禁煙により歯の喪失は減るか? / 蓮池 聡 - WHITE CROSS 歯科医師向け情報サイト

本シリーズは、日常臨床に活かせる良質なシステマティックレビューを、スマホでもサクッと読めるように要点だけをまとめて解説します。
訳&解説は、日本大学歯学部歯科保存学第Ⅲ講座の蓮池聡が務めます。
 
今回取り上げるテーマは?
喫煙は歯周病のリスクファクターの1つであることは広く知られている。
喫煙は歯周炎の病因論においては環境因子とされ、是正可能な修飾因子とされている。ニコチンなどの成分が歯周組織に害を与えることや、喫煙によって歯周組織が虚血状態に陥ることは証明されている。また、喫煙者で重度歯周病患者や喪失歯数が多いことも示されている。
 
しかしながら、リスクファクターとしての是正可能性に関しては十分な検証がなされてきたとは言えない。
「喫煙が歯周病のリスクファクターである」という事実と「禁煙により喪失歯を減らすことができる」という仮説はイコールではない。
「(喫煙の)害」と「(禁…
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蓮池 聡

歯科医師・歯学博士

日本大学歯学部 助教

石川県金沢市生まれ。歯学部在学中に pES club(学生向けEBM勉強会)にてEBMを学ぶ。日本大学歯学部助教として歯周病学の臨床・教育・研究に携わる。
著書『学びなおしEBM GRADEアプローチ時代の臨床論文の読みかた』は多くの学会の診療ガイドライン作成時の参考図書に選定されている。
現在2児のパパ。趣味はプロレス観戦と英会話学習。

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