歯科医院ホームページ活用術!第2回「GoogleMapの口コミ最適対応方法とその実態」 / 樺島 佑介

インターネットの普及に伴い、インターネット上での誹謗中傷という言葉を耳にする機会が多くなりました。

 

姿の見えない匿名という武装のもと、暴力とも呼べる誹謗中傷が、人と自分への不信感・不安感を増長させ、最悪は死に至ってしまうニュースを見ると、私たちの幼かった一昔前のように、公園の裏で取っ組み合いのケンカをして、親たちが謝りあう方がはるかに健康的だったと思ってしまいます。

 

インターネットは、たくさんの情報が飛び交い必要な情報を簡単に手に入られる反面、一度掲載された情報を削除しきることは非常に困難を極めるのも実情です。

 

今回は、最近注目度が増しているGoogleマップの口コミ(レビュー)について、ローカルSEO対策を長年行っている専門家としてお伝えします。

 

 

1. Googleマップの口コミって?

地名と「歯科」などのキーワードで検索をした際に、検索ページの上のほうに、クリニック名と所在地などの情報が表示されるものがGoogleマップです。

そのGoogleマップに表示されたページの詳細を見てみると、下図のように表示されるコメントを、口コミ(レビュー)と呼んでいます。

 

Google Map の口コミ一例

 

この口コミは、情報を探しているユーザーにとって非常に見やすく、医院やお店を選択をする際に参考にするユーザーが急増しています。

 

口コミの投稿は、Googleアカウント(Gmailアカウント)を持っていれば、基本的に誰もが簡単に投稿できるシステムのため、業者に依頼し競合へ作為的に悪い口コミ・誹謗中傷が入るというニュースや相談を多く受けます。

 

以下参照の通り、同様の事はアマゾンでも起きているのが現状です。アマゾンやグーグルで競合店を中傷する口コミ横行(外部サイト)

 

口コミはとても参考になる一方で、被害に合った場合にはたまったものではありません。どうやったら消せるのか?どうしたら良いのかとご相談を多く頂きますので、次にまとめます。

 

2. 保存版!対処法まとめ

① Googleに報告する

第一の選択としては、該当の口コミにある旗のマークから「違反コンテンツを報告」をクリックし、Googleに対して報告をします。

 

 

そうすると、「この口コミの問題点」として選択肢が現れますから、問題点を選択してください。こちらは、誰でも対応をすることが可能です。

 

 

②「消す」のは難しい

ただし問題点として挙げられた上記ポリシーに対して、客観的な証明がない限り、ほとんど消えないのが所感です。何度やっても結果は同じで、弁護士にあらゆる根拠を準備頂き、書面として送りつけるくらいのパワーが必要です。

 

 

③消せない場合、逆に活かす

日頃から、良い口コミも悪い口コミもすべて真摯に「返信対応」をする事をおすすめします。

 

店舗やクリニックからの真摯な姿勢での返信は、ユーザーへの安心や信頼回復につながります。それに加え、特に返信の際は、できればこのキーワードでもっと上位に表示したいと思った場合、返信コメントの中に自然にそのキーワードを盛り込み返信対応を行えると、GoogleMAP上での順位上昇につながります。(中々悪い口コミへのご返信の場合、難しいかもしれませんが)

 

返信をしっかり行うだけでも、GoogleMap上で「積極的にコミュニケーションを取っている」として上位表示へプラスに評価される場合もありますので、ぜひ行ってみてください。

 

例:スタッフ態度が悪いといった口コミを書かれた場合の返信方法

せっかくだから「矯正歯科」というキーワードで上げたい

 ↓

「弊医院の矯正歯科治療にお越し頂きありがとうございました。至らない対応にて不愉快な思いをさせてしまったとお見受け致しました。院長として謝罪致します。申し訳ございませんでした。以後同じような事ないよう、スタッフ対応の改善並びに、矯正歯科治療の改善に尽力致します。」

 

少し無理があるかもしれませんが、上記のような対応で、真摯な対応と合わせて上位表示も狙い、新たな新患獲得に向けた動きに使わせていただくといった思考転換を行ってみるのをお勧めします。

 

 

④良い口コミを増やし埋め立てる

良い口コミのみを増やし、悪い口コミを埋め立てる方法もあります。具体的には、良い口コミだけをGoogleに表示させ、悪い口コミは最初から表示されないような仕組みを作れると良いのです。そのためには、Googleマップにダイレクトに口コミを書いていただくのではなく、独自の口コミ管理ツールを使い、そのツール経由で口コミを記載していただくようなイメージです。

  

弊社もその口コミツールを独自に開発しています。具体的にはLINEのように、店頭や受付に「QRコード」を貼っていただき、そこからアンケートや口コミにご協力いただくものです。そこから良い口コミと悪い口コミを分け、良い口コミのみをGoogleへ反映させるようなシステムです。

患者さんにただ単純に口コミを書いていただく為には、医院オペレーションやそのための努力も必要なため中々集まらないのが現状です。しかしこの方法であれば、短期間で数多くの口コミの増加に成功をしています。

 

3. まとめ

まとめます。

 

・悪い口コミはGoogleに通報は誰でもできるが、ほとんど消えない

・消えないのであれば、逆にプラスに活かす為、全ての口コミへ真摯な返信対応をしつつ、上位表示を行いたいキーワードを自然に盛り込めれば盛り込む

・以後は良い口コミだけで埋め立ていけるよう、医院オペレーションや口コミツールなどを活用し、努力と効率で良い口コミを多く担保する

 

弊社では、Google Map上位表示施策(ローカルSEO・MEO)の中で、記載したような口コミに対しての効果的な施策・対策も行っていますのでお気軽にご相談ください。

 

GMOTECHはその対策も行っています

GMO TECHは、2006年創業事業のSEOコンサルティングサービスを軸に、検索エンジンのアルゴリズム解析・検索経由での集客支援に関して国内有数の高度なナレッジを保有しています。

 

歯科の実績としても1,100以上の歯科医院を担当していますので、歯科医院のSEO/MEO対策は、GMO TECHにお任せください。

 

 

  

 

GMO TECHのコラム一覧

第1回「よくあるSEO/MEO業者の営業手法とその実態」

第2回「GoogleMap(グーグルマップ)の悪い口コミ対処含めた最適対応方法とその実態」

執筆者

樺島 佑介の画像です

樺島 佑介

コンサルタント

GMO TECH株式会社 プロダクトマーケティング本部 コマーシャル営業部 部長

2007年にGMOインターネットに入社後、2010年にはプレイングマネージャーとして、歴代月間最高売上を更新。新たなWebコンサルチームの発足を任されるなど、営業管理職を経て、2017年よりGMO TECHでの営業組織構築に参画。2019年には営業部長に就任。

現在は、MEO・SEO・検索連動型広告など一貫して検索集客をメインに、10年以上、小規模~大規模サイトの集客課題の解決に従事している。

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