
近年、プラークコントロールの効果促進を目的に、プラークの破壊や殺菌、プラークの再付着防止効果などを持つ洗口液が使用されてきています。
モンダミンHABITPROは殺菌作用、抗炎症作用、出血予防作用を持つ3つの薬用成分を含んだ洗口液で、日常のブラッシングに加え、洗口することで歯周病の予防や治療に効果を発揮します。
今回は、HABITPROの応用により改善した症例を2点紹介します。
CASE1.疼痛と出血によりブラッシング困難なケースへのHABITPROの応用
患者は64歳女性。慢性剥離症歯肉炎により、ブラッシング時の疼痛と出血があり、プラークコントロールが困難なため、近医より紹介されました。
図1 初診時の状態
図1は初診時の状態。下顎右側歯肉の発赤、腫脹と接触痛が顕著で、易出血性を示していました。また、歯肉の剥離性びらんおよび大臼歯部頬粘膜に白色病変を認めました。
治療方針として、軟毛ブラシによるブラッシングに加え、HABITPROによる洗口を行うこととしました。
その結果、1ヶ月後で接触痛が改善、2ヶ月後には易出血性の改善が見られました。
術後3ヶ月では、若干の炎症は残るものの、接触痛・出血ともに改善でき、通常のブラッシングが行えるようになりました(図2)。
図2 3ヶ月後の状態。初診時に認められた症状はほぼ改善している
CASE2.根分岐部病変へのbFGF(リグロス®︎)を用いた、歯周組織再生治療
患者は57歳男性。下顎左側第一大臼歯のClassⅡ根分岐部病変に対し、歯周組織再生医薬品「リグロス®︎(科研製薬株式会社)」を用いて歯周組織再生治療を行ったケースです。
頬側の根分岐部病変部にリグロス®︎を塗布し、フラップを縫合閉鎖しました(図3〜5)。
図3 術中の下顎左側第一大臼歯頬側のClassⅡ根分岐部病変
図4 根分岐部病変にリグロス®︎を塗布
図5 縫合直後の状態
術後のプラークコントロールとして、10日間は創部のブラッシングを禁止し、HABITPROによる洗口を指示しました。
図6に術後10日の抜糸前の状態を示しますが、若干の発赤はあるものの、術後合併症はなく、プラークの停滞も認められません。図6 術後10日の状態
術後6ヶ月では、歯肉退縮もなく治癒状態も良好で、根分岐部病変ClassⅡからClassⅠに改善しています(図7)。
図7 術後6ヶ月の状態
おわりに
昨今、進行した歯周炎に対し、エナメルマトリックスタンパク質やヒト塩基性線維芽細胞増殖因子(bFGF)などの増殖因子を応用した歯周組織再生療法が臨床応用されています。
このような歯周外科手術後における洗口液の使用は、歯ブラシが使用できない術後早期のプラークコントロールに大変有用です。
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