎3mm以下、BOP率も10%以下で、歯間清掃用具のデンタルフロスは毎日使用、1日3回のブラッシングも欠かさない。歯科衛生士の方であれば、こんな患者に出会うこともあるのではないだろうか。
そんな患者が、「最近なんとなく口が渇く」「朝起きたとき口の中がネバつく」といった軽度口腔乾燥の症状を訴えたとしたら、皆さんはどう対応するだろうか。
今回は、そんな軽度口腔乾燥の患者マネジメントにおすすめする、唾液類似成分液体タイプの口腔保湿剤の活用方法について、深掘りしていきたい。
軽度口腔乾燥の患者は意外と多い?
まずは、軽度口腔乾燥を見逃さないための、主観的情報や客観的情報から考えてみる。
口腔乾燥の主な訴えとしては、「口が乾く」「舌がヒリヒリする」「ねばねばする」「話しづらい」「乾いた食べ物が食べづらい」「水がないと飲み込みにくい」など多岐に渡ることが多い。また、服用薬の副作用から口腔乾燥が発生する場合や、女性であれば更年期症状によるものも考えられる。
メインテナンス時に歯科衛生士が感じられる所見としては、「頬粘膜へのミラーやバキュームの張り付き」や「いつもより頻回なむせ」などが挙げられる。
このような、口腔乾燥症というほどでもない、上記のような訴えが少しでも当てはまる軽度口腔乾燥状態の患者をマネジメントすることは、患者のメインテナンス時の満足度向上に繋がるだろう。

生活習慣や環境の改善を目指すコミュニケーションが重要
次に、軽度口腔乾燥状態の「唾液分泌量の低下の原因は何か」という原因を深掘りすることも重要である。
以下のような口腔乾燥を悪化させる生活因子について、さりげなく、かつ丁寧に聞き取ることが大切だ。
・一日の水分摂取量無による、無意識の脱水はないか
・服用薬の影響はないか(抗ヒスタミン薬、降圧薬、抗うつ薬など)
・口呼吸の有無はないか(鼻閉や睡眠中の開口)
・喫煙、カフェイン、アルコール習慣はないか
・ストレスや緊張による自律神経的抑制はないか
このように、患者の生活背景を把握した上で、「今すぐできる対策」として初めて口腔保湿剤の提案に至るのだ。
軽度口腔乾燥状態は、検査上は明らかな異常がないことも多い。「唾液の量が少し減っているだけでも、不快感が強く出る方もいらっしゃいますよ」「お口の乾燥に対して、一緒に対策を考えていきましょう」と、病気ではない不快感に共感する姿勢から提案すると、受け入れられやすくなる。
また、「保湿剤を使うだけでも、口の渇きがずいぶん違いますよ」と実感に基づく提案も効果的。「それなら、試しに使ってみようかな?」と患者の行動変容に繋げることができる。
唾液類似成分が重要?液体タイプの口腔保湿剤の成分とは?
そんな、軽度口腔乾燥患者のマネジメントにおすすめしたいのは、「コンクールマウスリンス」。
コンクールマウスリンスは、ここまでかというほどに唾液と類似した成分でできている、液体タイプの口腔保湿剤だ。唾液類似成分だけでなく、殺菌剤には塩化セチルピリジニウム(CPC)、甘味剤にはキシリトールが含有されているのもすすめやすいポイントである。
粘膜トラブルなど、デリケートな口腔状態を想定して、安全性を考慮した結果、できる限り唾液に近しい成分で設計したのが、このマウスリンス。

液体タイプは、ジェルタイプよりも保湿効果は劣る一方で、以下の利点が挙げられる。

そのため、軽度口腔乾燥の患者にとっては、「何かを塗る」「こまめに水を飲む」といった煩わしさを避けながら、日常的に唾液類似成分を取り入れやすい口腔保湿ケアとして有用であると考えられる。
セルフケアにはスプレーに入れて活用するのがおすすめ?
コンクールマウスリンスの効果的な活用方法としては、スプレーボトルへの詰め替えで「リフレッシュ+うるおい補給」の簡単ケアをおすすめしたい。
活用方法は、市販のスプレーボトルに入れて口腔乾燥が気になる瞬間に舌や口腔粘膜に噴射してもらうだけ。スプレーにすることにより、即効性が高く咽頭部分まで唾液由来成分が広がるのがポイントだ。
コンクールマウスリンスは、一日の使用回数に制限はなく、口腔乾燥が気になったときにいつでも使用できるところが、軽度口腔乾燥の患者にぴったりな製品であるといえる。
また、初めからスプレータイプで販売されている製品もあるが、内容量が少なく割高になることが多い。そのため、容量が多いマウスリンスを詰め替えるだけの簡単ケアは、コストパフォーマンスの面でもおすすめできる。

こんな患者に活用してみました!軽度口腔乾燥の40代女性
実際に、軽度口腔乾燥の40代女性に活用した症例がこちら。
患者概要
患者:46歳女性
歯科医院でのメインテナンス歴:15年以上
既往歴:季節性花粉症、乳房部分切除術手術後
生活歴:喫煙なし、機会飲酒
職業:フルタイム(接客業)

軽度口腔乾燥の40代女性、口腔内はきれいに保たれている
口腔衛生への意識が高く、3ヶ月に一度のメインテナンスに来院。美容サプリを日常的に服用し、花粉の時期は抗アレルギー薬も飲んでいるとのこと。自分自身でも更年期によるドライマウスを疑っている。
唾液分泌を測るガムテストの結果は9mm /10分で、軽度口腔乾燥状態であった。
実際に、スプレーボトルに入れてコンクールマウスリンスを使用してみた感想を聞いてみると、以下のコメントをいただいた。
朝起きたとき口の中がネバつくことや、花粉の時期に口が異常に乾くことで悩んでいるのを、何となく担当の歯科衛生士に相談したところ、マウスリンスをすすめてもらいました。使い方としては、スプレーボトルに入れて持ち歩き、気になるときに口の中に噴射するだけ。接客業をしていて、口が渇くたびに水分補給をしていたけれど、口の中がすっきりするだけでなく、うるおい効果が長持ちする感じがして、とても気に入っています。
まとめ
患者自身も歯科医療従事者側も、軽度口腔乾燥の症状について、しばしば見過ごしてはいないだろうか。
実は、口腔乾燥を自覚する年齢は40〜50代でいっきに高くなる。初見としては軽度であるが、自覚症状としては大きく感じている場合もある。
軽度口腔乾燥を放置しておくと、咀嚼や嚥下障害だけでなく、歯周病やう蝕のリスク増大へと繋がる可能性もある。
症状が軽度なうちに、口腔保湿剤を活用して、迅速に対策を講じるのも口腔環境を守るセルフケアの一助になり得る。
生体親和性が高く、唾液類似成分であるコンクールマウスリンスのような自然な使用感の製品は、唾液を補い、口腔環境を守るセルフケアの一助になると考える。
コンクールマウスリンスの詳細はこちらから!
この記事を読んで、こんな患者さんいるかも!と思った方は、軽度口腔乾燥患者さんのマネジメントに、メインテナンスの+αとしていきなり口腔保湿剤を応用するのも効果的でしょう。
「唾液を整えることは、口腔と全身の健康を保つためにも大切」という前向きなメッセージとして、口腔保湿剤をむずかしく考えることなく、患者指導に活用してみてはいかがでしょうか。



