
2019年に中国湖北省武漢市で最初の症例が確認された新型コロナウィルスは、またたく間に中国全土に広がり、2020年を通して全世界に広がった。年を跨いで2021年に入っても、その感染拡大は止まることを知らず、日本においても第2回目の緊急事態宣言が発令中である。
そこにおいて希望も見え始めている。ワクチンである。菅義偉首相は、医療従事者を対象とした接種を2月下旬に開始すると明言しており、ワクチン接種を巡る政府全体の調整を担う河野太郎行政改革担当相は「安全で有効なワクチンを、一人でも多く一日でも早く接種できるよう全力を尽くしたい」と意欲を表明している。
そして1月20日、田村厚生労働大臣は米国製薬大手ファイザーとの間でワクチンが承認されることを前提に、年内に7,200万人分にあたるおよそ1億4,400万回分の供給を受ける契約を正式に結んだと発表した。
近い将来、日本の歯科医療現場においてもワクチン…
そこにおいて希望も見え始めている。ワクチンである。菅義偉首相は、医療従事者を対象とした接種を2月下旬に開始すると明言しており、ワクチン接種を巡る政府全体の調整を担う河野太郎行政改革担当相は「安全で有効なワクチンを、一人でも多く一日でも早く接種できるよう全力を尽くしたい」と意欲を表明している。
そして1月20日、田村厚生労働大臣は米国製薬大手ファイザーとの間でワクチンが承認されることを前提に、年内に7,200万人分にあたるおよそ1億4,400万回分の供給を受ける契約を正式に結んだと発表した。
近い将来、日本の歯科医療現場においてもワクチン…
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執筆者

齋藤 花重
歯科医師・米国歯周病専門医 / 認定医
メリーランド大学 Clinical Associate Professor
岩手医科大学歯学部卒業後、ニューヨーク大学歯学部へ留学。クリニカルリサーチを学んだのち同大学治験センター勤務を経て、米国歯周病専門医課程修了。2012年よりメリーランド大学にて、学部生・専門課程での臨床教育、基礎および臨床研究、臨床などに携わる。2018年AO Osseointegration Foundation およびIDREF(ICOI)リサーチグラント受賞。
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