
早速ですが、先生方が学生時代の頃、「学生対象の学会はないだろうか」「他校の学生と関わる機会はないのだろうか」「学校のプログラム以外に歯学留学はできないのか」と思ったことはないでしょうか。
私は2018年3月に日本歯科学生連盟(Japan Dental Students Association、JDSA)を立ち上げ、現在統括代表を務めさせていただいております。
今回は、その団体の説明および発足の背景について話したいと思います。
日本歯科学生連盟を立ち上げるまで
私は歯学部に入学し、まず他学部と歯学部生との課外活動や学生生活の差に疑問を持つようになりました。
私の大学には歯科学生による文化系の部活がありません。歯学部生の多くは何かしらの部活に所属してはいるものの、運動部が主でした。
他学部には学生団体があるものの、全国から歯科学生だけが集まる場となると、全国歯科学生体育大会(…
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執筆者

高本 侑立子
歯学部生
日本歯科学生連盟 統括代表
九州大学歯学部に入学後、FDI傘下の世界歯科学生連盟(IADS)に参加。世界各国に歯科学生団体があることを知ったことをきっかけで、日本の歯科学生団体(日本歯科学生連盟、JDSA)を立ち上げる。その他、アジア太平洋歯科学生会議などにも参加し、他国の歯科学生と交流をしている。大学では、欠損補綴治療が臼歯部欠損患者の起立運動機能に与える影響や、認知症と口腔の関係について研究しており、2020年にワシントンD.C.にて開催される世界歯科学生連盟のunder graduate枠で発表する予定。
一方で、文部科学省の交付事業である EDGE-NEXT 医学系次世代アントレプレナー育成プログラムに参加し、オーストラリアのシドニーにて現地のビジネススクール生と医療系ビジネスハッカソンを行うなど、ビジネスに関しても意欲的に学んでいる。
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